上級者向け使い方ガイド

上級者向け使い方ガイド




このラーニング トラックでは、Smartsheet を使用して複数のチームで大規模に作業する方法を理解することができます。


複数のプロジェクトの管理から、エグゼクティブへの可視性の提供まで、Smartsheet は組織全体にわたる大規模な作業を支援します。 このラーニング トラックでは、高度なシート間数式を適用してメトリックを計算する方法を習得します。 また、ダッシュボードを使用して 重要な情報を一元化し、リアルタイムのデータをグラフ化する方法についても学習します。 依存関係、ベースライン、クリティカル パスなど、 プロジェクトを効果的にセットアップし、追跡する方法を確認します。 また、校正やドキュメント ビルダーなど、コンテンツを管理して共同作業をする方法についても学びます。 最後に、ソリューション全体をコード不要の WorkApp にバンドルする方法を学習します。

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シート間の数式

数式内で別のシートをすばやく簡単に参照する方法をご覧ください。 Smartsheet でシート間の数式とデータを結びつけると、 情報をより効率的に整理する柔軟性が生まれ、情報に基づいた決定を行い、より迅速に行動を起こすことができます。




ステップバイステップの手順に従ってシート間の数式を有効にします。


  1. シートを開き、関数名を記入して、詳細に表示される [別のシートを参照] をクリックします。


  2. データ ソースおよび参照するデータを選択します。完了したら、[参照の挿入] をクリックします。


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高度なシート間の数式




     

高度な数式では VLOOK や MATCH、INDEX などの関数を利用できます。以下は、カスタマー ID に対して紐づいているセールス担当の別一覧シートから、カスタマー ID が一致するセールス担当を返しています。



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ダッシュボード

ダッシュボードは、重要なデータをリアルタイムで可視化し、チームが必要とするすべての情報を 1 か所に集約するコミュニケーション ツールです。

ダッシュボードは、ダッシュボードの基本要素である構成が簡単なウィジェットで構成され、シートやレポートのライブ データを表示できます。 ダッシュボードはチーム メンバー、経営陣、外部の顧客など、誰とでも共有でき、デスクトップまたは Smartsheet モバイル アプリで簡単に表示できます。

ライブ ダッシュボードをさまざまな関係者と共有することで、適切な情報を適切な人に適切なタイミングで提供し、情報に基づいた意思決定を行うことができます。 また、プログラム、プロセス、チームに関するすべての情報とリソースを 1 か所に集約するためのチーム ポータルとして使うこともできます。




ステップ バイ ステップの手順に従って、ダッシュボードを作成します。




ダッシュボードの作成

グラフ、メトリック、レポート ウィジェットにデータを追加するには、元のシートまたはレポートへの共有権限が必要です。

新しいダッシュボードの作成

  1. ホーム画面で、[ソリューションの作成] を (画面上部の青いボタンから、または左側のレールの + アイコンから) 選択します。


  2. [ダッシュボード] を選択します。


  3. ダッシュボードの名前 (以下画像の ①) を入力します。
  4. [ダッシュボードの編集] (以下画像の ➁) を選択し、新しいダッシュボードの情報を編集および追加します。


  5. 右メニューの + ボタンをクリックして、適切なダッシュボード ウィジェットを追加します。


  6. ダッシュボードの右上部分で [保存] を選択します。



ダッシュボードの編集

ダッシュボードの所有者または管理者は、ダッシュボードの背景色を変更したり、ウィジェットを追加または編集したりすることができます。ショートカット メニューから追加の編集機能にアクセスすることもできます。


ダッシュボードを編集するには

  1. 画面の右上部分で [ダッシュボードの編集] を選択します。
  2. ナビゲーション バーの右側で、次のいずれかのペインを選択します。
    1. ダッシュボードのテーマ: ダッシュボード全体の色テーマを選択し、すべてのウィジェットに適用します。キャンバスの色をカスタマイズすることもできます。
    2. テーマの色は、レポート内のコンテンツや Web コンテンツ ウィジェットには適用されません。

