インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー向け FPGA サポートパッケージ

再構成可能なハードウェアを使用して、データ中心のワークロードを高速化します。

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FPGA でデータ中心のワークロードを加速する

統一されたクロスアーキテクチャー・プログラミング・モデル oneAPI

FPGA とは、Field Programmable Gate Array の頭字語であり、出荷後であっても構成を設定できる集積回路です。

FPGA は、さまざまな機能に合わせて再プログラム可能な回路により、驚くべき柔軟性とコスト効率を実現します。インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー向け FPGA サポートパッケージは、このような再構成可能な FPGA デバイスのプログラミングに特化したコンポーネントです。

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インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー向け FPGA サポートパッケージを使用する利点

  • FPGA のワークロードを簡単に高速化できます。
  • FPGA の開発期間を数週間単位で短縮します。
  • 豊富な DPC++ 言語サポート (SYCL* と Modern C++) により、複雑なハードウェア・デザインを実装することができます。
  • 迅速な反復開発ワークフローで洗練されたデザインを実現します。
  • インテル® VTune™ プロファイラーとの併用でデザインのパフォーマンスをグラフィカルに分析します。
  • 同梱されているライセンスフリーのインテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションを使用することで、レジスター転送レベル (RTL) ビットストリームを生成します。

スイート製品に同梱

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー向け FPGA サポートパッケージは単体で販売されておりません。以下製品に同梱されます。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット

1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

DPC++/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

バージョン 2025 新機能

主に以下の変更と機能が追加されました。
詳細は、インテル社公開の情報 (英語) を参照ください。

  • インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション 21.2 ~ 21.4 のサポート提供終了
  • 以下の OS に対するサポートの追加
    • インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・スタンダード・エディション 23.1
    • インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション 22.3、22.4、23.1、23.2、23.3、23.4、24.1、24.2
    • Windows* 10 および 11
    • Ubuntu* 22.04
    • RHEL* 8.6、9、9.1
    • SUSE* 15 SP5

新しい開発フローで FPGA をターゲットに

oneAPI のプログラミング言語であるデータ並列 C++ により、OpenCL* コードで必要とされていた定型コードが不要になりました。この言語により、統一されたシングルソースのプログラミング・モデルと使い慣れたプログラミング言語である C++ で FPGA をターゲットにすることができます。

将来を見据えた設計を行う

FPGA は、新しく進化する規格や要件に素早く適応することができます。仕様が変更されても、FPGA アドオンを含むインテル® oneAPI ベース・ツールキット製品を使用すれば、アルゴリズムを更新して、空間アーキテクチャーを素早く再構成できます。

I/O の柔軟性でアプリケーションを差別化

FPGA には高速 I/O ピンが搭載されているため、アプリケーションが使用するデータソースの種類に柔軟性があります。これにより FPGA は、CPU リソースを消費することなく、決定論的レイテンシーでインライン・アクセラレーションやデータ処理を実行できます。

ターゲット・プラットフォーム向けにアプリケーションを構築

IDE から直接、カスタム・プラットフォームやボード・サポート・パッケージ (BSP) 上で動作するようにアプリケーションを簡単に変更できます。

ハードウェア

CPU
  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・ プロセッサー・ファミリー
アクセラレーター
RAM
  • CPU および GPU 開発: 16GB
  • インテル® FPGA 開発: 64GB

注: インテル® Quartus® Prime の各バージョンでサポートされるオペレーティング・システムの種類は、Altera® FPGA プロ・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) と、Altera® FPGA スタンダード・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) に関するページをご参照ください。


注: インテル® FPGA 開発では、デザインの処理に推奨される物理 RAM と同等の仮想メモリーをもつシステムを構成することを推奨します。


ソフトウェア


注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。


Linux*

CPU ホスト/ターゲット
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4、SP5、SP6
  • Ubuntu* 22.04、24.04
  • Rocky Linux 9
  • WSL2 (Ubuntu* 22.04)
  • WSL2 (SLES* 15 SP5)
  • Fedora* 38、39、40
  • Debian 12
インテルの統合グラフィックス (GPU)
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.8、8.10、9.2、9.4
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4、SP5、SP6
  • Ubuntu* 22.04、24.04
  • Linux⋆ カーネル 4.11 またはそれ以降
FPGA
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.6、9.0、9.1
  • Ubuntu* 22.04 LTS
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4

