TestComplete でサポートされていないオブジェクトでは、内部に存在するテキストボックスやボタンをオブジェクトとして認識することができませんので、座標で操作位置を指定することになります。
Text Recognition を使用すると、オブジェクト内の文字列をオブジェクトとして認識できるようになるため、オブジェクトを指定しての操作が可能となります。
このチュートリアルでは、Windows10 のメモ帳に対して Text Recognition を有効にし、文字をオブジェクトとして取得できるよう設定しています。
TestComplete で Project を開き、ツールバーの [Tools] - [Current Project Properties] にある [Open Applications] – [Text Recognition] を開きます。
[Accepted windows] タブのAdd ボタンでリストに項目を追加し、オブジェクトとしたい文字列を含むオブジェクトの WndClass プロパティの値を入力し、チェックボックスを有効にします。ここではメモ帳の入力フィールドを対象にしています。
上記を設定後、プロジェクトを保存するとテキストがオブジェクトとして認識できるようになります。On-Screen Actionや Object Spy ツールなどで確認できます。
文字認識を使用することで、このように文字列をオブジェクトとして認識させることが可能です。WndClass プロパティが存在しないオブジェクトには Text Recognition を設定できませんのでご注意ください。
Text Recognition (文字認識) の詳細はヘルプでもご確認いただけます。
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