    3. ウィジェットの追加: ダッシュボードに表示したいウィジェットを追加します。
    4. ウィジェット設定: ダッシュボードでウィジェットを編集します。
  3. 編集が完了したら、画面の右上部分で [保存] を選択します。

ショートカット メニューを使用してダッシュボードを編集

グリッド ビューの任意の場所を右クリックし、以下のいずれかのアクションを選択します。

  1. ここに貼り付け: コピーしたウィジェットを貼り付けます。
  2. ダッシュボード設定: 背景色またはフォントを変更します。
  3. ウィジェットの追加: ダッシュボードにウィジェットを追加します。
  4. 空のスペースを統合: 上部ウィジェットと下部ウィジェットの間の使用していない行を削除して、ダッシュボードの垂直方向のスペースを統合します。これにより、ウィジェットの配置方法に影響を与えることなく、現在のダッシュボードの最もコンパクトなバージョンが表示されます。



ダッシュボード上の画像ウィジェット

コンピューター上のフォルダーからダッシュボードに直接画像をドラッグできます。画像をドロップすると、Smartsheet によって画像ウィジェットが作成されます。ウィジェットを作成してから、そのウィジェットに画像をドラッグすることもできます。



画像ウィジェットにカーソルを合わせ、ファイル セレクターで画像を変更します。


レイアウト

  1. 埋める: 既定。画像は縦横比を維持したまま、ウィジェット コンテナーを埋めるようになります。画像はスペースに合わせてクリップされます。
  2. 合わせる: 画像の縦横比は維持されますが、ウィジェット コンテナーに合わせてサイズが変更されます。
  3. 実際のサイズ: 画像は実際のサイズで表示されます。

余白

  1. 余白なし: 既定
  2. 余白あり: 20 ピクセル



カスタム カラーの適用

フォント、グラフ、タイトルなどの色を選択するときは、標準のプリセットから選択するか、HEX コード、RGB コード、または色のグラデーションを使用してカスタム カラーを追加できます。


カスタム カラーを作成するには

  1. ダッシュボードの右上で、[編集] > [ダッシュボードのテーマ] を選択します。


  2. [Create Theme] (テーマの作成) をクリックして、[Create New] (新しく作成) を選択します。


  3. 変更したいアイテム (以下) の [Change] (変更) をクリックして、色を選択します。

    1. Canvas (ダッシュボード全体) の背景色
    2. Title (ダッシュボードのタイトル) の背景色
    3. Widget (各ウィジェット) のタイトル背景色や文字色、ウィジェット背景色や文字色


  4. + ボタンをクリックします。


  5. 色を選択して [Apply] (適用する) をクリックします。



カスタム カラーについて知っておくべきこと

  1. ダッシュボードには、最大 20 個のカスタム カラーを保存できます。
  2. カスタム カラーはダッシュボードに固有のものであり、この設定は他のダッシュボードには適用されません。同じダッシュボード上にある場合、異なるウィジェットで同じカスタム カラーをすばやく選択できます。
  3. 現在のダッシュボードから新しいダッシュボードを開始すると、カスタム カラーやその他のアイテムが保持されます。ダッシュボードのコピーを作成するには、[ファイル] > [新規として保存] を選択します。
  4. モバイル アプリでダッシュボードを表示すると、カスタム カラーは利用可能な最も近い規定の色に置き換えられます。



ダッシュボードの自動更新

公開されたダッシュボードは、10 分ごとに自動で最新の情報に更新されます。この動作はカスタマイズすることもオフにすることもできません。


自動更新機能は、自分のダッシュボードのビューに対してのみ変更できます。たとえば、自動更新をオフにしても、ダッシュボードを表示している他の共同作業者に対しては有効のままになります。


