インテル® Fortran コンパイラー

インテル® アーキテクチャー向けに設計された最適化されたコードを使用して、将来に向けてスケーラブルなアプリケーションの構築を支援するコンパイラーです。

詳細はこちら ダウンロードはこちら
関連情報
[お知らせ一覧]

信頼性の高いアプリケーション・パフォーマンスの歴史を誇るインテル® Fortran コンパイラー

ハイパフォーマンス・コンピューティングに最適化されたインテル oneAPI ベース & HPC ツールキット

インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーおよびインテル® Core™ プロセッサーの組み込みテクノロジーを活用し、業界標準をサポートする最適化されたコードを生成してきた長い歴史に基づいて構築されています。インテルの進化する多様なアーキテクチャーとの整合性を保ちながら、CPU だけでなく GPU もサポートします。

詳細・新機能 技術情報

コンパイラーを利用する

インテル ® Fortran コンパイラーは、さまざまな最適化向けコンポーネントを含むスイート製品にて提供されています。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

DPC++/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス

Fortran コンパイラーと対応ライブラリーにより、Fortran のソースコードを現代化し、CPU およびアクセラレーターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

バージョン 2025 新機能

主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。

  • 新しい F2023 標準の機能は、クリーンな出力のための AT 編集記述子、SPLIT および TOKENIZE 関数による文字列解析の強化、アップグレードされた IEEE_ARITHMETIC 機能による数値精度の向上など、コーディングの効率とアプリケーション・パフォーマンスを最適化するように設計されています。
  • 新しい IF 節による条件付き TEAMS 構文実行、DEVICE_TYPE 節による柔軟な TARGET 構文、OpenMP* 5.1 アップデートによるデバイスターゲットとタスク・アフィニティー制御の強化など、OpenMP* 6.0 の機能強化により、Fortran アプリケーションの並列処理機能を最大限に活用できます。これらはすべて、開発者がハイパフォーマンス・コンピューティング環境で優れた制御と効率を得られるように設計されています。
  • Co-Array の配列サポートの機能強化と Co-Array のコンポーネントを使用して割付け配列を作成する機能により、高度な並列処理を実現し、開発者に高度な Co-Array プログラミングのための動的でハイパフォーマンスなデータ構造を提供します。
  • 強化された「standard-semantics」オプションにより、アプリケーションの標準への準拠を正確に制御します。このオプションは、「stand」オプションを使用して定義した準拠レベルと一致するようになりました。または、追加の構成なしで一貫性と予測可能なコーディングのため、信頼性の高い Fortran 2018 標準にデフォルトで設定されます。
  • Fortran デベロッパー・ガイドおよびリファレンス』のコードサンプルが更新され、Fortran 2018 および 2023 の Fortran 言語機能のサポートが追加されました。

複数のハードウェア・ターゲット間でコードを再利用

  • 開発の生産性: カスタムのチューニングを可能にしながらも、単一のソースコードを介して CPU と GPU の両方をターゲット
  • 言語標準のサポート: 幅広い Fortran 言語標準をサポート
  • 業界標準のサポート: OpenMP* 4.5、および GPU オフロード向けに初期 OpenMP⋆ 5.0 と 5.1 をサポート
  • 信頼できるテクノロジー: 実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーにおけるインテル社のリーダーシップを活用

ビルトイン・パフォーマンス

  • マルチコア、SIMD (Single Instruction, Multiple Data) ベクトル化、および OpenMP*、自動並列処理、Co-Array を備えたマルチプロセッサー・システムを活用
  • 自動プロセッサーのディスパッチ機能でコードを最適化

開発環境の柔軟性

コマンドラインまたはサポートされている IDE でコンパイラーを使用できます。

  • Microsoft Visual Studio* (Windows* のみ)
  • Eclipse* C/C++ 開発ツール (CDT) (Linux* のみ)

ベンチマーク

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザーの JavaScript を ON にしていただくか、 こちらのドキュメント・ページをご覧ください。
インテル® コンパイラー・クラシックの仕様/動作環境については、こちらをご確認ください。

ハードウェア

CPU
  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・パフォーマンス・プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Core™ Ultra プロセッサー
アクセラレーター (ifx のみ)
  • 第 11 世代インテル® Core™ プロセッサー向けインテル® UHD グラフィックスまたはそれ以降
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス
  • インテル® Arc™ グラフィックス
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M)
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
RAM
  • 8GB
    ※ コンパイラーおよび関連ライブラリーのみインストールする場合、~ 3GB (最小) の空き容量が必要です。
    ※ すべての機能をインストールするには 14GB の空き容量が必要です。

