現在、圧縮ファイル形式の標準として、ZIP ファイル形式が世界中で幅広く利用されています。ZIP ファイルの特長は、ファイルやフォルダを圧縮してアーカイブ化して保存するだけでなく、メインフレームからサーバー、デスクトップまで、クロスプラットフォームで利用可能なので、社内や社外を問わず、データ交換にも利用されています。特に社外のパートナーと ZIP ファイルのやりとりをする際には、パスワード暗号化をした ZIP ファイルを Email に添付して送付するケースが多いかと思います。
Windows XP や Windows Server 2003 では、Windows エクスプローラなどで ZIP ファイルにパスーワードを付ける機能が標準で搭載されていましたが、最新の Windows 10, 8, 7 を含む Windows Vista/Windows Server 2008 以降の OS では、ZIP ファイルの作成機能はありますが、パスワード暗号化機能が削除されました。そのため、Windows XP から Windows 10、8、7 へ移行する際には、パスワード暗号化機能を搭載した圧縮・解凍ツールを導入する必要があります。
ZIP ファイル形式の発案者である PKWARE 社が提供する PKZIP for Windows Desktop は、簡単な操作でパスワード付き ZIP ファイルを作成できるツールです。安価な費用で圧縮・解凍ツールをお探しの方は是非ご検討ください。年間保守を付けることで官公庁/企業ユーザー様向けにもサポート プランを提供しています。
エクスプローラからパスワード付き暗号化 ZIP ファイルの作成
パスワードの暗号化レベルを設定
パスワードの入力
PKZIP では、従来の 96bit Traditional パスワード暗号化機能に加え、AES 256bit など強度なパスワード暗号化機能も提供しております。従来の 96bit Traditional パスワード暗号化機能を使用してパスワード付き ZIP ファイルを作成した場合、その ZIP ファイルは、Windows 10、8、7 に標準で搭載されている ZIP 機能で復号・解凍が可能です。強度なパスワード暗号化機能を使用して作成した ZIP ファイルは、PKZIP/SecurezIP など、その暗号化に対応する ZIP ツールを使用して、復号・解凍する必要があります。
さらに、PKWARE 社では、PKZIP で提供する全機能に加え、PKI (公開鍵) 方式を使用したより強度な暗号化機能を備えた SecureZIP 製品も提供しております。
サーバーやデスクトップ上のデータを自動的に検出します。
カスタムまたは事前定義のポリシーに基づいてデータを分類し、セキュリティとプライバシーを確保します。
エンドポイントやサーバー上のデータ、およびメールで送信されるデータを、ポリシーに従って保護します。
データを自動的に読み取り不可能な形式に変換し、適切なアクセス権を持つ人にのみ復号化を提供します。
テキスト ファイルや画像から、すべてまたは特定の機密情報を永久に削除します。
イベント ログにより、ログが作成された際のタイムスタンプの付与やファイルを暗号化/復号化したユーザー情報などを追跡できます。