インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) を使用して、高度に最適化された画像処理、信号処理、セキュリティー、ストレージ・アプリケーションを作成できます。
この高度なツールは、最新の命令セットを活用してインテル® プロセッサーの能力を引き出す、最適化された低水準 API を提供します。これらの最適化は、多くの計算ドメイン (特に信号処理、画像処理、データ処理) を高速化します。
クロス OS のサポートおよび最良の最適化パスを選択する内部ディスパッチャーにより、複数の世代のプロセッサーで機能する移植性に優れたコードを素早く作成することができます。
詳細・新機能 技術情報インテル社によって提供されるインテル® IPP は、すぐに使用でき、ロイヤリティー・フリーなため、開発者は、アプリケーションの新しい機能の開発に時間を割くことができ、通常の開発、デバッグ、メンテナンス時間を短縮できます。
また、作成したコードを、将来の世代のインテル® プロセッサーで最適に実行できるようにすることも重要です。
インテル® IPP は、デジタル・メディア、エンタープライズ・データ、組込み、通信、科学技術、技術、およびセキュリティー・アプリケーションの開発など、頻繁に使用される基本的なアルゴリズムをカバーする数千の最適化機能を提供します。 このライブラリーには、2500 の画像処理、1300 の信号処理、500 のコンピューター・ビジョン、および 300 の暗号化プリミティブが含まれています。
インテル® IPP は単体で販売されておりません。以下製品に同梱されます。
主に以下の変更・機能が追加されました。
詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。
※ インテル® ソフトウェア開発ツール 2025 のリリースにより、インテル® IPP Cryptography の製品名称はインテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリーに変更となりました。インテル® IPP 2022.0 におけるインテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリーのリリースバージョンは 2025.0 です。
インテル® IPP は、インテル® ストリーミング SIMD 拡張 (インテル® SSE)、インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション (インテル® AVX)、インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 2 (インテル® AVX2) 命令セットを使用して、コンパイラー単独で開発を行うよりも、より高度な最適化ができるようになります。
インテルでは、ランタイム・ライブラリーの再配布権込みの関数群の開発を行っているため、開発者はアプリケーションの新しい機能の開発に時間を取れるだけでなく、長い目で見れば開発、デバッグ、そして保守の時間を節約でき、現在開発したコードを、将来の世代のインテル® プロセッサーでも動作させることができます。
インテル® IPP は、デジタルメディア、エンタープライズ・データ、組込み、通信およびや科学/技術系アプリケーションにおいてよく利用される基本アルゴリズムを網羅する、数千もの最適化済み関数を提供しています。
一度コードを記述するだけで将来の利用も可能にします。単純に最新のインテル® IPP と再リンクすることで、将来のプロセッサーと命令セットによるパフォーマンス向上が期待できます。この将来性は、アプリケーション開発の時間とコストを削減します。
アプリケーションとともに再配布するランタイム・ライブラリーの数に制限はありません。そのため、長期に渡りコストを削減できます。
インテル® IPP は、インテル® アーキテクチャーの改善と新たなインテル® プロセッサー固有の最適化による恩恵を受け、パフォーマンス向上を実現します。
プロセッサー |
下記のインテル® プロセッサーをサポートします。
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オペレーティング・システム |
複数オペレーティング・システム上で同じ API を使用してアプリケーションを開発できます。 Linux*
Windows*
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開発ツールと環境 |
Linux*
Windows*
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2024年11月6日、インテル社よりリリースが発表されたインテル® IPP 2022 が同梱されたインテル® ソフトウェア開発ツールの最新バージョン 2025 に対応する有償サポートサービスの提供を開始します。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。また、必要に応じて数世代前までの旧バージョンをダウンロードしてご利用いただけます。
2020年 12月 9日、インテル® IPP 2021 が同梱されるインテル® oneAPI 2021 の販売を開始しました。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2020 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
2019年 12月 18日、インテル® IPP 2020 が同梱されるインテル® Parallel Studio XE 2020 の販売を開始しました。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2021 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
