PKWARE ソフトウェア開発キット (SDK)
PKWARE ソフトウェア開発キット (SDK) は、パワフルなデータ圧縮およびデータ暗号化機能を Windows アプリケーションに追加するためのツールキットです。これらのキットは使いやすい API を提供するため、アプリケーションが必要とするセキュアで効率的なデータ管理、保存、転送のための機能を簡単にアプリケーションに追加できます。
PKWARE は、世界中で最も広く使用されているファイル フォーマットの一つである .ZIP を使用することで、プラットフォーム間の相互運用を高める機能をアプリケーションに提供します。
信頼ある .ZIP フォーマットをベースとして、SecureZIP® SDK は、AES や 3DES パスワード暗号化または証明書ベースの暗号化を含む暗号化機能と、デジタル署名によるデータ整合性を含む認証機能を提供して、データ セキュリティを実装します。
PKWARE ソフトウェア開発キット (SDK) には、以下の 3 製品があります:
SecureZIP Toolkit
SecureZIP Toolkit は、PKZIP Standard Toolkit に備わるすべての機能に加え、高度な ZIP アーカイブ管理機能および強度なデータ セキュリティ機能を提供するライブラリ製品です。開発者は自己解凍ファイルを作成する機能をアプリケーションに組み込むことも可能です。
SecureZIP Toolkit を使用することで、Microsoft の Crypto API を活用できます。また、 3DES および AES を含む高度なセキュリティ機能により、業界および行政機関で幅広く使用されている標準暗号アルゴリズムを使用してファイルを保護できます。ファイルの暗号化には、パスワード、または X.509 に準拠するデジタル証書 を使用できます。デジタル署名では、ファイルの認証や整合性の確保や Non-Repudiation (非認証) をサポートします。さらに、LDAP 準拠のインターフェースとの統合で、自動的にデータ暗号用に X.509 証明書の配置と取得ができます。
SecureZIP Toolkit には、多くの拡張機能が含まれており、以下のようにアプリケーションにより多くの柔軟性と効率をもたらします:
- ファイル名の暗号化と他のファイルのメタ データの暗号化で、機密情報の漏洩を防ぎます。
- LDAP 準拠のディレクトリとの統合で、暗号化に使うデジタル証明書を自動的に取得および適用できます。
- DOD 5220 標準を使用してファイルを削除し、削除したファイルを回復できないように追加の設定レベルを提供します。
SecureZIP Toolkit の特徴:
- PKZIP Standard Toolkit に備わるすべての圧縮・解凍機能を提供。
- Windows 32 ビットおよび 64 ビット プラットフォーム向けのダイナミック リンク ライブラリを提供。
- 自動的にファイルの解凍ができる自己解凍 (SFX) ファイルを作成可能。
- X.509 デジタル証書を使用する環境で、ファイル作成者認証とデータ整合性をサポート。
- 次の暗号アルゴリズムを提供: AES (128、192、および 256 ビット)、3DES (168 ビット)、SHA-256、SHA-384 および SHA-512。
- 次の復号アルゴリズムを提供:AES (128、 192、および 256 ビット)、3DES (112 および 168 ビット)、 DES (56 ビット)、RC2 (40 ビット、60 ビット、128 ビット)、そして RC4 (40、60、および 128 ビット)。
- C/C++ オブジェクト インターフェースを提供。
- .NET インターフェースを提供。
- .ZIP ファイル形式を定義する業界スタンダードの Application Note に準拠。
- マルチスレッド対応。
- UTF-8 国際文字に対応。
- Wavpack 形式の解凍に対応。
PKZIP Standard Toolkit
PKZIP Standard Toolkit は DCL (Data Compression Library) に備わるすべての機能に加え、ZIP 形式を含む多様なファイル形式の圧縮解凍をサポートするライブラリを提供します。