頻度を変更する、または自動更新機能をオフにするには

  1. メニュー バーで、[表示] (以下画像の ①) > [自動更新] (以下画像の ➁) を選択します。
  2. 適用する変更を選択してください。
    1. 頻度を選択します。
    2. [自動更新] をオフにするには、[オフ] を選択します。


Web コンテンツ ウィジェットは、ダッシュボードで自動では最新の情報に更新されません。

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ダッシュボードのグラフ

グラフを使用すると、データを傾向とメトリックのリアルタイムのビジュアルに変換できるため、適切な意思決定をより迅速に行うことができます。 シートとレポートのライブ データを利用したグラフ ウィジェットを使用して、 任意のダッシュボードにグラフを追加できます。 複数の異なるグラフ タイプが利用できるため、柔軟なグラフでデータを希望どおりに表示できます。




ステップバイステップの手順に従って、グラフを作成します。




ダッシュボードのグラフを作成する

グラフ ウィジェットを作成するには

  1. 右のレールで、[+] ボタンをクリックします。または、[編集] メニューの [ウィジェットの追加] ドロップダウンから [グラフ] を選択します。
  2. [ウィジェットの追加] ボックスから、[グラフ] を選択します。
  3. グラフを選択する前に、まずデータを選択する必要があります。[データとグラフ タイプ] セクションで [データの追加] をクリックします。
  4. フォームの左側で、グラフ化したいテーブルを含むシートまたはレポートを選択します。次に、右側のセルの範囲を選択します。
  5. データを選択したら、[OK] をクリックします。

後でデータ範囲を変更する必要がある場合は、ウィジェットを編集し、[データの編集] をクリックしてデータ範囲を再選択します。

データを選択したら、グラフのタイプと書式を選択します。


グラフ タイプを選択する

グラフ化するデータを選択したら、データを視覚的に表すグラフを選択できます。Smartsheet は、範囲内のデータの形式に基づいて、 グラフ タイプを自動的に提案します。[グラフ ウィジェットの編集] フォームの右側で、別のグラフ タイプを選択できます。


比較したいデータ 推奨グラフ
時間の経過に伴う数値の変化を示す 折れ線グラフ、平滑線グラフ、ステップ ライン グラフ
数値を相互に直接比較する 縦棒グラフ、横棒グラフ、積み上げ縦棒グラフ、積み上げ横棒グラフ
個々の数値がデータ セット全体とどのような関係があるかを示す 円グラフ、ドーナツ グラフ
  1. データが期待どおりに表示されない場合は、[行/列を切り替え] をクリックします。
  2. 円グラフとドーナツ グラフにはゼロ値が表示されません。



利用可能なグラフと列のタイプ

グラフタイプ

Smartsheet には次のグラフ タイプがあります。

  1. 折れ線グラフ
  2. 平滑線グラフ
  3. ステップ ライン グラフ
  4. 横棒グラフ
  5. 積み上げ横棒グラフ
  6. 縦棒グラフ
  7. 積み上げ縦棒グラフ
  8. 円グラフ
  9. ドーナツ グラフ
  10. 散布図

列タイプ

グラフ ウィジェットは、次の列タイプのみのグラフ化をサポートします。

  1. 文字列/数値: 値は数字のみでなければなりません
  2. ドロップダウン リスト: 数字のように見える文字列を除いた数字のみ
  3. 自動番号割り当て/システム生成列: プレフィックスやサフィックスのない数字 (文字列ではない数字)
  4. 記号: 数字のみ (記号はグラフ化できません)

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依存関係のあるガントチャート

ガント チャートに依存関係を追加することで、プロジェクト タイムラインと個々のタスク間の関係を効率的に管理できます。 先行タスクの開始日または終了日が変更されると、 タイムライン内の依存タスクの日付が自動的に更新され、変更が反映されます。 ベースラインを設定して、計画と実際の日付の差異を追跡することもできます。




