重工業における従業員研修は難しい課題です。製造コンプライアンスと技術的知識に関する総合コースの作成には通常、何か月もかかり、全従業員の研修にもそれと同じぐらいの時間が必要です。このような場合、同業他社の経験や、研修内容の作成を合理化するために彼らが見つけたソリューションが参考になります。
iSpring Suite を活用して、e ラーニング作成時間をほんの数時間に削減し、多様でインタラクティブなコンテンツで 6万人弱の研修を実施している、ある日本の自動車部品主要メーカーの事例を紹介します。
これは、長い歴史と世界各地に従業員を持つ日本の自動車部品メーカーにおける iSpring の導入事例です。研修に注力しており、どこにいても従業員に同じ育成と成長の機会を提供することを目指しています。
当時、研修内容は現在とは異なる特殊な形態で作成され、専門部門が取り組んでいました。
2017年、同社は Cornerstone OnDemand (CSOD) 学習管理システムに切り替えました。これは、成熟した e ラーニング環境を構築する上で重要な節目となり、自律的かつ効果的なコンテンツ作成の基盤を築きました。
e ラーニング教育チームは現在、ラーニングマネージャ 1名、コンテンツ開発担当者 1名、運用担当者 2名で構成されています。
CSOD プラットフォームで研修を実施するためには、第三者ツールでオンラインコースを作成して、システムにアップロードする必要がありました。
LMS にコースを含む ZIP ファイルを公開するイメージ
そのためには、SCORM コースを簡単に作成でき、既存の LMS と互換性のあるオーサリングツールが必要でした。適切なソフトウェアを探す過程で、同社は iSpring Suite に出会いました。
パワーポイントベースの iSpring Suite e ラーニング作成ツールのバー
iSpring Suite により、同社は簡単に SCORM コンテンツを作成して Cornerstone OnDemand LMS にシームレスにアップロードできるようになりました。プロセスは明確で、技術的なスキルや IT 部門の支援は必要ありませんでした。さらに、iSpring Suite の完璧な互換性により、第三者 LMS にテストの結果を正確に表示できます。
SCORM 形式で LMS にコースを公開する
iSpring Suite は、SCORM ラッパーとしてだけではなく、現在、チームはツールの他の機能を広範に利用しています。クイズ機能 (QuizMaker) を多く活用し、全社向けのコンプライアンス研修等を実施しています。
クイズを使うと、学習内容の理解度確認が簡単です。
最近では、同社は教材に動画コンテンツを使い始め、iSpring Suite はそれにも非常に役立っています。このツールがあると、他の動画編集ソフトウェアを使用せずに、PowerPoint インターフェースで直接、高画質のチュートリアル動画を作成できます。
iSpring Suite を使用すると、比較的小規模な開発チームでも大手自動車部品メーカー向けに多数のコースを作成でき、今では LMS で、約 6万人の学習者が iSpring Suite で作成したコースとクイズを受けています。同社はコンテンツに対する従業員の反応にも満足しています。iSpring Suite で作成されたコースは、分かりやすく、操作しやすいと学習者に好評です。
従来は、依頼から掲載まで、コースの準備には大体 6か月かかっていましたが、今ではあっという間に作成することが可能です。総合オンラインクイズの作成には 2時間しかかかりません。教育部門ではこれまでに 300 のコースとテストを作成しましたが、今後もこのペースを維持していくことを目指しています。
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引用元:ispringsolutions.com
by ソフィア・ グリーン