HPC/AI アプリケーションの最適化および高速化、マルチアーキテクチャー・プログラミングを支援!

インテル® ソフトウェア開発ツール

統合プログラミング・モデルのオープン仕様「oneAPI」に基づいた包括的なプログラミング手段を提供します。


インテル® ソフトウェア開発ツール購入者限定サイトのご案内: インテル® ソフトウェア開発ツール/有償サポート製品を購入いただき、有効なサポートをお持ちの方を対象に、米国インテル社によるプログラミング・ガイドや技術ウェビナーの日本語訳、弊社で開催したセミナーやイベントのアーカイブなどを順次掲載しています。

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インテル® ソフトウェア開発ツールとは?

統一されたクロスアーキテクチャー・プログラミング・モデル oneAPI

現在のデータセントリックなワークロードを効率良く処理させるためには、GPU や FPGA など演算アクセラレーターを用いることが一般的になっています。

インテル® ソフトウェア開発ツールは、Unified Acceleration (UXL) Foundation が管理する、アクセラレーター向け統合プログラミング・モデルのオープン仕様 oneAPI に基づいて、インテルが提供する現在と将来の CPU、GPU、FPGA のそれぞれに最大限のパフォーマンスを発揮させるための包括的なプログラミング手段を提供します。

C++ 言語と SYCL* および対応ライブラリーによって新しいコードを直接プログラミングできるのみならず、Fortran、C/C++、OpenMP*、MPI、Python* といった既存の標準的な手段やツールによるコードを引き続き利用して、Windows* および Linux* の各 OS 向けに高性能なアプリケーションを開発できます。

「インテル® oneAPI ベース・ツールキット」には、oneAPI に基づいて、単一のコードで複数種類のアクセラレーターに対応できる SYCL* と C++ のコンパイラー、oneAPI ライブラリー、CUDA* から SYCL* へのコード移行ツール、およびインテルのアーキテクチャーにおける性能解析ツールなどが含まれます。

詳細・新機能 技術情報

インテル® oneAPI ベース・ツールキットの他にも、開発用途に応じて異なる構成のツールキットをご利用いただけます。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー
インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット ベース・ツールキットに同梱されるツール + Fortran コンパイラーおよび MPI 開発ツール

ライセンス

開発者数サポート、ノード数サポートが提供されています。
ライセンス規定の詳細はライセンスページを参照ください。

開発者数サポート

64 ノード以下の開発システムに対して、購入ライセンスで指定される数のユーザーを含む開発チームに製品を使用する許可を与えます。

ノード数サポート

65 ノード以上の開発システムを利用するすべてのユーザーに製品を使用する許可を与えます。

ライセンスの詳細はこちら

ツールキット

お客様の用途に応じて、サポートが必要なツールキットの範囲をお選びいただけます。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット

データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー

1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

ベース・ツールキット + Fortran コンパイラー & MPI 開発ツール

Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス

インテル® Fortran コンパイラーと対応ライブラリーのみ

Fortran のソースコードを現代化し、CPU およびアクセラレーターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。

  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け

アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。


一覧

製品 ツールキット ライセンス
インテル® ソフトウェア開発ツール インテル® oneAPI ベース・ツールキット 特 / 開
インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット 特 / 開 / ノ / サ
インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス 特 / 開
  • 特: 特定ユーザーライセンス開: 開発者サイズライセンスノ: ノードライセンスサ: サイトライセンス
  • インテル® oneAPI ベース・ツールキットおよびインテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットには、対応 OS およびプログラミング言語による製品分類はありません。各ツールキットおよびそのコンポーネントごとでサポートされるすべての OS とプログラミング言語を利用できます。

推論およびトレーニングにおけるパフォーマンスの向上

インテル® ソフトウェア開発ツールによる MLPerf™ DeepCAM のベンチマークのテスト結果は、HPC データセンターにおいて、気候データからハリケーンや大気の川を検出する際に一般的に使用されます。

ディープラーニングにおける推論とトレーニングの向上

インテル® アドバンスト・マトリクス・エクステンション (インテル® AMX) によるハードウェア・アクセラレーションと、int8 (推論) および bfloat16 (トレーニング/推論) データ型のサポートにより、前世代のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと比較して、AI およびディープラーニングの推論とトレーニングのワークロードのパフォーマンスが大幅に向上します。第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーで実行される TensorFlow* および PyTorch* フレームワークは、インテル® AMX のサポートとインテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (oneDNN) によって拡張された最適化機能により、最先端の AI パフォーマンスを提供します。

エクサスケールにおける材料発見のスピードを向上

インテル® ソフトウェア開発ツールによる LAMMPS (液晶ワークロード) のベンチマークのテスト結果は、ライフサイエンスの分野や材料工学の分野において、一般的な分子動力学コードです。