ステップバイステップの手順に従って、ガント チャートを作成します。




ガント チャートの作成と操作

ガント チャートは、プロジェクトのスケジュールを視覚化するユーザーフレンドリーな方法であり、次の2つの部分に分かれています。


  1. 左側のグリッド ビューには、プロジェクトのタスクと詳細が表示されます。
  2. 右側のガント チャートでは、タスクとマイルストーンの輪郭が水平バーとひし形で表示され、左から右に時系列で配置されています。各バーはタスクの期間を表しているため、タスクの整列と重なりを一目で簡単に確認できます。

それ以外に、ガント ビューでは以下のこともできます。

  1. 依存関係を表示し、タスク間の関係を追跡する。
  2. プロジェクトのクリティカル パスを表示する。
  3. タスクの進捗率を表示する
  4. 階層を使用してサマリー行を作成し、プロジェクトをさらに整理する



ガント チャートを追加する

ガント チャートを使用するには、シートまたはレポートには、タスクの開始日と終了日を表す日付列が少なくとも 2 つ必要です。タスク バーの長さは、この日付間の期間を表します。


ツールバーで [ガント ビュー] を選択してビューを切り替えます。チャートはシートの列の右側に表示されます。また、グリッド列をガント チャートから分離する区切り線もあります。 分割線にカーソルを合わせて分割線を右または左にドラッグすると、いずれかのセクションの表示を広げることができます。


ガントビューは以下を描画します。

  1. 開始日と終了日が同じ行の 1 日バー
  2. 開始日と終了日が異なる行の複数日バー
  3. 開始日または終了日のみが指定されている行のひし形マイルストーン

シートで依存関係が有効になっている場合、マイルストーンのひし形は、期間が 0 日の行に対して描画されます。




ガントビューの設定を構成する

シートの所有者と管理者のみがプロジェクト設定を変更できます。

シートのプロジェクト設定を変更して、ガント ビューの設定を構成し、依存関係を有効にします。


[プロジェクト設定] を開くには、ガント ビューの任意の列ヘッダーを右クリックして [プロジェクト設定の編集] を選択するか、シートの右上隅にある設定ツールバー ボタンを選択します。




進捗率の可視化

進捗率のオーバーレイを表示するように選択できます。表示する列を選択するには、[プロジェクト設定] で [% 完了] 列を設定します。この列に値を入力すると、タスクバー内に [% 完了] 列に入力した値ごとに影付きのバーが表示されます。


ガント ビューのタイムスケールを調整する

ここではガント ビューのタイムスケールのプライマリとセカンダリの見出しが決まります。ヘッダーを変更するには、ガント チャートの右上隅にある歯車アイコンを選択し、[プロジェクト設定] ダイアログで [ガント タイムスケール設定] を選択します。


また、ガント ビューには四半期、月、週、日の 4 つのズーム レベルがあります。ガント チャート部分の任意の日付を右クリックし、[ズーム イン] アイコンまたは [ズーム アウト] アイコンを使用して、ビューを調整します。


ガント ビューのタイムスケール表示に加えた変更を保存して、エクスポート時に保持します。これらの変更は、エクスポート時に表示されます。





ガント チャートを使用した作業

ガント ビューから直接タスクを変更する

タスクの日付を変更するには:

  1. タスクバーの中央を選択してドラッグし、タスクを新しい開始日と終了日に移動します。
  2. バーの開始または終了だけをドラッグして、バーの開始日または終了日(および結果としての期間)を変更します。


タスクバーをカスタマイズする

タスクバーに色を適用できます。色を追加するには:

  1. タスクバーを右クリックします。
  2. [色の設定] を選択します。

また、条件付き書式を使用して、タスク バーに色を自動的に適用することもできます。



行階層

ガントビューのグリッド部分で行階層を使用することで、行をセクションやフェーズに整理することができます。子の行は、開始日と終了日に基づいて、ガント チャートで個々のタスク バーとして表示されます


階層を使用し、シートで依存関係をオンにすると、親の行には子の行の概要が反映されます。親の行の値は、[期間]、[完了率]、[開始日]、および [終了日] 列で自動的に計算されます。手動で変更することはできません。ただし、依存関係がオフの場合は、必要に応じて親の行の値を変更できます。


