バージョン 12.3 以降の WinDriver は、 Xillinx PCI Express cards with XDMA support のさまざまな特徴をデモする診断ユーティリティにおけるユーザー
モード サンプル コードを提供しています。
サンプル ソース コードおよびプリコンパイル済みサンプルは、WinDriver\xilinx\xdma ディレクトリより確認できます。
"Resource overlap" (リソースのオーバーラップ) エラーを回避するために、診断ユーティリティを実行する前に DriverWizard
が閉じていることを確認します。
xdma_diag ユーティリティ
注意:
上記画像のように、XDMA がサポートする適切なデバイスを実装している場合、上記画像のように診断ユーティリティは自動的にデバイスをスタートアップに開きます。そうでない場合は、オプション
[2] を選択しデバイスを開きます。
DMA テストの実行
オプション [6] を選択後、DMA 転送の実行または DMA のパフォーマンスの測定のいずれかを行うことができます。DMA 転送オプションは、実際にデバイスからデータの読み込みおよび書き込みが可能になります。書き込みオプションは、16
進数表記によるバイトの入力が可能になります。ユーザーが入力した number of packets to transfer (転送するパケット数)
によって、このバイトは繰り返しデバイス メモリに書き込まれます。
読み込みオプションは、ユーザーが入力した EPGA offset によって特定のメモリ領域の内容を出力します。
シンプルなテストは以下のようになります。
- 1. 特定のバイトをデバイスのメモリに書き込みます。
- 2. 同じオフセットから読み込み、デバイスに書き込まれたデータが実際に現在読み込まれているデータであるかを確認します。
XDMA 転送の例
DMA パフォーマンス オプションはデバイスのスピードをテストします。
転送するディレクションを選択する必要があります (デバイスから、デバイスへ、または双方向への転送等)。
次に、テスト実施中に作成される各転送に対応するバッファー サイズおよびテストの継続時間を入力します。その後、テストが開始し、テスト結果が出力されます。
XDMA Performance テストの例
XDMA GUI ユーティリティ
バージョン 12.5 以降の WinDriver は、上記の DMA 転送および DMA パフォーマンス テストと同じ xdma_diag ソース コードを基準にし GUI ユーティリティも提供します。
xdma_gui ユーティリティは、
WinDriver/xilinx/xdma/gui ディレクトリより確認できます。
コンソール xdma_diag プログラムと類似している xdma_gui ユーティリティは、自動的に XDMA デバイスを開きます。開かない場合は、XDMA をサポートしているデバイスを選択し開きテストを実行します。
xmda_gui の例
xdma_gui 内の DMA Transfer テスト
xmda_gui ユーティリティ内の DMA Performance
DriverWizard 上での XDMA コード 作成
バージョン 12.5 以降の DriverWizard は、[Add device specific customization (optional)] (デバイス特定のカスタマイズを追加する) メニューから [Xilinx XDMA design] を選択することによって、生成された xdma_diag プログラムと類似しているユーザー モード
診断プログラムのソース コードを生成します。
XDMA デバイス独自のカスタマイズでコードを生成
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