ライフサイエンスおよび材料工学における開発をスピードアップ

このベンチマークは、DDR と高帯域幅メモリーの両方を使用して、インテル® Xeon® プロセッサー・マックス・シリーズおよびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズの組み合わせで実行されました。脳機能マッピング向けのコードの多くは C++ で記述されているため、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (SYCL* を使用した C++ の oneAPI 実装) を使用して並列処理とベクトル化情報を公開し、GPU を効果的に使用します。コードの他の部分の並列処理のために、コンパイラーでインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (oneMKL) と OpenMP* も使用されました。

バージョン 2025 新機能

主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。
同梱ライブラリー、ツールの新機能については各製品ページを参照ください。

  • P-cores 搭載インテル® Xeon® 6 プロセッサー (開発コード名 Granite Rapids) およびインテル® Core™ Ultra プロセッサー (シリーズ 2) (開発コード名 Lunar Lake) のサポートにより、インテルの最新のハードウェアに対応。
  • 標準のツールキットよりも小さなダウンロード・パッケージを提供。
    • インテル® C++ エッセンシャルズは、インテルの CPU と GPU で最も広く利用されているインテル® oneAPI ベース・ツールキットのパフォーマンス・ライブラリーのコンパイル、デバッグ、利用に重点を置いた C++ および SYCL* 開発者向けのサブセットです。
    • インテル® ディープラーニング・エッセンシャルズは、インテルの CPU と GPU 向けの PyTorch や TensorFlow などのディープラーニング・フレームワークとライブラリーを開発、コンパイル、テスト、最適化するためのツールを含む上級開発者向けのサブセットです。
    • インテル® Fortran エッセンシャルズは、インテルの CPU と GPU で最も広く利用されているインテル® oneAPI ベース・ツールキットのパフォーマンス・ライブラリーのコンパイル、デバッグ、利用に重点を置いた、数値計算ワークロードを処理する Fortran 開発者向けのサブセットです。
  • ISO C++ 並列 STL コードは CPU 上で実行され、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーにより GPU にオフロードされます。
  • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーの SYCL* バインドレス・テクスチャー・サポートを使用すると、コンパイル時の知識なしに実行時にテクスチャーを利用して、開発を効率化してデバイスコードの信頼性を高める新しい LLVM サニタイザーとともに、C++ with SYCL* アプリケーションのパフォーマンスとスケーラビリティーを向上できます。
  • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーのパフォーマンス最適化機能を利用して、アプリケーションの効率を最大化し、インテルの最新のプラットフォーム向けに、ピーク・パフォーマンスと最先端のコンピューティング・エクスペリエンスを実現します。
  • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーは、OpenMP* 5.x および新しい OpenMP* 6.0 標準への準拠とパフォーマンス最適化を強化しました。
  • GPU カーネルは、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー (インテル® oneDPL) の reduce、scan、その他の多くの関数を含むアルゴリズムを最大 4 倍高速に実行します。
  • 20 を超える新しい C++20 標準の範囲とビューを使用したインテル® oneDPL の範囲ベースのアルゴリズムを使用して、マルチアーキテクチャー・デバイスで高速化します。
  • インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリーの SYCL* 離散フーリエ変換 API に型の安全性のコンパイルメッセージが追加され、使いやすくデバッグしやすくなりました。インテルの GPU 向けのアプリケーション開発時間が短縮されます。
  • 単精度 3D 実数インプレース FFT を使用する HPC ワークロードは、インテル® データセンター GPU マックス・シリーズで大幅なパフォーマンス向上が得られます。
  • インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロックの task_group、flow_graph、parallel_for_each のスケーラビリティーの向上により、マルチスレッド・アプリケーションを高速に実行できます。
  • インテル® oneTBB のフローグラフを使用して共有グラフの重複メッセージを処理し、新しい try_put_and_wait 実験的 API を使用して特定のメッセージを待機することにより、迅速に結果を取得できます。
  • インテル® IPP は、CET 対応の保護により、制御フロー攻撃からソフトウェアを保護して、悪用リスクを軽減します。最先端のハードウェア強制セキュリティー対策によりソフトウェアを保護します。
  • インテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリーを使用して、インテル® Xeon® 6 プロセッサーのディスパッチと、マルチバッファー機能を使用した RSA 暗号化 (2K、3K、4K) を高速化できます。
  • インテル® VTune™ プロファイラーは、GPU 依存のボトルネックを特定し、レンダリング・パイプラインを最適化して、インテル® Core™ Ultra プロセッサー (シリーズ 2) 上でのメディアおよびコンテンツ作成アプリケーションの全体的な応答性を向上させます。
  • インテル® VTune™ プロファイラーは、Direct X API のデバイス側の非効率性を特定して最適化します。
  • インテル® Advisor は、柔軟なカーネルマッチングと XCG アプリの統合により、適応性のあるカーネル・マッチング・メカニズムを導入しました。開発者は特定の最適化目標に関連するコード領域を識別して解析することが可能です。XCG アプリの統合により、GPU へ計算をオフロードするプロセスが効率化され、インテルの最新のハードウェアでのパフォーマンスが向上します。
  • インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (インテル® oneDNN) は、大規模言語モデルとスケーリングされたドット積サブグラフのパフォーマンスを大幅に向上します。
  • インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) は、ワークロードのスケーリングとパフォーマンス向上を可能にする最適化を行いました。キー値格納機能が強化され、シングルノード CPU 構成のワークロードのさらなる最適化を実現します。
  • インテル® DPC++ 互換性ツールを使用して、CUDA* コードと CMake ビルドスクリプトを SYCL* へ容易に移行して、時間を節約できます。一般的な AI、HPC、レンダリング・アプリケーションで使用される 100 を超える API を自動的に移行します。移行したコードは、SYCLcompat で簡単に理解でき、CodePin を使用して簡単にデバッグでき、NVIDIA* GPU で実行できます。
  • インテル® DPC++ 互換性ツールを使用して、バインドレス・テクスチャー API を SYCL* 画像拡張機能へ移行することにより、ビジュアル AI と画像処理アプリケーションをベンダー依存から解放できます。
  • インテル® ディストリビューションの GDB に Windows* でインテル® Core™ Ultra プロセッサー (シリーズ 2) のサポートが追加されました。コードを効率良くデバッグして、最新のインテルのプロセッサーでアプリケーションが問題なく実行されるようにします。
  • インテル® ディストリビューションの GDB は、最新の拡張に合わせて GDB 15 ベースに変更されました。効率の良いアプリケーションのデバッグをサポートします。
  • インテル® ディストリビューションの GDB は、デバッガー・パフォーマンスの向上とユーザー・インターフェイスの改良により、コマンドラインと Microsoft* Visual Studio* および Visual Studio* Code 使用時の両方で開発者のエクスペリエンスが向上します。

