本資料は、インテルのウェブサイトで公開されている「Intel® oneAPI Base Toolkit Release Notes」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。
インテル® oneAPI ベース・ツールキットは、ダイレクト・プログラミングと API プログラミングをサポートし、インテル® プロセッサーおよび互換プロセッサー、第 9 世代、第 11 世代、第 12 世代インテル® プロセッサー・グラフィックス、インテル® Iris® Xe MAX グラフィックス、インテル® データセンター GPU マックス・シリーズおよびインテル® Arc™ グラフィックス・シリーズを含む多様なハードウェアにわたって、ネイティブコードを完全にサポートする統一された言語とライブラリーを提供します。開発とパフォーマンス・チューニングを支援する解析およびデバッグツールも備えています。
「インテル® oneAPI ベース・ツールキットの動作環境」を参照してください。
バージョン管理スキーマについては、「インテル® oneAPI ツールキットとコンポーネントのバージョン管理スキーマ」 (英語) を参照してください。
次の表は、インテル® oneAPI ベース・ツールキット 2025.1.0 の主要コンポーネントのバージョンです。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー
2025.1.0
インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー
2022.8.0
インテル® DPC++ 互換性ツール (インテル® DPCT)
2025.1.0
インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL)
2025.1.0
インテル® ディストリビューションの GDB
2025.1.0
インテル® VTune™ プロファイラー
2025.1.0
インテル® Advisor
2025.1.0
インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB)
2022.0.0
インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP)
2022.1.0
インテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリー
2025.1.0
インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)
2021.15.0
インテル® oneAPI データ・アナリティクス・ライブラリー (インテル® oneDAL)
2025.4.0
インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (インテル® oneDNN)
2025.1.0
注: インテル® AI ツール (英語) を使用する場合は、インテル® oneAPI ベース・ツールキットの互換バージョンをインストールしてください。
mkl=latest,lp64 ilp64
ipp=exclude
compiler=latest,--include-intel-llvm,vs2022
ippcp=2025.0
dpcpp-ct=latest,vs2017
tbb=2022.1,all
上記の例では、
インテル® oneAPI ベース・ツールキット 2025.0.1 パッチリリースには、主にバグ修正と品質向上を含む、次のコンポーネントのパッチリリース更新が含まれています。
ツールキット・レベルの新機能
インテル® oneAPI DPC++ コンパイラー 2025.0.0
-fintelfpga
は -qactypes
を意味し、-fp-model=fast
は aoc -vpfp-relaxed
をトリガー)、ワークフローの簡素化などにより、高速で効率的な FPGA アプリケーション開発が可能になります。インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー 2022.7.0
インテル® DPC++ 互換性ツール 2025.0.0
インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー 2025.0.0
インテル® ディストリビューションの GDB 2025.0.0
インテル® VTune™ プロファイラー 2025.0.0
インテル® Advisor 2025.0.0
インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック 2022.0.0
インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 2022.0.0
インテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリー 2025.0.0
インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー 2021.14.0
インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー 2021.14.0 では、ワークロードのスケーリングとパフォーマンスを向上する、さらなる最適化が可能になります。次のような機能が含まれます。
インテル® oneAPI データ・アナリティクス・ライブラリー 2025.0.0
インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー 2025.0.0
次の機能が追加されました。
「インテル® oneAPI ツールキットのインストール・ガイド」 (英語) を参照してください。
以下を参考にしてください。
既知の問題: Eclipse インストーラー (例: 2025-03 RC1 (英語)) 経由で Eclipse をインストールすると、インテル® oneAPI ツールキットのインストールに失敗し、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Warning! "Missing requirement: Intel® C++ Compiler Integration 25.1.0.202501311450
(com.intel.compiler.oneapi.feature.group 25.1.0.202501311450) requires
'org.eclipse.equinox.p2.iu; org.eclipse.osgi.services 3.3.0' but it could not be found"
このメッセージがインストール中に表示された場合でも、Eclipse プラグインのインテル® oneAPI ツールキット向けサンプルブラウザーの機能には影響しません。
回避方法: Eclipse インストーラー (例: 2025-03 RC1 (英語)) を使用して Eclipse をインストールした後、次のコマンドを実行して不足している依存関係を解決します。
sudo ./eclipse -application org.eclipse.equinox.p2.director -repository http://download.eclipse.org/releases/latest -installIU org.eclipse.osgi.services
インテル® oneAPI ツールキットを再インストールします。
注: この問題は、Eclipse IDE for C/C++ Developers パッケージ (例: 2025-03 RC1 (英語)) を使用している場合は発生しません。
既知の問題: Linux マシンでインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを使用する場合、検出された GNU gcc の最新バージョンと同等の g++ パッケージがインストールされていない場合、問題が発生することがあります。エラーと回避策の詳細は、こちら (英語) を参照してください。
FPGA のサポートはコンパイラーの 2025.1 .0 リリースで削除されました。2025.0.0 の FPGA オプションを使用するには、マシンから 2025.0 ツールセットと 2025.1 ツールセットをアンインストールし、2025.0 ツールセットを再度インストールして、FPGA オプションでサポートしている VS 拡張機能をインストールする必要があります。
制限事項
インテル® oneAPI 開発ツールの 2025.0 リリース以降、32 ビット・アプリケーションの作成はサポートされません。64 ビット・アプリケーションの作成のみサポートされます。インテル® oneAPI ツールキット 2025.0 に含まれる環境設定スクリプト (setvars、oneapi-vars および modulefiles) では、64 ビット開発環境の初期化のみサポートします。
インテル® oneAPI ツールキットの古いバージョン (2024.x 以前) を使用して 32 ビットのライブラリーとアプリケーションを開発している場合、32 ビット開発環境を手動で設定する必要があります。例えば、icc コンパイラー 2023.0.0 とインテル® oneMKL ライブラリー 2023.0.0 を使用している場合、ia32 パラメーターを指定して source コマンドで $ONEAPI_ROOT/compiler/2023.0.0/env/vars.sh および $ONEAPI_ROOT/mkl/2023.0.0/env/vars.sh スクリプトを実行して、手動で環境を設定できます。
インテル® oneAPI ツールキット 2024.x リリースで導入された新しい統合ディレクトリー・レイアウトを使用している場合、oneapi-vars スクリプトに引数として ia32 を渡すことにより、oneapi-vars スクリプトを使用して 32 ビット開発環境を設定できます (2024.x リリースのみ)。これは、各 oneapi-vars スクリプトが統合ディレクトリー・レイアウトで固有であるためです。この方法は 2024.x リリースでのみ機能します。
同様に、インテル® oneAPI ツールキットの各リリースには、固有の modulefiles のセットが含まれています。そのため、2025.0 以前のツールキットを参照する場合のみ、ユーザーは modulefiles を使用して 32 ビット開発環境を設定できます。
仮想マシンでの GPU コードの実行は、現在サポートされていません。
オフラインの導入ガイドをダウンロードした場合、Chrome ではウィンドウサイズを変更するとテキストが消えることがあります。この問題を解決するには、ブラウザーウィンドウのサイズを再度変更するか、別のブラウザーを使用してください。
インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。
絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。
実際の費用と結果は異なる場合があります。
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本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。
インテルは、明示されているか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません。ここにいう保証には、商品適格性、特定目的への適合性、および非侵害性の黙示の保証、ならびに履行の過程、取引の過程、または取引での使用から生じるあらゆる保証を含みますが、これらに限定されるわけではありません。
性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。