SFTP Drive
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高度な設定方法
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高度な設定ウィンドウで、各プロファイルの設定を管理します。
以下の 3 つの主要な設定事項があります。
- [Profile Name] フィールドで名前を編集し、プロファイル名を変更する。
- 接続設定の詳細を設定する (このセクションで説明されます)。
- [Delete] ボタンをクリックして、選択したプロファイルを削除する。
グループの設定
高度なプロファイルの設定は、3 つのタブに分類されています。
- Connection プロパティ: このグループは、サーバーとプロキシ アドレス、ポート、アクセス メソッド、およびあらゆるタイムアウトを指定します。
- SFTP Protocol プロパティ: このグループは、サーバー キーのプロパティ、プロトコルのバージョン、文字セット、圧縮、アクセスの種類、およびモードを指定します。
- Drive プロパティ: このグループは、CallBack ファイル システムの種類、アクセス モード、接続におけるデフォルトのアクション、キャッシュなど、ドライブのプロパティを指定します。
これらの設定は、ドキュメントのコマンド ライン セクションで説明されるほとんどの CLI プロパティに対応します。
Connection プロパティ
- Port: サーバーのポート番号です。デフォルトの値は 22 です。
- Timeout (オプション): サーバーからのデータを待機する秒単位のタイムアウト間隔です。5 秒から 300 秒の間で値が設定できます。デフォルトの値は 30 秒です。このオプションがオフの場合、永遠に待機します。
- Use IPv6 Addresses (オプション): サーバーのホスト名を確認する間、IPv4 の代わりに IPv6 の使用を指定します。デフォルトでは、このオプションがオフの場合、IPv4 のアドレスが使用されます。
- Use Proxy Server (オプション): プロキシ サーバーのプロパティを指定して、接続を介します。デフォルトでは、プロキシ サーバーは設定されていません。このプロパティは、[Proxy Settings...] ボタンをクリックして指定できます。
以下のプロキシのプロパティを設定することができます。
- Proxy Type (オプション): SOCKS および HTTPS が利用可能です。デフォルトの種類は SOCKS です。
- Version (オプション): SOCKS のバージョン 4 およびバージョン 5 にのみ適用されます。デフォルトのバージョンは 5 です。
- Authentication (オプション): HTTPS のプロキシにのみ使用されます。認証なし、基本またはダイジェスト認証スキーム、および NTLM から認証の種類を指定します。デフォルトでは認証はありません。
- Server (必須): ホスト名またはプロキシ サーバーの IP アドレスを指定します。デフォルトでは、このアドレスは空白になっています。
- Port (オプション): プロキシ サーバーのポート番号を指定します。デフォルトの値は SOCKS v5 の場合は 1080、HTTPS の場合は 3128 となります。
- User Name (オプション): プロキシ上で認証されるログイン名を指定します。デフォルトのユーザー名はありません。
- Password (オプション): プロキシ上で認証されるパスワードを指定します。デフォルトのパスワードはありません。
- Use Port Knocking (オプション): ポート ノッキングは、サーバーに接続している間、順次ノックされる一連のポートを指定します。順序を編集する場合、[Sequence...] ボタンをクリックします。
一連のポートに新しいアイテムを作成する場合、ポート番号およびプロトコルの種類
(TCP または UDP) を提供します。[Add] ボタンをクリックしてアイテムを追加します。リスト項目の変更する場合、アイテムを選択後、ポート番号および/またはプロトコルの種類を修正し、[Change] ボタンをクリックします。リストから既存のアイテムを削除する場合、アイテムを選択後、[Delete] ボタンをクリックします。リストからすべてのアイテムを削除する場合、[Clear] ボタンをクリックします。アイテムの順序を変更する場合、移動したいアイテムを選択し、[Move Up] または [Move Down] ボタンをクリックして、リスト内を移動させることができます。
- On Drop Try to Reconnect (オプション): 接続が失われた場合に、再接続を試行する回数を指定します。
- Send Keep-Alive (オプション): 接続の有効状態を維持するためにプログラムによって毎回送信されるキープアライブ メッセージの分単位の間隔を指定します。1 分から 120 分の間で値が設定できます。デフォルトでは、キープアライブ
メッセージは無効になっています。設定された場合のデフォルトは 15 分です。
SFTP Protocol プロパティ
- Version (オプション): 使用する SFTP プロトコルのバージョンを指定します。2 から 6 までのバージョンが指定可能です。デフォルトでは、3 から 6 が選択済みです。
- Server Key Info (オプション): ボタンをクリックすることで、SSH パブリック サーバー キー上の情報を閲覧することができます。これには、SHA-1 フィンガープリント、MDA フィンガープリント、暗号化アルゴリズムの種類、ビット単位のキーの長さ、追加されるキーの日付、キー
ファイルのフォーマットなどが含まれます。
ファイルから現行のキーをインポートまたはファイルへ現行のキーをエクスポートしたり、