インテル® ソフトウェア開発ツール向けサポートサービス

インテル® oneAPI ベース・ツールキット
(旧製品: インテル® VTune™ プロファイラー、インテル® DAAL、インテル® MKL、インテル® IPP、インテル® TBB、インテル® System Studio for FreeBSD)
インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス
シングルノード
(旧製品: インテル® Parallel Studio XE Composer Edition、Professional Edition)
マルチノード ※2
(旧製品: インテル® Parallel Studio XE Cluster Edition)
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー
インテル® DPC++ 互換性ツール
インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー
インテル® oneMKL
数値演算ライブラリー
インテル® oneDAL
データ解析ライブラリー
インテル® oneTBB
マルチスレッド・ライブラリー
インテル® oneCCL
コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー
インテル® oneDNN
ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー
インテル® IPP
画像処理ライブラリー
インテル® クリプトグラフィー・プリミティブ・ライブラリー
暗号化ライブラリー
インテル® VTune™ プロファイラー
パフォーマンス分析ツール
インテル® Advisor
並列化アドバイスツール
インテル® ディストリビューションの GDB
システム全体のデバッグツール
インテル® ディストリビューションの Python* ※3
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー用 FPGA サポートパッケージ ※3
インテル® Fortran コンパイラー
インテル® MPI ライブラリー
メッセージ・パッシング・ライブラリー
取り扱い OS 環境 ※1 W / L W / L W / L W / L
※1 W: Windows* (Visual Studio*)L: Linux* (GNU*)
※1 対応動作環境の詳細は各製品のリリースノートを参照してください
※2 インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。
※3 インテル® ディストリビューションの Python* およびインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー用 FPGA サポートパッケージは、別途ダウンロードが必要です。

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ダイレクト・プログラミングを実現するデータ並列 C++ (DPC++) コンパイラー

本製品に含まれるコンパイラーとライブラリーを使用することで、AI アクセラレーション向けインテル® ディープラーニング・ブースト (インテル® DL ブースト) を含むインテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 対応の第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー等、最新のハードウェアの最先端の機能をすべて活用し、インテルの CPU、GPU、FPGA のパフォーマンスを最大限に引き出すことで、計算を高速化します。

製品には、ハードウェア・ターゲット間でコードを再利用し、CPU、GPU、および FPGA アーキテクチャーで高い生産性とパフォーマンスを実現するインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー、インテル® oneAPI DPC++ 互換性ツール、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー、スレッド/数学/マルチメディア/信号処理パフォーマンス・ライブラリー、解析/エラー検出/並列化アドバイス/デバッグツール、数学パフォーマンス・ライブラリーを活用した Python* パッケージが含まれています。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー

データ並列 C++、C++、C、SYCL*、および OpenMP* をサポートする標準ベースのクロスアーキテクチャー・コンパイラーです。実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、優れたパフォーマンスを実現します。主要なコンパイラー、開発環境、オペレーティング・システムとのシームレスな互換性を提供します。

OpenMP* 並列プログラミング仕様を利用して、スレッド化とベクトル化を行うことでパフォーマンスをさらに向上できます。

ツールは主要な開発環境とシームレスに統合され、開発者の生産性を高めます。また、拡張された最適化レポートとインテル® VTune™ プロファイラーおよびインテル® Advisor の統合により、開発者はコードのプロファイルを制御できます。

インテル® DPC++ 互換性ツール

CUDA* ソースコードを DPC++ コードへ移行するのを支援します。

インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー

生産性を高めるアルゴリズムと関数によりデータ並列ワークロードを高速 化します。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー用 FPGA サポートパッケージ

再構成可能なハードウェア・アクセラレーターをプログラムして、特殊なデータセントリックのワークロードを高速化します。インテル® oneAPI ベース・ツールキットをインストールする必要があります。

インテル® ディストリビューションの GDB

効率良くコードをトラブルシューティングするのに役立ちます。

インテル® ディストリビューションの Python*

インテル® ディストリビューションの Python* は、パフォーマンス指向の統合型ディストリビューションで、Python* アプリケーションを高速化します。

強力なインテル® パフォーマンス・ライブラリーを使用して、最適化されたアルゴリズム、スレッド化、ベクトル化機能を活用し、NumPy*/SciPy*/scikit-learn のような Python* 計算パッケージのパフォーマンスを向上できます。
別の方法として、Numba* で (LLVM) JIT コンパイル、Cython* で Python* を C コンパイルしてパフォーマンスを引き出すこともできます。

ディストリビューションは pip および conda と互換で、Windows*、macOS*、Linux* で利用可能です。

詳細

インテル® oneMKL

数学ライブラリー

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) には、アプリケーションのパフォーマンスを向上して開発時間を短縮します。

最新のプロセッサーは、コア数が増加し、ベクトルユニットがより広くなり、改良されたアーキテクチャーを採用しています。すべての処理能力を活用する最も簡単な方法は、この高度に最適化された算術演算ライブラリーを使用することです。

インテル® oneMKL には、線形代数、高速フーリエ変換、ニューラル・ネットワーク、ベクトル演算、統計、その他の高度な関数を含む、さまざまなルーチンが含まれています。単一の C または Fortran API 呼び出しにより、最適なコードパスが選択され、これらの関数は、現在、将来のプロセッサー・アーキテクチャーに合わせて自動的にスケーリングします。

詳細

インテル® oneDAL

データ解析およびマシンラーニング・ライブラリー

インテル® oneAPI データ・アナリティクス・ライブラリー (インテル® oneDAL) は、高度に最適化されたマシンラーニングと高速なビッグデータ解析を実現します。

この包括的なライブラリーは、データ解析処理のすべての段階 (前処理、変換、解析、モデリング、意思決定) を高速化し、エッジからクラウドまで、オフライン、ストリーミング、分散型使用モデルをサポートします。

インテル® oneDAL は、スレッド化とベクトル化を最大限に活用し、最高のパフォーマンスを引き出せるようにデータの取り込みとアルゴリズムの計算を最適化します。

アルゴリズムの透明性を示しコミュニティーに貢献するためオープンソース・バージョンも提供されています。

詳細

インテル® IPP

画像、信号、データ処理アプリケーション向けに最適化されたビルディング・ブロック

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) を使用して、高度に最適化された画像処理、信号処理、セキュリティー、ストレージ・アプリケーションを作成できます。

この高度なツールは、最新の命令セットを活用してインテル® プロセッサーの能力を引き出す、最適化された低水準 API を提供します。これらの最適化は、多くの計算ドメイン (特に信号処理、画像処理、データ処理) を高速化します。

クロス OS のサポートおよび最良の最適化パスを選択する内部ディスパッチャーにより、複数の世代のプロセッサーで機能する移植性に優れたコードを素早く作成することができます。

詳細

インテル® oneTBB

スレッド・ライブラリー

インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) は、ループやタスクベースのアプリケーションで並列パフォーマンスとスケーラビリティーを簡単に利用できます。

このツールにより、コア数の増加に伴ってパフォーマンスがリニアにスケーリングする、プラットフォームの詳細やスレッド化のメカニズムが抽象化された強固なアプリケーションを開発することができます。

マルチコアおよびメニーコア・ハードウェアの電力とパフォーマンスを効率良く使用する最適なスレッド・スケジュールとワーク分割を自動的に決定します。

詳細

インテル® oneCCL

コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー

インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) は、最適化された通信パターンを実装して、ディープラーニングやマシンラーニング・モデルのトレーニングを複数のノードに分散します。