クリティカル パス、サマリー パス、ドライビング パス

クリティカル パスは、スケジュールを維持し、遅延を避けるために、時間内に完了させなければならない最も長いタスクのシーケンスです。 クリティカル パスを使用するには、シートの [プロジェクト設定] で依存関係を有効にします。クリティカル パスを有効にすると、フィルターを作成して、クリティカル パスにあるタスクとないタスクのみを表示できます。
また、ドライビング パスを有効にして、タスクの開始日に影響を与えるタスクをすばやく特定することもできます。さらに、サマリー パスをアクティブにして、親サマリータスクの終了日に影響を与えるサブタスクを特定できます



ベースライン

ベースラインを使用して、プロジェクトの予想されていた完了時間と実際の完了時間を比較します。ベースラインを有効にするには:

  1. [開始日] 列と [終了日] 列を追加します。
  2. ガント ビューに切り替えて、ツールバーの [ベースライン] ボタンを選択します。

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プロジェクト管理チュートリアル

Smartsheet は、チームがスピードと責任感を意識しながら一丸となって遂行することを促進し、より良い成果をより早く達成するための、 効率的なプロジェクト管理に不可欠なツールを提供しています。




ステップバイステップの手順に従って、プロジェクト設定を変更します。




ガント ビュー ~ プロジェクト設定を変更する

Resource Management セクションは、ビジネス プランまたはエンタープライズ プランでのみご利用いただけます。

ガント ビューの使用中にプロジェクト設定にアクセスして、ガント チャートの依存関係やタイムスケールを変更することができます。 ビジネス プランまたはエンタープライズ プランをご利用の場合は、利用可能な Resource Management 機能を変更することもできます。


プロジェクト設定には、グリッド ビューまたはガント ビューから以下のようにアクセスできます。

  1. ガント ビューから: ガント チャートの任意の列ヘッダーを右クリックして、[プロジェクト設定] を選択します。
  2. グリッド ビューから: シートの任意の列ヘッダーを右クリックして、[プロジェクト設定の編集] を選択します。

シートをガント ビューに切り替えた後にのみ、ガント タイムスケール設定が表示されます。




依存関係設定を編集する

日付範囲表示

開始日列と終了日列: 開始日と終了日を追跡するために使用する列を選択します。


スケジュールされた各タスクには、年、月、日を含めた開始日と終了日が必要です。日付選択アイコンを使って、正しい形式で日付を入力します。


開始日列と終了日列を設定する場合:

  1. タイムラインが元のスケジュールとどこが異なるかを確認するには、任意のセルを右クリックして [履歴の表示] を選択し、保存された以前の日付の値を表示します。
  2. 開始日と終了日は、特定の「期間」「先行タスク」の値を持つ行で自動的に計算されます。
  3. 終了日を計算するには、開始日に特定の期間を足すことで自動計算されます。
  4. タスクの開始日または終了日が先行タスクの影響を受けている場合でも、該当のセルをクリックして新しい日付を選択し、手動で変更できます。このようにして日付を手動で指定すると、先行タスクとの関連付けが無効になり、その行から値が削除されます。
  5. 親行に先行タスクの値が入っている場合、この依存関係は各子行の開始日に影響を与えます。親行の先行タスクの値を削除すると、子行の日付を手動で変更できるようになります。

オプション

% 完了の列:「% 完了」列として割り当てる列を選択します。この列では、ガント チャートのタスク バー内に % 完了インジケーターがオーバーレイされ、自動化された % 完了計算を確認できます。


親行では、Smartsheet が子行の期間と % 完了の値の両方に基づいて、自動で完了率を計算します。


この列の値をパーセンテージとして書式設定するには、上部の列ヘッダーを選択してから左のツールバーの % アイコンをクリックします。


親行の % 完了の自動化はオプションです。[プロジェクト設定] を開き、ウィンドウの「% 完了」列のドロップダウン リストで [なし] を設定すると自動計算が非アクティブ化されます。親行で数式を使用するか、手動で親行の値を設定し、ガント バーから進捗状況インジケーターを削除できます。