2018年 9月 13日、インテル® IPP 2019 が同梱されるインテル® Parallel Studio XE 2019 の販売を開始しました。
過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2019 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。
インテル社の方針により、2014年 8月 26日 (火) を以って、インテル® IPP 単体製品の新規ライセンスの販売を終息しました。
インテル
® IPP の SSR および、本製品を含むバンドル製品の新規ライセンス、SSR は継続して販売いたします。
インテル® IPP は、画像処理、信号処理、データ圧縮、暗号化アプリケーション向けの、高品質で、プロダクション環境に対応した、低レベルのビルディング・ブロックを開発者に提供します。インテル® IPP は、さまざまなインテル® アーキテクチャー (インテル® Quark™ プロセッサー、インテル® Atom™ プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー) 向けに高度に最適化された、広範なソフトウェア関数を 1 つにまとめたものです。これらの、すぐに使える、ロイヤルティー・フリーの API は、アプリケーションをチューニングして指定されたプラットフォームで最良のパフォーマンスを得るため、ソフトウェア開発者、インテグレーター、ソリューション・プロバイダーによって使用されます。
最も一般的に使用されている画像、信号、データ (暗号化/圧縮/展開) 関数を手動で記述する時間/労力を費やしたくないソフトウェア/アプリケーション開発者向けです。インテル® IPP を使用することにより、自動的にパフォーマンスを向上できます。
インテル® IPP は、 インテル® Parallel Studio XE および インテル® System Studio の一部として提供されています。インテル® IPP は、インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、インテル® Atom™ プロセッサー、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーを含む (ただし、これらに限定されない)、さまざまなプロセッサーをサポートします。
はい。インテル® IPP 暗号化アドオンはインテル® IPP 製品の一部ですが、米国輸出規制に従うため、別々に提供されています。インテル® IPP の登録ユーザーはインテル® IPP 暗号化アドオンをダウンロードできます。詳細は、「 暗号化アドオンのダウンロード (英語)」セクションを参照してください。
インテル® IPP 暗号化アドオンはインテル® IPP 製品の一部ですが、米国輸出規制に従うため、別々に提供されています。インテル® IPP の登録ユーザーはアドオンをダウンロードできます。詳細は、「 暗号化アドオンのダウンロード (英語)」セクションを参照してください。
新機能の詳細は、インテル® IPP のこちらの「 製品機能情報」を参照してください。
インテル® IPP を利用すると、現在および将来のプロセッサーのパフォーマンスを引き出すことができます。各命令セットは新しい実装レイヤーが追加されると更新されます。以前の実装は以前と同様に動作しますが、新しいハードウェア機能の利点が得られる関数は、新しいアーキテクチャーが公開される前に更新され有効になります。インテル® IPP を利用すると、新しいハードウェアで提供される新しいパフォーマンスを引き出すことができます。追加の最適化を行うために開発サイクルを中断することなく、新しいプロセッサーの機能を直ちに利用することができます。ほとんどの場合、パフォーマンスは自動的に向上されますが、場合によっては再コンパイルが必要です。
メイン製品はプリミティブ (開発者がハードウェア別に固有のバージョンを作成することなくハードウェアの機能を利用できる最適化された関数) です。 インテル® IPP の例は、インテル ® IPP のメイン製品およびプレビューの機能の利用方法を説明するためのものです。これらの例は、メインパッケージおよびプレビューとともにインストールされます。簡単な例はドキュメントに含まれています。例は、サンプルとは異なり、個別のダウンロード・パッケージで提供するほど大きくありません。 サンプルは、インテル ® IPP の以前のバージョン向けに作成されたものです。これらは例に似ていますが、大きすぎるため継続的な保守が行われず、過去のものとなっています。詳細は、「 インテル® IPP のコード例とサンプル (英語) 」を参照してください。
一部のインテル® IPP ドメインおよび関数はインテル® IPP 9.0 で非推奨になりました。これらの機能は最新のアーキテクチャー向けに最適化されていないため (最新の最適化はインテル ® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 2 向け)、新しく見つかったパフォーマンスや安定性の問題を修正する予定はありません。非推奨の関数についての詳細は、 こちら (英語) を参照してください。再配布、ロイヤルティー、ライセンス条項など、その他のライセンス関連の質問は、 ライセンス FAQ (英語) ページを参照してください。
インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル
® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。
最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。