インテル® oneDNN

ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー

インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (インテル® oneDNN) は、パフォーマンスを最適化したビルディング・ブロックを使用して、インテルの CPU および GPU 上で高速なニューラル・ネットワークを開発できます。

インテル® VTune™ プロファイラー

パフォーマンス・プロファイラー

  • 広範なプロファイル作成機能
    単純なアプリケーションのチューニングを行う場合でも、スレッド化された MPI アプリケーションの高度なパフォーマンス最適化を行う場合でも、インテル® VTune™ プロファイラーで必要なデータを取得可能。hotspot、スレッド化、ロックと待機、DirectX*、OpenCL*、OpenMP*、帯域幅、キャッシュ、ストレージ・レイテンシーなどに関する豊富なパフォーマンス・データを収集します。コンテナー内のプロファイルも可能です。
  • 生産性
    良いデータがあっても、それを役立てることができなければ意味がありません。データを考察するにはマイニングが必要です。強力な解析により、タイムラインやソースコードで結果をソート、フィルター、視覚化して時間を節約できます。
  • C、C++、C#、Fortran、Python*、Go*、Java*、OpenCL* に対応
    シングルコード・プロファイラーとは異なりインテル® VTune™ プロファイラーは言語が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

詳細

インテル® Advisor

ベクトル化/スレッド化アドバイザー

最近のプロセッサーでは、ベクトル化とスレッド化を行ったコードは非常に高速に実行できます。しかし、コードがベクトル化できない理由を理解することは容易ではありません。

インテル® Advisor は、C、C++、Fortran ソフトウェア・アーキテクト向けの高性能ベクトル化/スレッド化プロトタイプ生成ツールです。

新しいルーフライン解析機能は、パフォーマンスへの影響が大きく、最適化が不十分なループを特定して最適化を単純化します。安全に効率良くベクトル化できるように、反復回数、データ依存性、メモリー・アクセス・パターンなどの必要なキーデータを取得します。

インテル® AVX-512 対応ハードウェアがない場合でも、最新のインテル® AVX-512 命令セット向けの最適化を行えます。

詳細

OpenMP*

標準規格に基づいた並列モデル OpenMP*

標準規格に基づいた並列モデル

OpenMP* は、ハイパフォーマンスな並列化およびベクトル化されたアプリケーションの作成を単純化するディレクティブ・ベースのコンパイラー拡張機能です。OpenMP* を使用すると、SIMD 命令を活用した移植性に優れたアプリケーションを作成できます。

OpenMP* はインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーとインテル® Fortran コンパイラーにシームレスに統合されます。Windows* および Linux* でサポートされています。

OpenMP* 関連の情報については、以下を参照ください。

クラスター向けソフトウェア開発のための Fortran コンパイラー、チューニング・ツール、最適化された MPI ライブラリー

ベース・ツールキットの機能に加え、MPI-3 規格に対応した MPI ライブラリーや、MPI 通信によるパフォーマンスの問題となる箇所を素早く発見する性能解析ツールが含まれています。

インテル® アーキテクチャー・ベースのクラスター向けにハイパフォーマンスなプログラム開発をするためには本製品が最適です。

ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。

インテル® Fortran コンパイラー

Fortran と OpenMP* をサポートする標準ベースの CPU および GPU コンパイラーです。実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、優れたパフォーマンスを実現します。主要なコンパイラー、開発環境、オペレーティング・システムとのシームレスな互換性を提供します。

詳細

インテル® MPI ライブラリー

メッセージ・パッシング・インターフェイス・ライブラリー

インテル® MPI ライブラリーは、MPI レイテンシーを最小限に抑え、広範なインターコネクト・ファブリック (Infiniband*、Myrinet*、iWARP、TCP/IP など) で業界最先端のパフォーマンスと強固なスケーリングを実現します。

MPI ランタイムクラスターおよびパフォーマンスを最適化するアプリケーション固有のチューニングをサポートします。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーとインテル® Fortran コンパイラーに加えて、ノードレベルのメモリー、スレッド、プロファイル・ツール、インテル® VTune™ プロファイラーなどの強力なインテル® ソフトウェア開発ツールとの統合により、MPI アプリケーションの迅速な開発、プロファイル、解析が可能です。

詳細

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザーの JavaScript を ON にしていただくか、こちらのドキュメント・ページをご覧ください。
インテル® コンパイラー・クラシックの仕様/動作環境については、こちらをご確認ください。

ハードウェア要件

CPU プロセッサー

次のインテル® 64 アーキテクチャーに基づくシステムを、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方でサポートしています。