注: FPGA では、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのバージョンに対応する Quartus® Prime OS がこれらの要件と異なる場合があります。詳細は、Altera® FPGA プロ・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) と、Altera® FPGA スタンダード・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) に関するページをご参照ください。

GPU ドライバー
  • レベルゼロと OpenCL* のグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
    • Linux* オペレーティングシステム用の汎用 GPU (GPGPU) ドライバーは、ご利用中のデバイスに適したインストール・ガイド (英語) の手順に沿ってインストールしてください。
    • バージョン 2025.0 で推奨されるドライバーのバージョン:LTS ドライバー agama-ci-devel-803.103 (LTS_803.103_20240925)、ローリング・ドライバー agama-ci-devel-992.26 (英語)
    • バージョン 2024.2 で推奨されるドライバーのバージョン:LTS ドライバー 2350.63 (英語)、ローリング・ドライバー 20240607 (英語)
開発ツール
  • コンパイラーが構築されている分散ライブラリーの最小サポートバージョン:GCC 7.5.0、BINUTILS 2.30、GLIBC 2.28、G++ 7.5.0。使用されている GNU gcc の最新バージョンに同等の g++ パッケージがインストールされていない場合、エラーが発生します。詳細は、こちらの記事 (英語) をご参照ください。
  • Eclipse* 開発: Eclipse 4.32
  • GPU 開発:
    • Linux* オペレーティングシステム用の汎用 GPU ドライバーで最新のインテル® GPU ドライバーを入手できます。
  • インテル® FPGA 開発 (英語):
  • インテル® oneAPI DPC++ ライブラリーによる開発:
    • レンジベースの API を使用する場合、GCC 8.1 以降、または Clang 7 以降に含まれる C++17 と C++ 標準ライブラリーが必要です。
  • RHEL でリンク時の最適化 (LTO) を使用すると、リンクエラーが発生する既知の問題があります。この問題を解決するには、次の最小バージョンの binutils がインストールされていることを確認してください。
    • RHEL 8: binutils 2.30-82.el8
  • OpenMP* 開発
    • libffi.so.6 (Ubuntu* 18.04 のデフォルトバージョン)。新しいバージョンの OS を使用する場合、libffi.so.6 をインストールする必要があります。

Windows*

CPU ホスト/ターゲット
  • Windows* Pro & Enterprise 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019、2022
GPU
  • Windows* Pro & Enterprise 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019、2022
FPGA
  • Windows* 10、11 (64 ビット)
  • Microsoft Windows Server* 2019

注: FPGA でハードウェア・コンパイルを行う場合、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションおよび BSP を別途入手する必要があります。詳細につきましては、インテル® FPGA 開発手順 (英語) に関するページをご参照ください。


注: FPGA では、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのバージョンに対応する Quartus® Prime OS がこれらの要件と異なる場合があります。詳細は、Altera® FPGA プロ・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) と、Altera® FPGA スタンダード・エディション・ソフトウェアのバージョンに対応する OS サポート (英語) に関するページをご参照ください。

GPU ドライバー
開発ツール

インテル® oneAPI 2023.1 は、Windows* および Linux* で動作テストが行われました。

Windows* 向けインテル® グラフィックス・ドライバー

ご利用中のデバイスに適したリンクの手順に沿って、ドライバーをインストールしてください。

Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー

インテルの GPU につきましては、こちらの記事 (英語) からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。


その他の開発ツール

Visual Studio* Code (VS Code) 拡張

VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションの作成、デバッグ、プロファイルを行う開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® ソフトウェア開発ツールの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code Marketplace (英語) では、次の VS Code 拡張が提供されています。

  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けサンプルブラウザー
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け環境コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け解析コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け GDB GPU サポート
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けインテル® DevCloud コネクター

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Codeplay プラグイン