Standard Toolkit の圧縮機能は、ZIP 形式をはじめ BZIP2、GZIP、TAR、UUENCODE、XXENCODE 形式をサポートします。また、 解凍機能は、これらのファイル形式に加え、CAB、BinHex、ARJ、LZH、そして RAR 形式をサポートします。さらに、Toolkit で作成した ZIP ファイルは、PKZIP を使用して、PKZIP がサポートするどのプラットフォームでも解凍が可能です (Windows、UNIX/Linux、i5/OS または z/OS)。
PKZIP Standard Toolkit の特徴:
- DOD 5220 標準を使用してファイルを削除し、削除したファイルを回復できないように追加の設定レベルを提供。
- DCL ( Data Compression Library) に備わるすべての圧縮・解凍機能を提供。
- Windows 32 ビットおよび 64 ビット プラットフォーム向けのダイナミック リンク ライブラリを提供。
- ZIP、GZIP、TAR、BZIP2、UUENCODE、および XXENCODE 形式へファイルを圧縮可能。
- ZIP、GZIP、TAR、BZIP2、UUENCODE、XXENCODE、CAB、BinHex、ARJ、LZH そして RAR 形式のファイルを解凍可能。
- Wavpack 形式の解凍に対応。
- C/C++ オブジェクト インターフェースを提供。
- .NET インターフェースを提供。
- 業界スタンダードの Application Note に準拠。 Application Note は世界中で使用されている ZIP 形式の定義を記した文書です。詳細はここをご覧ください。
- その他の機能;
- ZIP アーカイブの分割/結合
- ファイルの消去
- Text line translation
- Path storage
- ターゲット フォルダの作成
- 処理状況の通知
- マルチスレッド対応。
- UTF-8 国際文字に対応。
Data Compression Library (データ圧縮ライブラリ)
Data Compression Library (DCL) for Windows は、基本的なデータ圧縮機能をアプリケーションに組み込むためのライブラリ製品です。ZIP ファイル形式への圧縮が必要とされない場合に最適です。DCL の圧縮率は、一般的なデータの場合 50% 以上、ASCII やデータベース ファイルは最大で 90% になります。
PKWARE の DCL アルゴリズムは対象のデータ形式に制限はないため、メモリ、ディスク、シリアル ポートなど、プログラムが直接操作するデバイスからのデータを圧縮/展開することも可能です。Windows 版 DCL は DEFLATE および DEFLATE64 アルゴリズムをサポートしています。
DCL の特徴:
- Windows 32-bit アプリケーション用にスタティック リンク ライブラリ、ダイナミック リンク ライブラリの両方を提供。
- 高度なデータ圧縮アルゴリズムを使用 (DCL IMPLODE、DEFLATE、そして DEFLATE64 を含みます)。
- 最高のパフォーマンスを得られるように、コードを高度に最適化した C インターフェースを提供。
- Dictionary Size を変更できるため、 ソフトウェアによって圧縮スピードを重視するか、圧縮効率を重視するかを調整可能。
- アプリケーションのコールバック関数または圧縮ストリーミング関数を使って、柔軟にライブラリを使用可能。
- データの全一性を確認するため、CRC-32 計算ルーチンを統合。
- マルチスレッド対応。
価格
PKWARE ソフトウェア開発キット (SDK) の価格は、以下の情報を添えてこちらの
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
- ご希望の PKWARE ソフトウェア開発キット (SDK) 製品名
- PKWARE SDK を実行するプラットフォームの OS とプロセッサ (例:Windows/Intelx86)
- PKWARE SDK を使用する製品の名称
- PKWARE SDK の使用目的 (暗号化の要件の有無など)
- PKWARE SDK を使用する開発者数
- PKWARE SDK を含んだ製品の年間配布予定数
(配布先のマシンがサーバーの場合、サーバー台数と
製品をインストールする合計インスタンス数 (物理および仮想 OS の両方) を
デスクトップの場合、デスクトップ数を明記してください。
また、社内配布か社外配布かも明記してください)
- 予定される PKWARE SDK の購入時期
- PKWARE SDK を使用した製品の予定される販売価格
- 氏名
- 会社名
- 住所
- 電話番号