[Import...]、[Export...]、または [Clear] ボタンをクリックして、プロファイル ストレージからリリースしたりできます。[Accept any server key...] をチェックすると、サーバーによって提供されるすべてのキーが、現在のプロファイルに保管された信用性の高いものと異なっていても使用できるようになります。
- Charset for intl. characters in file names (オプション): ファイル名の国際文字を変換するための文字セットを選択します。明示的に指示されていない場合、サーバー
ソフトウェアによって指定された文字セットをデフォルトで使用することになります (オプションがサポートされている場合)。
- Use compression; level (オプション): サーバーおよびクライアント間のデータ転送で圧縮を使用する場合に、このオプションをクリックして有効化します。圧縮のレベルは、左 (最も低い)
から右 (最も高い) のスライダーで設定することができ、デフォルトでは最高レベルとなっています。
- Query for available space (オプション): ユーザーが利用可能な空き容量の合計をサーバーによって照会する必要があるか指定します。デフォルトでは、このオプションが有効になっています。サーバー
ソフトウェアがこの機能をサポートしていない場合、このオプションを無効化する必要があります。
- Open files in exclusive mode (no sharing) (オプション): 接続セッション中に、他のユーザーによってユーザー ファイルがアクセスできない場合、排他的なアクセス
モードを有効化します。デフォルトでは、このオプションは無効となっています。
- Compatibility mode (オプション): プログラムが SFTP v3 のみを使用し、圧縮を無効化して、暗号化アルゴリズムを DES と Tripple DES のみに削減し、キー交換アルゴリズムが
DH のみで、MAC アルゴリズムが HMAC-MD5 と HMAC SHA1 に限定され、許可されたパブリック キー アルゴリズムが RSA と DSS である場合、互換モードを有効化します。
Drive プロパティ
- Drive Type (オプション): リモート サーバーからファイルをマウントするために作成する必要があるドライブの種類を指定します。
指定できるドライブの種類:
- Network - 共有されたネットワーク フォルダーがマップされたようなネットワーク ドライブ
- Fixed - もう 1 つのハード ドライブが接続されたような固定ストレージ
- Removable - 接続された USB フラッシュ トークンのフラッシュ カードのようなリムーバブル ドライブ
デフォルトの種類は Network です。
- Allow all local users to access the Drive (オプション): ドライブが、コンピューターにログインしたすべてのユーザーによってアクセス可能であるべきか指定します。デフォルトでは、すべてのユーザーがドライブを閲覧することができます。チェックを外した場合、プログラムを起動したユーザーのみが閲覧できます。
- Root folder on the Server (オプション): ディスクのルート フォルダーとして使用されるサーバー上のフォルダーを指定します。デフォルトでは、ユーザーのホーム フォルダーが使用されます。
指定できるフォルダーのオプション:
- ユーザーのホーム フォルダー
- サーバーのルート フォルダー
- パスによって指定されたフォルダー
- On connect open in Explorer the folder on the Drive (オプション): ディスク接続時およびトレイ アイコン (例: "\Documents\2017\06")
のダブル クリック時に、Windows Explorer 内で開かれる接続されたドライブ上のフォルダーを指定します。デフォルトでは、このオプションはチェックされていますが、ダブル クリックでディスク ルート フォルダーが開かれるように、フォルダーの指定はされていません。チェックを外した場合、プロファイル接続時に
Windows Explorer のウィンドウは開きません。
- Enable files information caching (オプション): ファイル情報のキャッシュの保存の有無を指定します。チェックを外した場合、ファイル情報のキャッシュ保存はありません。
- Show files started with dot (ex.: .mailrc) (オプション): 名前が点で始まるファイルの表示の有無を指定します。これは、デフォルトのアクションになります。チェックを外した場合、それらのファイルは隠し属性でマークされ、表示されることはありません。
- Rename existing target before moving (オプション): ターゲット ファイルが既に存在し、サーバーによって元のファイルを既存のファイルへ移動できなかった場合の、プログラムによる名前変更での回避策の使用の有無を指定します。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、既存のファイルへの移動が失敗した場合、サーバーはエラーを報告します。
- Read-only mode (オプション): このオプションが有効の場合、ドライブは読み込み専用モードでマウントされます。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、ドライブはフル アクセス
モードでマウントされます。
- Allow Windows special files (desktop.ini, autorun.inf, folder.jpg, etc. (オプション): Windows の特別ファイルの表示の有無を指定します。デフォルトでは、このオプションは有効になっており、特別ファイルが表示されます。
「コマンド ラインの設定」を参照する
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