依存関係

依存関係をアクティブにすると、期間と先行タスクの値が変更されたときに、日付が自動的に計算されて調整されます。


依存関係をアクティブ化したら、先行タスク列と期間の列を割り当てる必要があります。


シートに既存の先行タスク列と期間の列がない場合、Smartsheet が自動的に作成します。


  1. 先行タスク: この列は、スケジュール内のタスク間に依存関係を作成するために使用されます。
  2. 期間: この列は、タスクの開始日と終了日のスケジュール作成を自動化するために使用されます。
  3. 稼働日: 稼働日と時間を編集します。休日など、特定の日付を除外することができます。 既定では、1 日の長さは 8 時間に設定されています。システムでは、タスクの日数を計算するときに 1 日の長さを考慮します。

依存関係がアクティブになっている場合、先行タスクに依存しているサブタスクの開始日と終了日は、レポート、行更新リクエスト、またはどのモバイル アプリからでも編集できません。タスクの開始日や期間を手動で変更すれば、終了日が自動的に更新されます。




ガント タイムスケール設定を編集する

ガント タイムラインの間隔や表示フォーマットを編集します (年度の開始、チャートのガント バーの右側に表示される列情報など)。 たとえば、連絡先リスト列を表示ラベルとして設定して、各ガント バーの横にあるタスクに割り当てられている人のリストを表示します。


シートを開いたときにプロジェクトの現在のタスクをすばやく表示するには、[今日の日付から開く] のチェックボックスをオンにします。


[今日の日付から開く] の設定は、シートの所有者と管理者のみが使用できます。既定ではオフになっており、シートのどのコピーにも移行されません。


また、ビューは個人の設定としてのみ適用され、他の共同作業者のシートの表示には影響しません。


編集者または閲覧者の権限を持つユーザーが今日の日付からガント チャートを開く必要がある場合は、ガント ビューでシートからレポートを作成し、レポートをユーザーに共有できます。




マイルストーンを作成してプロジェクトの重要な節目を示す

マイルストーンとは、大きな変化や重要な段階につながるアクションまたは節目のことです。 マイルストーンの終了日は開始日と同じです。 マイルストーンは、ガント チャートではグレーのひし形で表され、指定された開始時間の中央に表示されます。


マイルストーンを作成するには:

  1. ツールバーのガント ビューをクリックしてガント ビューでシートを表示するか、ガント チャートをシートに追加します。
  2. シートの依存関係を有効化します (ガント チャート右上の [プロジェクト設定の編集] をクリックして、[依存関係の有効化] チェックボックスをオンにします)。
  3. マイルストーンを作成するには、タスク期間を 0 (ゼロ) に設定し、開始日を入力します。

ヒント: 拡張マイルストーンを作成するには、タスク期間を「~0」に設定し、開始日を入力します。 拡張マイルストーンの完了には 1 営業日かかりますが、こちらもガント チャートにひし形で表示されます。




親ロールアップ機能

親行の開始日、終了日、期間、% 完了

親の [開始日] は、すべての子行のうちで最も早い開始日に設定されます。同様に [終了日] は、すべての子行のうち最も遅い終了日に設定されます。


親の [期間] は、その列の [開始日] から [終了日] までの期間に含まれる稼働日数を示します。これは単に期間を合計するのではなく、最も早いサブタスクから最も遅いサブタスクまでの完全な時間範囲を示します。


親行の [% 完了] では、各子行に入力されている [期間] の値と [% 完了] の値に基づく加重割合が計算されます。これにより、親行の [% 完了] に与える影響は、期間の短い子行を完了した場合よりも、期間の長い子行を完了した場合の方が大きくなります。


