SecureZIP® for Unix/Linux Server の新機能
SecureZIP Server の各メンテナンス リリースには、以下の修正と新機能が含まれます:
Version 14, Maintenance Release 5
- PKCS#11 証明書ストアをサポート - 証明書の鍵をハードウェア セキュリティ モジュール(HSM)またはスマート カードに保存する場合は、PKCS#11 オプションを使用してそれらの鍵に接続します。
- 暗号化と受信者の確認
- View および LogOptions のセキュリティオプション
- Secure FTP (SFTP) の対応
- 最新の RAR 5 フォーマットの追加
- 日付のサポートを拡張 - 特殊な date/time (日付や時間) フォーマットに対応します。
- HSM の相互運用性を向上 - 相互運用性を拡張して、一部の HSM 製品で予期せぬプログラムの終了を引き起こす可能性があるエラーを解決しました。
Version 14, Maintenance Release 4
- Linux 64-bit 向けネイティブ サポートを追加
- 多くのバグの修正
以下の新機能は SecureZIP Server eBusiness Edition 向けです:
- Key Maker の拡張 - 新しい GUI で OpenPGP ファイルの作成と管理が可能。
- McAfee eBusiness Server スクリプトのサポートの強化 - 新しい OpenPGP とレガシーな PGP モードで既存の "ebs" と "pgp" コマンドの変更をサポート。
Version 14, Maintenance Release 3
- SecureZIP Server eBusiness Edition - 本新製品では、OpenPGP キーと X.509 証明書に関する追加の機能を提供します (OpenPGP キーの生成と署名、X.509 証明書を OpenPGP キーへ変換、および OpenPGP キーを X.509 証明書へ変換)。
- グループの受信者を調整 - 受信者のグループを作成および設定して (受信者が OpenPGP または X.509 を使用して受信者自信を識別)、グループへの暗号化ファイルの送信を簡素化。
Version 14, Maintenance Release 2
- シングル ファイルの OpenPGP アーカイブ - 一つのファイルのみを含む OpenPGP アーカイブ ファイルを作成する場合、SecureZIP では、TAR フォーマット ファイルにファイルをラップせずに *.pgp ファイルを作成します。
- OpenPGP のキーリング ファイルの指定 - OpenPGP ファイルの作成または解凍時に、コマンドラインでカスタム キーリングの場所を指定できます。
Version 14
- OpenPGP ファイルの作成と解凍 - X.509 ではなく OpenPGP スタンダードをベースとした暗号化ツールを使用する企業/団体もあります。SecureZIP では、OpenPGP スタンダード、RFC に準拠したファイルを解凍および復号できます。SecureZIP ではまた、OpenPGP 準拠のファイルを作成および署名もできます。また OpenPGP キーを使用して ZIP アーカイブ内のデータを暗号および復号化ができます。
- ハッシュ値と CRC チェックサムの表示 - messagedigest コマンドを使用して、ファイルのハッシュ値 ("message digest" とも呼ぶ) と CRC チェックサムを表示できます。この機能で ONC Meaningful Use の要件を満たすことができます。
- 署名付きアーカイブのデジタル タイム スタンプ - 誰のファイルかまたはファイル セットか確認するだけでなく、いつ作成されたか確認が必要な場合、デジタル タイム スタンプ機能は、重要なサービスとなります。SecureZIP では、デジタル タイム スタンプ機能をサポートし、署名付きアーカイブにタイム スタンプを追加することができます。SecureZIP ではまた、既存のタイム スタンプを確認することもできます。
- Ubuntu Linux のインストーラ - SecureZIP Server は、Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server での動作に加え、Ubuntu Linux での動作をサポートしました。
- 7-Zip ファイルと CD/DVD Data Image ファイルの解凍 - SecureZIP では、7-Zip ファイル、CD と DVD データ イメージに関連付けられた標準的な三つのファイル タイプ、CDR、ISO および IMG の解凍が可能です。
Version 12, Maintenance Release 5
- ZIP アーカイブ内から WavPack ファイルを解凍 -
本アルゴリズムで、圧縮したオーディオ ファイルを開くことができます。
- IBM z/OS で Hardware Compression Tool (ハードウェア圧縮ツール) を使用して作成したアーカイブのファイルを解凍 -
PKZIP Server では、特別なハードウェアなしで、これらのファイルを解凍可能です。
- FIPS モードの変更 -
FIPS モードを選択した場合、SHA-256 アルゴリズム (またはそれ以上) でファイルを署名します。 また、112-bit (two-key) 3DES で暗号化したファイルを解凍しません。これらのアルゴリズムは、FIPS モード以外では、利用可能です。
Version 12, Maintenance Release 4
- .zipx 拡張子のファイルの開く/解凍をフル サポート -
PKZIP Server は、*.zipx 拡張子の ZIP アーカイブをサポートします。