ソフトウェア

インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® HPC ツールキットに同梱されています。

Linux*

CPU ホスト/ターゲット
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • Ubuntu* 22.04、24.04
  • Fedora* 39、40
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4、SP5、SP6
  • Debian* 11、12
  • Amazon* Linux* 2022、2023
  • Rocky Linux* 9
  • WSL 2
GPU
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
    • Red Hat* Enterprise Linux* 8.8、8.10、9.2、9.4
    • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4、SP5、SP6
    • Ubuntu* 22.04、24.04
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M)
    • Red Hat* Enterprise Linux* 8.8、8.10、9.2、9.4
    • Ubuntu* 22.04、24.04
  • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
    • Ubuntu* 22.04、24.04
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGPU)
    • Ubuntu* 22.04、24.04
  • OpenCL* およびレベルゼロのグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
    • Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー
      こちらの記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。
開発環境
  • ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU* Bash が必要です。
  • Linux* カーネルのバージョンは 4.11 またはそれ以降である必要があります。
  • gcc、g++ および関連した Linux* 開発ツールがインストールされている必要があります。
  • インテル® コンパイラーは、異なるバージョンの gcc で構成されたさまざまな Linux* ディストリビューションで動作テストが行われました。使用する glibc のバージョンは、現在使用されている gcc のバージョンと一致している必要があります。他のディストリビューションでは動作しない可能性があり、推奨されません。

Windows*

CPU ホスト/ターゲット
  • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10
  • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 11
  • Microsoft* Windows Server* 2019
  • Microsoft* Windows Server* 2022
GPU
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M)
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10 x64
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 11 x64
    • Microsoft* Windows Server* 2019
    • Microsoft* Windows Server* 2022
  • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10 x64
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 11 x64
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGPU)
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10 x64
    • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 11 x64
  • OpenCL* およびレベルゼロのグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。

注: Windows* 上でインテル® Fortran コンパイラーを使用するには、Microsoft* Visual Studio* または Visual Studio* Build Tool がインストールされている必要があります。詳細は、こちらのリンク (英語) をご参照ください。

開発環境

Micsosoft* Visual Studio*

  • インテル® 64 アーキテクチャー対応アプリケーションのビルドに Micsosoft* Visual Studio* 開発環境やコマンドライン・ツールを使用する場合は、次のバージョンをサポートします。
  • インテル® 64 アーキテクチャー対応アプリケーションのビルドにコマンドライン・ツールを使用する場合は、次のツールが必要です。
    • Visual Studio ビルドツール 2019 または 2022

Visual Studio* Code (VS Code) 拡張

VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションの作成、デバッグ、プロファイルを行う開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® ソフトウェア開発ツールの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code Marketplace (英語) では、次の VS Code 拡張が提供されています。

  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けサンプルブラウザー
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け環境コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け解析コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け GDB GPU サポート
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けインテル® DevCloud コネクター

Microsoft* Windows Subsystem for Linux*

お知らせ

2024年11月6日、インテル社よりリリースが発表されたインテル® ソフトウェア開発ツールの最新バージョン 2025 に対応する有償サポートサービスの提供を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2025 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。また、必要に応じて数世代前までの旧バージョンをダウンロードしてご利用いただけます。

バージョン 2025 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 2025.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 2025.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

ツールの提供終了に関するご案内

開発元であるインテル社の方針により、バージョン 2025 のリリースに伴い、以下のツールは提供終了となりました。

  • インテル® Fortran コンパイラー・クラシック (ifort)

今後も Windows* および Linux* サポート、新しい言語サポート、新しい言語機能、最適化オプションを含む最新の機能を利用される場合は、今すぐ LLVM ベースのインテル® Fortran コンパイラー (ifx) へ移行することを推奨します。新しいコンパイラーとの相違点など、移行のための技術的な情報については、「インテル® oneAPI ポーティング・ガイド ー ifx へ移行する ifort ユーザー向け」をご参照ください。

以下のツールにつきましては、開発元であるインテル社の方針により、バージョン 2024.1 以降に含まれなくなりました。スタンドアロン・パッケージは、2025年以降に廃止される予定です。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットの有償サポートサービス製品を購入されたお客様は、それによるサポートサービスが有効な間、相当する旧バージョンのソフトウェアに対する技術サポートをご利用いただけます。ただし、それら旧バージョンの継続的な使用は推奨しません。