親行のロールアップ サマリーに含まれるのは、[期間][% 完了] の値が設定されているサブタスクのみとなります。



親ロールアップ機能のヒント

  1. 依存関係が有効になっている場合、[開始日]、[終了日]、[期間]、[% 完了] の列では親行を編集することはできません。シートの依存関係機能を無効にするか、依存関係機能で使用されていない列にカスタム数式を作成すると、自分の計算を使用できます。
  2. カスタマイズした数式は、ガント チャートの表示やバーを変更するためには使用できません。
  3. 依存関係が有効になっているシートをガント ビューまたはカレンダー ビューで開くと、親行に対するバーは常に灰色で表示されます。
  4. 他の形式を使用して子行の期間を表示している場合でも、親行の値は常に、「端数ありの日数」の期間が反映されます。
  5. 子行にマイルストーン (期間 = 0) が含まれている場合、親行で [% 完了] ロールアップは計算されません。

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クリティカル パス、サマリー パス、およびドライビング パス

プロジェクトのタイムラインでタスクの依存関係を有効にすると、Smartsheet は主要な依存関係を視覚的に追跡する 3 つの方法を提供します。

  1. クリティカル パスは、どのタスクがプロジェクトの完了日に影響するかを示します
  2. サマリー パスは、特定のサマリー (親) 行の完了日に影響するサブタスクを示します
  3. ドライビング パスは、どの先行タスクが特定のタスクの開始日に影響するかを示します

各パスを同僚やマネージャーと簡単に共有して、プロジェクトのステータスを常に把握することができます。





プロジェクトでクリティカル パスを追跡する

クリティカル パスとは?

クリティカル パスには、プロジェクトを期限内に完了するために不可欠なタスクが表示されます。クリティカル パスとは、プロジェクトの開始日と終了日の間の最も長い距離 (すべてのタスクとその期間を含む) であり、 プロジェクトの実際のスケジュールを明確に把握できます。ガント チャートでは、クリティカル パスに通じるタスクおよびマイルストーンはすべて赤色で強調表示されます。




クリティカル パスが表示されるようにシートを設定する

クリティカル パスを使用するには、シートをガント ビューで表示している必要があります。

  1. 任意の列ヘッダーを右クリックして [プロジェクト設定の編集] を選択し、シートでの依存関係を有効にします。
  2. シートにタスクを設定します。その際、タスクに必要な最小限の期間と日付を入力します。
  3. クリティカル パスを有用なものにするには、先行タスクの列を使用してタスク間の関係を定義します (「終了 - 開始」はクリティカル パスに最適です)。
  4. シートの右上にあるクリティカル パス アイコンを選択します。



ヒントとトラブルシューティング

  1. クリティカル パスは子行に表示されるため、すべての行が展開されたことを確認します。プライマリ列を右クリックして [すべて展開] を選択すると、折りたたんだ行をすばやく元に戻せます。
  2. クリティカル パスを設定すると、フィルターを適用してクリティカル パスのタスクのみを表示できます。





サマリー タスクの終了日に影響するタスクの特定

一連のタスクのサマリー パスを有効にして、サマリー (親) タスクの完了日に影響するサブタスクを縁取りして把握できるようにしましょう。 サマリー パスはクリティカル パスの一種で、シート全体のクリティカル パスを表示する代わりに、 選択したサブタスクのより詳細なクリティカル パスを表示します。 サマリー パスでは、その階層のすべての子タスクが対象になります。



依存関係を有効化してサマリー パスを使用する

まず、シートの依存関係を有効化します。そのためには、管理者レベルの共有権限を持っているか、シート所有者である必要があります。




サマリー パスの表示/非表示

ガント チャートでサマリー パスを表示するには、

  1. 灰色のタスク バーで表示されている親タスクを右クリックします。
  2. [サマリー パスの表示] を選択します。

以上です。 サマリー パスのタスク バーがオレンジ色で表示されます。



ガント チャートでサマリー パスを非表示にするは、

  1. サマリー パスのサマリー (親) タスク バーを右クリックします。
  2. [サマリー パスの非表示] を選択します。





サブタスクのドライビング パスを強調表示する

ドライビング パスを使用すると、(先行タスク関係に基づいて) その他のタスクのうちどれがタスクの開始日に影響を及ぼすか確認できます。 ドライビング パスを有効化すると、重要なタスクの開始日と重なるタスクを迅速に見つけ出すことができます。



