注意
Image Access Management は、Docker Business ユーザーのみ利用できます。
Image Access Management (イメージ アクセス管理) は、Docker Business サブスクリプションで利用可能な新機能です。この機能を利用して、組織のオーナーは、開発者が Docker Hub からプルできるイメージの種類 (Docker Official Images、Docker Verified Publisher イメージ、コミュニティ イメージ) を制御できます。
たとえば、組織の一員である開発者が新しいコンテナ アプリケーションを構築する際に、信頼されていないコミュニティ イメージをアプリケーションのコンポーネントとして誤って使用してしまう可能性があります。このイメージは悪意のあるものである可能性があり、会社にセキュリティ リスクをもたらすことになります。Image Access Management を利用することで、組織のオーナーは、Docker Official Images、Docker Verified Publisher イメージ、または組織の独自のイメージなど、信頼できるコンテンツのみに開発者のアクセスを制限して、このようなリスクを防ぐことができます。
次の動画では、Image Access Management の権限を設定する手順を説明します。
Image Access Management 権限を設定するには、次の操作を行います。
組織を選択して、[Organizations] ページの [Settings] タブに移動し、[Org Permissions] をクリックします。
注意
Image Access Management は、デフォルトでは無効に設定されています。ただし、組織内の owners
チームのメンバーは、設定に関係なく、すべてのイメージにアクセスできます。
組織内の各メンバーが安全でセキュアな環境でイメージを使用するように、以下の手順を実行して、組織の下でのサインインを強制できます。
Docker Desktop 4.0 以降をダウンロードします。
注意
現在、Linux で利用可能な Docker Desktop はありません。ログイン中、Linux ユーザーは Mac や Windows ユーザーと同様の制限を受けますが、ログインを要求する方法がありません。
Windows または Mac で registry.json ファイルを作成してください。
Windows の場合:
C:\ProgramData\DockerDesktop\registry.json
というファイルを、Docker Desktop を使う開発者が削除・編集できない (システム管理者しか書き込めない) ファイル権限で作成してください。このファイルは JSON 形式で、allowedOrgs
キーに 1 つ以上の組織名が含まれている必要があります。
registry.json ファイルを作成するには、次の操作を行います。
cd /ProgramData/DockerDesktop/
メモ帳で、registry.json
と入力して、allowedOrgs
キーに 1 つ以上の組織名を入力して保存します。
例:
{ "allowedOrgs": ["mycompany"] }
Powershell に切り替えて、start .
と入力します。
これで、registry.json ファイルの作成は完了です。
macOS の場合:
/Library/Application Support/com.docker.docker/registry.json
というファイルを、Docker Desktop を使う開発者が削除・編集できない (システム管理者しか書き込めない) ファイル権限で作成してください。このファイルは JSON 形式で、allowedOrgs
キーに 1 つ以上の組織名が含まれている必要があります。ユーザーは、Docker Desktop を使用する前に、サインインして、少なくとも 1 つの組織のメンバーになっている必要があります。
registry.json ファイルを作成するには、次の操作を行います。
allowedOrgs
キーに 1 つ以上の組織名を入力して、Documents に保存します。
例:
{ "allowedOrgs": ["mycompany"] }
新しいターミナルを開いて、次のコマンドを入力します。
sudo mkdir -p /Library/Application\ Support/com.docker.docker
注意: 入力を求められたら、ローカル マシンのパスワードを入力します。
次のコマンドを入力します。
Documents/registry.json /Library/Application\ Support/com.docker.docker/registry.json
これで、registry.json ファイルの作成は完了です。