  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・ プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Core™ Ultra プロセッサー
GPU
  • 第 11 世代インテル® Core™ プロセッサー向けインテル® UHD グラフィックスまたはそれ以降
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス
  • インテル® Arc™ グラフィックス
  • インテル® サーバー GPU
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound)
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
  • NVIDIA* または AMD* GPU (※インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー向け Codeplay プラグインが必須となります)
ディスク空き容量
  • 3GB (最小) - コンパイラーとライブラリー (インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー、インテル® DPC++ 互換性ツール、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー、およびインテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック) のみをインストールする場合
  • 24GB (最大) - すべてのコンポーネントをインストールする場合

注: インストール・プロセス中に、ダウンロードおよび中間インストール・ファイルを管理するため、最大 6GB のディスク空き容量が追加で必要になります。

RAM
  • 8GB (推奨)

共通のソフトウェア要件


オペレーティング・システム

インテル® 64 アーキテクチャーでサポートされているオペレーティング・システムは以下の通りです。個々のツールは、その他のオペレーティング・システムやアーキテクチャーをサポートしている場合があります。詳細は、各ツールのリリースノートを参照してください。

注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。


Linux*

CPU ホスト/ターゲットサポート

CPU ホスト/ターゲットの Linux* ディストリビューション サポートされるコンポーネント
Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x すべてのコンポーネント
Ubuntu* 22.04、24.04 すべてのコンポーネント
Fedora* 39、40 すべてのコンポーネント
SUSE* Linux Enterprise Server* 15 SP4、SP5、SP6 すべてのコンポーネント
Debian* 11、12 すべてのコンポーネント
Amazon* Linux* 2022、2023 すべてのコンポーネント
Rocky Linux* 9 すべてのコンポーネント
WSL* 2 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント

GPU

GPU アクセラレーター サポートされる Linux* ディストリビューション
インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.8、8.10、9.2、9.4
  • SUSE* Linux Enterprise Server* 15 SP4、SP5、SP6
  • Ubuntu* 22.04、24.04
インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound)
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.8、8.10、9.2、9.4
  • Ubuntu* 22.04、24.04
インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
  • Ubuntu* 22.04、24.04
インテル® Iris® Xe グラフィックス
  • Ubuntu* 22.04、24.04

レベルゼロと OpenCL* のグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。

  • Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU (GPGPU) ドライバーのインストールにつきましては、インストール・ガイド (英語) からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。
  • インテル® ソフトウェア開発ツール 2025.0 で推奨されるドライバーのバージョンは 2350.103 (LTS ドライバー、英語) および 2437.26 (ローリングドライバー、英語) です。

ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU* Bash が必要です。

Linux* カーネルのバージョンは 4.11 またはそれ以降である必要があります。

gcc、g++、および関連ツールを含む Linux* 開発ツールのコンポーネントがインストールされています。

インテル® コンパイラーは、異なるバージョンの gcc で構成されたさまざまな Linux* ディストリビューションで動作テストが行われました。使用する glibc のバージョンは、現在使用されている gcc のバージョンと一致している必要があります。他のディストリビューションでは動作しない可能性があり、推奨されません。


Windows*

CPU サポート

OS サポートされるコンポーネント
Windows* Pro および Enterprise 10、11 すべてのコンポーネント
Windows Server* 2019、2022 すべてのコンポーネント

GPU

GPU アクセラレーター サポートされる OS
インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound)
  • Windows* Pro および Enterprise 10、11
  • Windows Server* 2019、2022
インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
  • Windows* Pro および Enterprise 10、11
インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGfX)
  • Windows* Pro および Enterprise 10、11

レベルゼロと OpenCL* のグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。以下の記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。

  • インテル® Iris® Xe MAX (DG1) および第 11 世代 ~ 第 13 世代インテル® Core™ プロセッサー・グラフィックスは、こちらの手順 (英語) をご確認ください。
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound) につきましては、インテル® レジストレーション・センターをご確認ください。

コンポーネント特有の動作要件

  • インテル® oneCCL は Windows* ではサポートされていません。
  • インテル® oneTBB は GPU ではサポートされていません。


開発ツール


Visual Studio* Code (VS Code) 拡張

VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションを作成、デバッグ、およびプロファイルする開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® ソフトウェア開発ツールの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code Marketplace (英語) から以下の VS Code 拡張を利用できます。

  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けサンプルブラウザー
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け環境コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け解析コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け GDB GPU サポート
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けインテル® DevCloud コネクター

関連情報:


Eclipse*

Micsosoft* Visual Studio*

Microsoft* Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2)


Codeplay プラグイン

お知らせ

2024年11月6日、インテル社よりリリースが発表されたインテル® ソフトウェア開発ツールの最新バージョン 2025 に対応する有償サポートサービスの提供を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2025 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。また、必要に応じて数世代前までの旧バージョンをダウンロードしてご利用いただけます。

バージョン 2025 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 2025.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 2025.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

ツールの提供終了に関するご案内

開発元であるインテル社の方針により、バージョン 2025 のリリースに伴い、以下のツールは提供終了となりました。

  • インテル® Fortran コンパイラー・クラシック (ifort)

