これらの変更で、v7.01 またはそれ以降のソース ファイルを使用して、v7.00 またはそれ以前のドライバ
プロジェクトを再ビルドする場合には、プロジェクトのビルドを成功するためには、プロジェクト / make
ファイルを変更し、プロジェクトの include パスに WinDriver/ および WinDriver/include
ディレクトリへのパスを追加する必要があります。
Windows
の場合、v6.20 以降、MSDEV (Visual C++) のプロジェクトで、WinDriver\lib\wd_utils.lib
ライブラリへ Link を行うことによって、wd_utils.dll (Delphi と
Visual Basic のプロジェクトで使用) を使用することが出来るようになりました。WinDriver
v7.00 から、Borland C++ Builder プロジェクトで同じオプションを使用できるようになりました。そのプロジェクトで
WinDriver\lib\wd_utils_borland.lib ライブラリの
Link を行う必要があります。点が異なります。
Linux の場合、v7.00 以降のプロジェクトで、WinDriver/lib/libwd_utils.so
へ Link することによって、wd_utils を使用できます。Linux のプロジェクトで、この共有オブジェクトへ
Link を行うためには、makefile の WinDriver/src ディレクトリ
(SECS フラグ以下) のすべてのソース ファイルをリストせずに、makefile のリンク フラグ
(LFLAGS += -1 wd_utils) へ wd_utils を追加します。
WinDriver の v7.01 以降、Windows CE のプロジェクトでも、WinDriver\lib\wd_utils.lib
への Link を行うことによって、wd_utils を使用できます。また、Solaris
のプロジェクトでも、WinDriver/lib/libwd_utils.so
への Link が可能です。
新しい WDC APIs (現在、C のみを提供) に関する詳細は、WinDriver v7.x のユーザー
マニュアルを参照してください。v7.x の DriverWizard で生成されたプロジェクトは、低レベルな標準的な
WinDriver API の代りに、WDC API を使用します。v7.x の pci_diag、pcmcia_diag、pci_dump
および plx サンプルでも、この新しい API を使用しています。
WDC が主に、標準的な WinDriver API (まだサポートされています) へのラッパーを提供するので、新しい
WDC ライブラリを使用するのに古いコードを修正する必要はありません。新しい API を使用するようにコードをアップグレードする場合には、新しいサンプルおよび生成されたコードを検証し、古いコードと、新しいコードを比較し、新しい
WDC API の使い方を理解するのが最良な方法です。