開発元であるインテル社の方針により、従来仕様の Fortran コンパイラーであるインテル® Fortran コンパイラー・クラシック (ifort) は、バージョン 2024 より非推奨とされ、2024年後半の次期メジャーバージョンで提供終了となる予定です。

今後も Windows* および Linux* サポート、新しい言語サポート、新しい言語機能、最適化オプションを含む最新の機能を利用される場合は、今すぐ LLVM ベースのインテル® Fortran コンパイラー (ifx) へ移行することを推奨します。

新しいコンパイラーとの相違点など、移行のための技術的な情報については、「インテル® oneAPI ポーティング・ガイド ― ifx へ移行する ifort ユーザー向け」をご参照ください。

※ インテル® Fortran コンパイラー・クラシック (ifort) および LLVM ベースのインテル® Fortran コンパイラー (ifx) については、「インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット」のいずれかの有償サポート製品 (「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」を含む) によりサポートサービスが提供されます。

2023年11月24日、インテル社よりリリースが発表されたインテル® ソフトウェア開発ツールの最新バージョン 2024 に対応する有償サポートサービスの提供を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2024 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

バージョン 2024 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 2024.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 2024.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

ツールの提供終了に関するご案内

開発元であるインテル社の方針により、バージョン 2024 のリリースに伴い、以下のツールは提供終了となりました。

  • インテル® C++ コンパイラー・クラシック (icc)
  • インテル® Cluster Checker
  • インテル® oneAPI IoT ツールキット

インテル® oneAPI IoT ツールキットまたはインテル® C++ コンパイラー・クラシック (icc) やインテル® Cluster Checker が同梱されたツールキットの有償サポートサービス製品を購入されたお客様は、それによるサポートサービスが有効な間、相当する旧バージョン (2023.2 またはそれ以前) のソフトウェアに対する技術サポートをご利用いただけます。ただし、それら旧バージョンの継続的な使用は推奨しません。

2023年5月2日より、インテル® oneAPI ツールキットについて、Fortran 言語ユーザー向けにサポート対象を限定 (※) することで、お求めやすい価格で購入いただけるサポート製品を販売しております。

「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」でサポートされるコンポーネント:

  • インテル® Fortran コンパイラー
  • インテル® (Visual) Fortran コンパイラー・クラシック
  • インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL)

※ インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード) の一部です。コンポーネントの一覧は、こちらのページをご覧ください。

インテル® oneAPI Fortran プロモーション製品による有効なサポートサービスをお持ちの場合は、「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」の SSR (サポートサービス更新) 製品により、サポートサービスの期間を更新できます。

2022年12月19日、インテル® oneAPI 2023 の販売を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2023 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

インテル® oneAPI 2023 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 23.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 23.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

インテル® oneAPI ツールキット製品の新バージョン 2022 について、Fortran 言語ユーザー向けにサポート対象を限定 (※) することでお得な価格で購入いただけるプロモーション製品を販売いたします。

サポートされるコンポーネント:

  • インテル® Fortran コンパイラー
  • インテル® ディストリビューションの Python*
  • インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL)

※ インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード) の一部です。コンポーネントの一覧は、こちらのページをご覧ください。


2023年5月2日より、インテル® oneAPI Fortran プロモーション製品に代わって、インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス製品を、よりお求めやすい価格で提供しています。

すでにインテル® oneAPI Fortran プロモーション製品による有効なサポートサービスをお持ちの場合は、「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」の SSR (サポートサービス更新) 製品により、サポートサービスの期間を更新できます。

2021年 12月 23日、インテル® oneAPI 2022 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2021年 12月 23日に提供が開始されたインテル® oneAPI 2022 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 22.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 22.0 の英語版が含まれます。日本語版のインテル® コンパイラーをご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

FAQ

本ページの「技術情報」タブのリリースノートをご覧ください。

インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットに含まれています。詳細は、インテル® oneAPI 製品ページを参照してください。

本ページの「製品機能」タブ、および「技術情報」タブの各種ドキュメントをご覧ください。

いいえ、単体販売はしておりません。

サポートが必要な場合は、インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス製品、またはインテル® Fortran コンパイラーを同梱するインテル® oneAPI 製品の購入をご検討ください。

» スイート製品に同梱される 製品・機能一覧はこちら

いいえ、インテル® oneAPI 製品に同梱されるインテル® Fortran コンパイラーは英語版のみです。
日本語版のコンパイラーは、従来製品であるインテル® Parallel Studio XE for Windows/Linux に同梱されるインテル® コンパイラー向けにのみ提供されます。

最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

» 製品登録 & ダウンロード