Version 12
- Version コマンドのアップデート - version コマンドに新しい product
サブオプションが追加され、program のメジャー、マイナーおよびステップ バージョン番号を表示し、
product のメジャー、マイナー バージョン番号とビルド番号を表示します。
- .Z アーカイブの解凍 - SecureZIP Server では、.Z アーカイブの解凍が可能となりました。
- 解凍パスの substitution オプション - extract で subsitution オプションを
使用して、複数のアーカイブをそれぞれそのディレクトリに解凍ができます。
- LZMA と PPMd 圧縮 - 新しい lzma
と ppmd オプションが追加され、LZMA と PPMd 圧縮方式をサポートしました。
- アーカイブ ファイルにユーザー (UID) および (または) グループ (GID) を指定するオプション - 新しい owner オプションで、アーカイブへファイルを追加する際に、UID および (または) GID を設定可能です。ユーザー ユーザーは、ファイルを解凍時に同様にこのオプションを使用できます。
- アプリケーション統合をサポートするオプション - 新しい stream と rename オプションで、名前付きパイプと UNIX ソケットなど STDIN や特殊なファイルからアーカイブへデータのストリームが可能です。解凍時には、データを STDOUT や特殊なファイルへストリームが可能です。
- ZDW 解凍のサポート - translate オプションは、新しい EBCDIC
line-ending translation のサブオプションを備え、可変長レコードを保存するために SecureZIP for z/OS の Zip Descriptor Word
(ZDW) オプションを使用して、圧縮したメインフレーム データの解凍をサポートします。
- FIPS 140 互換の SFX エンジン - FIPS モードで作成した SFX (self-extracting) アーカイブは、そのファイルを解凍する際に、そのファイルが FIPS SFX であることを認識し、FIPS-mode で動作します。
- Path パフォーマンスの向上 - directories オプションでは、version 8.4 以前のリリースよりも高速で、一貫性のある方法で、ファイル名のパターン マッチングを行います。path コンポーネントを含む指定したファイルを処理する際に、SecureZIP は、パターン マッチする指定したフォルダ内のみを検索します。versions 8.4 - 8.7 では、カレント フォルダのすでべのサブフォルダの指定したファイルの最後まで検索します。8.4-style の検索を実行するには、アスタリスク "*" を指定したファイルの前に置いてください。
Version 8 Maintenance Release 7
- FIPS mode オプション - 新しい fipsmode
オプションで、SecureZIP は、FIPS-validated アルゴリズムのみを使用して、ファイル、email メッセージ、および email の添付ファイルを暗号/復号します。FIPS とは、Federal Information Processing Standards の略で、米国連邦機関の情報処理の標準です。
Version 8 Maintenance Release 6
- 国際文字を含むファイル名とコメントの対応 - 新しい utf8 オプションを使用して、互換 non-UTF-8 ロケールでアーカイブのコンテンツを参照または解凍する際に、UTF-8 の文字を含むファイル名とコメントを正常に表示することができます。
Version 8 Maintenance Release 5
- ストリーミング アーカイブの作成/解凍 - add コマンドで、名前つきパイプや (UNIX) ドメイン ソケットなどの特殊なファイルに書き込みが可能。同様に、extract、test、および view コマンドで、これらの同じソースと STDIN からアーカイブを読み込むことが可能
- 信頼できる解凍 - 新しい verifySigner オプションは、このオプションで指定した証明書を使用して署名したアーカイブのみを解凍するように PKZIP を制限。このオプションで、実際の通信相手が異なる証明書を使用して作成した有効な署名による改竄を保護
- アーカイブ名にタイムスタンプの組み込み - 新しい substitution オプションは、add
コマンドと使用し、アーカイブ名にタイムスタンプを組み込み可能。日、月、年などのトークンを使用してタイムスタンプを構成。コマンドラインを実行した際の値で、トークンを置換
- Wipe オプションを shred に変更 -
削除したファイルを安全に上書きするための wipe オプションを shred に名前を変更し、三回ファイルを上書きする新しい dod5220
サブ オプションを追加
- 特殊ファイルでのアーカイブ処理用にタイムアウトを設定 (UNIX) - 新しい timeout オプションで、名前つきパイプ、ソケットまたはブロック デバイスなどで送信または受信準備をしている他のプロセスのために、PKZIP が待機する秒数を設定
Version 8 Maintenance Release 4
- STDOUT へのアーカイブの作成 - add コマンドで、ファイルではなく、
STDOUT へアーカイブの出力が可能
- add する際に行末を変換 - translate
オプションを使用して、アーカイブへ追加または転換する際に、
各プラットフォーム用に行末を変換
- 複数、個別のアーカイブを作成 - 新しい archiveeach