今後も Windows* および Linux* サポート、新しい言語サポート、新しい言語機能、最適化オプションを含む最新の機能を利用される場合は、今すぐ LLVM ベースのインテル® Fortran コンパイラー (ifx) へ移行することを推奨します。新しいコンパイラーとの相違点など、移行のための技術的な情報については、「インテル® oneAPI ポーティング・ガイド ― ifx へ移行する ifort ユーザー向け」をご参照ください。

以下のツールにつきましては、開発元であるインテル社の方針により、バージョン 2024.1 以降に含まれなくなりました。スタンドアロン・パッケージは、2025年以降に廃止される予定です。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットの有償サポートサービス製品を購入されたお客様は、それによるサポートサービスが有効な間、相当する旧バージョンのソフトウェアに対する技術サポートをご利用いただけます。ただし、それら旧バージョンの継続的な使用は推奨しません。

2024年6月9日をもって、製品の開発、提供元であるインテルの意向により、有償サポートサービス製品のひとつであった「インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキット」の販売を終息しました。

インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットによって優先サポートが提供されていた固有のツールキット「インテル® レンダリング・ツールキット」は、引き続き、インテルのウェブページ、または各ライブラリーやツールのオープンソース・プロジェクト・ページから、どなたでもダウンロードできます。

FAQ

これらのライブラリーは、oneAPI イニシアチブと連携して、コミュニティーによる仕様策定や定義が進められている oneAPI ライブラリー仕様の一部であるためです。

次世代のインテル® コンパイラー・テクノロジーは LLVM ベースで、データ並列 C++ または OpenMP* オフロードでアクセラレーター・テクノロジーをターゲットにすることができます。
インテル® Fortranコンパイラー・クラシックおよびインテル® C++ コンパイラー・クラシックは、インテル® Parallel Studio XE およびインテル® System Studio (C++ のみ) の一部として提供されているコンパイラーで、CPU に特化した開発を行うユーザー向けに引き続きサポートされます。
ベータ版インテル® Fortran コンパイラーは CPU をターゲットとする開発とインテルの GPU への OpenMP* オフロードをサポートし、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーはインテルの CPU、GPU、FPGA をターゲットとする開発をサポートします。

いいえ。サポートされている言語ごとに (C++、Fortran、または C++ と Fortran のバリエーション) 製品が販売されていたのはインテル® Parallel Studio XE までです。インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、サポートされているすべての言語が製品に含まれています。

いいえ。インテル® oneAPI ベース・ツールキット、インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット、インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットの商用製品では、各ツールキットはサポートしているすべての OS に対応しており、OS による製品のバリエーションはありません。ホストおよびターゲット・プラットフォーム向けにサポートされているすべての OS にアクセスできます。OS サポートについては、各ツールキットのシステム要件を参照してください。すべてのコンポーネントがすべての OS でサポートされているわけではないことに注意してください。

インテル®oneAPI ベース & HPC ツールキット、およびインテル®oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。

  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、「シングルノード」バージョンの製品ではなく、「マルチノード」バージョンの製品をご利用ください。

インテル® Parallel Studio XE とインテル® oneAPI ツールキットの対応については、新旧製品名一覧を参照してください。

いいえ。これらの「アドオン」ツールキットは、インテルの最新プラットフォームを対象とする開発ニーズを満たす完全なツールスイートの一部として、インテル® oneAPI ベース・ツールキットとともに使用するものです。スタンドアロンでは購入できません。

データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos の SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。

データ並列 C++ は、CPU とアクセラレーターに並列プログラミングの生産性とパフォーマンスを提供する oneAPI の主要言語です。DPC++ の目標は、プログラミングを簡素化し、さまざまなハードウェア・ターゲットでコードを再利用できるようにしつつ、特定のアクセラレーター向けのチューニングも可能にすることです。データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。

oneAPI DPC++ コンパイラーを含む、多くのライブラリーとコンポーネントはすでにオープンソースであるか、間もなくオープンソースになる可能性があります。オープンソースの要素は、oneapi.com (英語) で確認できます。

oneAPI の言語、DPC++、およびライブラリーの仕様は、ほかのハードウェア・ベンダーが使用できるように公開されており、インテルでは各社に oneAPI の採用を推奨しています。独自の oneAPI 実装を作成して特定のハードウェア向けに最適化するかどうかは、各ベンダーや業界関係者次第です。例えば、Codeplay* は、NVIDIA* GPU 向けのハイパフォーマンス・コードを生成するため、オープンソースの DPC++ コンパイラーに NVIDIA* コンパイラー・バックエンドを提供しています。

oneAPI 仕様は、複数のベンダーの幅広い CPU とアクセラレーターをサポートするように設計されています。ベータ版インテル® oneAPI リファレンス実装は、現在、インテル® CPU (インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、Intel Atom® プロセッサー)、インテル® Arria® FPGA、インテル® Stratix® 10 FPGA、および将来のインテル製ディスクリート・データセンター GPU 向けプロキシー開発プラットフォームとして第 9 世代および第 11 世代インテル® プロセッサー・グラフィックスをサポートしています。今後も、その他のインテルのアクセラレーター・アーキテクチャーが追加される予定です。

