テクニカル ドキュメント #1



Doc ID: 1
製品: WinDriver
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WinDriver とは?

WinDriver は、ユーザー モードでハードウェアに簡単にアクセスできるツールキットです。

PCI/cPCI/ISA/ISA PnP/EISA および USB デバイス ドライバの開発に最適です。 I/O 操作、メモリ マップ カードへのアクセス、ハードウェアの割り込み処理、DMA 転送、USB パイプからの read/write、Plug and Play の対応および複数枚のボードの処理に対応しています。

WinDriver で開発したコードは、ご利用のバージョンが対応してるすべて OS 間で互換性があります。WinDriver は、現在、以下の OS に対応しています:
PCI/ISA の場合: Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server2003、Windows CE、Linux、Solaris および VxWorks
USB の場合: Windows 98/Me/2000/XP、Windows CE および Linux Windows NT 4.0 の場合、別のツールキットとなります。
メモ: Window 95 は、以前の WinDriver のバージョンで対応しています。

WinDriver は、すべての PCI ブリッジ チップセット対応し、また PLX、Altera および QuickLogic などの主要な PCI チップ ベンダーに対する対応を拡張しています。USB も同様に Cypress EZ-USB ファミリに対する対応を拡張しています。これによって、バスの詳細な内部構造を気にすることなく、デバイスの仕様のロジックに専念できます。 拡張機能の対応に関する詳細は、WinDriver Windows および WinDriver USB のサイトおよび WinDriver のユーザー マニュアルを参照してください。

WinDriver の強力な GUI ユーティリティである DriverWizard を使用して、コードを1行も記述せずに、ハードウェアへ/からデータを転送、割り込みのリスンなどをすることによって、簡単にハードウェア リソースの検出/定義およびハードウェアのデバッグを行えます。

また、DriverWizard を使用して、デバイスの雛型となる診断コードを生成できます。そのコードには、対象のデバイスと通信する WinDriver の API を使用する便利なラッパー関数が含まれます。更に、WinDriver は、ドライバ アプリケーションの雛型となるさまざまサンプルを用意しているので、これらを参照することもできます。

WinDriver を使用することによって、ユーザー モードですべての開発が可能です。また、DDK またはカーネル レベルの知識を必要としません。WinDriver の基本アーキテクチャに関しては、こちらを参照してください。

PCI/ISA 開発の場合、ユーザー モードでアプリケーションを開発後、WinDriver の Kernel PlugIn 機能を使用して、パフォーマンスの最適化のために、コードのクリティカルな部分をアプリケーションまたは DLL (in Ring 3) からカーネル レベル (ring 0) へ簡単に移行できます。