オプションを使用して、シングル コマンド ラインで、指定した複数の各ファイルに対して、
それぞれ個別にアーカイブを作成
- newer および older の動作を変更 -
これらのオプションをは、日付の time unit を使用する際に、v6.0 と同様の動作します:
現在時刻からではなく、現在日付の始め (夜中) からのインターバル (例、5 日間) を計算
- root で起動して、ライセンス キーを入力 - 各ユーザーの home
ディレクトリでライセンスを読み込むのをなくし、root 権限を持つスーパーユーザーのみが、
enterlicensekey コマンドを起動可能
- ワイルドカード文字列の処理 - ワイルドカード文字列を含む
ファイル名の処理が可能
- silent オプションの設定の動作を変更 -
silent オプションの設定では、インタラクティブな確認メッセージの表示をなくし、
スクリプトで、より簡単に silent の設定が可能
- configuration コマンド用に新たに silent サブオプションを追加 -
configuration コマンドに silent サブオプションを追加し、
このコマンドを使用する際に、デフォルトで設定情報の一覧を表示するのを抑止
Version 8 Maintenance Release 3
- 新たな crl オプションの追加 - 証明書が、
アクセス可能な無効となった証明書の一覧にある場合には、警告を表示
- PKCertTool の強化 - UNIX/Linux システムで、証明書ストアを設定する
PKCertTool ユーティリティに、export および view
コマンドを追加。その他のコマンドには、取り消しとなった証明書リスト用に、
新たなオプションを追加
- TAR ファイルの処理 - TAR ファイルの処理で発生する問題を修正
Version 8 Maintenance Release 1
- 不具合の修正:
- PKZIP で、暗号化したファイル名を含むアーカイブを解凍する際に発生する問題を修正
- 言語文字列の表示の問題で、不正なメッセージやクラッシュが発生する問題を修正
- PKZIP が、-add コマンドと一緒に -preview オプションを使用する際に、
アーカイブを作成する問題を修正
- ターゲット プラットフォームでサポートされているセグメントよりも小さいセグメントの
自己解凍 (SFX) アーカイブを作成できた問題を修正
Version 8
- SNMP トラップ - 新しい snmpTrapHost オプションを使用して、
SNMP トラップを受信する SNMP ホストの指定が可能。PKZIP は、トラップを送信して、
アプリケーションの起動、終了、エラーおよび警告状況、または通常動作の結果をレポートが可能
- Set 実行優先順位 - 新しい priority オプションで、
PKZIP に関連する他のアプリケーションを実行する優先順位の変更が可能
- Date/time 表示のフォーマット - 新しいサブオプションで、
locale オプションをより簡単に設定および使用が可能
- 証明書ストア機能 - UNIX/Linux で無料で提供されるユーティリティ プログラム PKCertTool を使用して、PKZIP Server で使用するデジタル証明書のストアを設定。 このプログラムを使用して、証明書ストア データベースの作成、メンテナンスおよび証明書をストアへコピー
- FTP 統合 - 新しい ftp オプションで、
FTP 経由で、新しいまたは既存のアーカイブを他のシステムに転送が可能
(オプションの Enhanced Data Processing Module が必要)
- E-mail 統合 - 新しい mail…
オプションで、email 経由で、新しいまたは既存のアーカイブを他の人に転送が可能
(オプションの Enhanced Data Processing Module が必要)
- self-extracting (自己解凍) ZIP ファイル用の新たなオプション -
新たなオプション —SFXDestination、SFXDirectories、SFXOverwrite および SFXUIType— で、
self-extracting (SFX) ZIP ファイルの作成する際に、より多くのタイプと動作の制御が可能
(オプションの Enhanced Data Processing Module が必要)
- アンチウィルス統合 - 新たな avscan と
avargs オプションで、外部のアンチウィルス プログラムを起動し、
ファイルを解凍する際に、解凍先フォルダーおよびサブ フォルダーで、ウィルス スキャンが可能
- Syslog 統合 - 新たな ErrorLog、
JobID、Log および LogOptions オプションで、
STDOUT、STDERR、 対象のプラットフォームのネイティブなロギング機能 (syslog)、
またはファイルへ、警告、エラーおよび通常動作のレコードのログが可能
- ファイル名の暗号化 - 新たな cd オプションを使用して、
アーカイブのファイル名の暗号化が可能。このオプションで、アーカイブの主要なディレクトリを強度に暗号化し、
そのファイル名とアーカイブに関する他のすべての仮想メタデータを保存
- 代替設定ファイル - 新たな altconfig オプションで、
特別な目的の代替設定ファイルの使用が可能。コマンドラインでファイルを指定して、
現在のコマンドの特別なデフォルトのコマンドまたはオプション設定をテンポラリに割り当てが可能
- Movearchive オプション - 新たな movearchive オプションで、
異なるタイプへアーカイブをエンコードする際に、生成される不要な中間アーカイブを削除 —
例えば、TAR アーカイブを GZIP アーカイブへ — または FTP 経由でアーカイブを転送