いいえ。直接実行することはできませんが、1 つのハードウェア・アーキテクチャーに「固定」されていると感じ、ハードウェアをより自由に選択できる言語にコードを移行したいと考えている CUDA* 開発者を支援するため、インテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。

oneAPI は、インテルのハードウェアだけでなく、さまざまな種類のプロセッサーとアクセラレーターの開発を簡素化するように構築されています。ダイレクト・プログラミング・コンポーネントと API ベースのプログラミング・コンポーネントの両方を含む標準およびオープン仕様に基づいており、広範なエコシステムの採用およびイノベーションを可能にします。
インテルは、コラボレーションを促進し、新しい機能と拡張機能を構築するため、DPC++ (oneAPI で使用されるダイレクト・プログラミング言語) のオープン・コミュニティー・プロジェクトを立ち上げました。イニシアチブに参加している企業は、オープン仕様を使用して、oneAPI ベースの独自の実装を構築できます。

oneAPI には、Khronos Group の SYCL* 仕様を統合した C++ ベースのデータ並列 C++ (DPC++) と呼ばれる、ダイレクト・プログラミング向けの統一された言語が含まれています。また、サポートされるすべてのプラットフォームで、並列処理を実装して高水準言語のネイティブ・パフォーマンスを実現する各種パフォーマンス・ライブラリーを含む API ベースのプログラミングも含まれています。

いいえ。oneAPI は、C、C++、Fortran、Python*、MPI、OpenMP* などの既存の言語やプログラミング・モデルと共存できます。アプリケーションが CUDA* で記述されている場合は、一部のコードの書き直しが必要になることがあります。CUDA* から oneAPI への移行を支援するため、CUDA* 開発者向けにインテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。移行できなかったコードは、ツールの実行後に手動で編集する必要があります。

データセントリックな分野の特殊なワークロードには、強力な CPU から専用の AI シリコンまで、多様なコンピューティング・エンジンが必要となります。現在、データセントリックなハードウェアでは、異なる言語、ライブラリー、ソフトウェア・ツールを使用してプログラムされた個別のコードベースを維持しなければならないのが一般的です。これは複雑で、開発者は多くの時間を費やす必要があり、アクセラレーションとイノベーションの妨げとなります。インテルとそのエコシステムは、oneAPI を利用して、クライアントからデータセンター、エッジ、5G 通信など、さまざまな処理エンジンをサポートする統一されたソフトウェア・アーキテクチャーを構築しています。

最新のマルチコア・プラットフォーム向けに最適化を行うことが、インテル® プロセッサーの性能を最大限に引き出すための最良の方法です。インテル® ソフトウェア開発ツールと最新のプログラミング・モデルを採用することにより、プログラミングの投資を無駄にすることなく、新しいプロセッサー・テクノロジーを導入することができます。C/C++ プログラマーは、インテル® oneAPI ツールキットに含まれているインテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB) から始めると良いでしょう。インテル® TBB は、並列処理を活用するタスクベースの抽象化を、移植性とスケーラビリティーに優れ、安定性を備えた、将来にも対応できるタスク/データ並列モデルのセットとともに提供します。これらのモデルは既存のアプリケーションに簡単に統合でき、ソフトウェアおよびハードウェアの投資を保護します。

Fortran プログラマーおよび多くの C プログラマーは、OpenMP* に注目すべきです。

インテル® oneAPI ツールキット製品の 30 日間の評価版をダウンロードできます。評価ライセンスをリクエストした後、評価版ダウンロード専用フォームから発行される 13 桁のシリアル番号を添えて弊社までお問い合わせいただいた場合、評価期間中に無料のサポートを受けることができます。

インテル® oneAPI の評価版は、こちらからダウンロードできます。

macOS* (x86) 向けのインテル® oneAPI ツールキットは、2024.0 のリリースで提供が終了しました。

購入時の製品シリアル番号を用いてインテル® レジストレーション・センターで製品の登録を行い、ライセンスファイル (拡張子が .lic のファイル) を取得します。その後、取得したライセンスファイルを所定のディレクトリーに配置すれば製品版として使用することができます。

具体的な手順、ライセンスファイルの配置場所は 製品登録 & ダウンロード・ページのシリアル番号の登録方法を参照ください。

  • 評価版から製品版に切り替える際に、再インストールする必要はありません。

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル ® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

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インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル ® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

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