依存関係を有効化してドライビング パスを使用する

まず、シートの依存関係を有効化します。そのためには、管理者レベルの共有権限を持っているか、シート所有者である必要があります。



ドライビング パスの表示/非表示

ガント チャートでドライビング パスを表示するには、

  1. サブタスクを右クリックします。
  2. [影響を与えている先行タスクの表示] を選択します。

以上です。 ドライビング パスのタスク バーが紺色で縁取りされます。



ガント チャートでドライビング パスを非表示にするは、

  1. 任意の行を右クリックします。
  2. [影響を与えている先行タスクの非表示] を選択します。


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WorkApps

WorkApps は、ビジネスを合理化し、共同作業を簡素化するためのノーコード プラットフォームで、Web アプリとモバイル アプリを直感的に構築できます。WorkApps を使用すると、技術的なスキルがなくても、 シート、フォーム、レポート、ダッシュボード、さらにはファイル、Web リンク、動画、スライドショーなどの外部コンテンツから直接、カスタマイズされたアプリを構築できます。


また、このアプリを使用する予定のすべての関係者に対して、さまざまなエンドユーザーの役割を明確化して割り当てることもできます。 これにより、すべてのユーザーが同じアプリから、 基盤となる同じデータセットを使用しながら、役割に基づいて調整されたエクスペリエンスで作業できます。




WorkApps は、エンタープライズ プランとプレミア プランでご利用いただけます。





WorkApp の作成と編集

WorkApp を作成する

  1. ページの右上にある [+ アプリの作成] を選択します。
  2. テンプレートを選択するか、ゼロから開始できます
  3. WorkApp の名前を入力するには、画面上部にある [タイトルなしのアプリ] をクリックします。
  4. ビルダーの指示通りに進め、WorkApp を完成させます。

重要
新しいページは既定で非表示に設定されています。役割を用いた権限の更新についての詳細情報をご覧ください。




WorkApp を編集する

画面上部にある検索フィルター並び替えのボックスを使用して、編集したい Workapp を見つけます。
次にメニュー アイコン を選択してアプリを削除するか公開済みアプリを表示します。


WorkApp を終了すると、ビルダーで行った変更はすべて保存されます。WorkApp は公開するまでは既定で「ドラフト」の状態になります。


ビルダーを終了し、編集する別のアプリを選択するには、WorkApps ホーム アイコンを選択します。



ページの追加/編集

  1. 左側のレールからページ アイコン を選択します。
  2. 画面左側の [現在のページ] の下に表示される [+ ページの追加] を選択します。
  3. 追加するものを選択し、画面の指示に従ってください。以下から選択できます。
    1. シート、レポート、ダッシュボード
    2. フォーム
    3. Web コンテンツ
    4. Dynamic View
  4. 各役割の権限レベルを選択します。権限を設定すると、そのページに対して誰が何を行えるかが決まります。

追加したページは、左側の [現在のページ] の下に表示されます。


ページの名前の変更/削除

任意のページ名にカーソルを合わせ、メニュー アイコンを選択して、名前を変更するか削除します。




ページ設定を調整する

[ページ設定] パネルを開くには、[現在のページ] の下にあるページを選択し、それからページ設定アイコンを選択します。

ほとんどのページで表示されるのはページ ソースのみですが、シート ページに関してはより詳細な設定が可能です。シート ページでは以下を制御できます。

  1. 既定のページ ビュー: WorkApp でページを開いた際に、どのビューで表示するかを指定できます。デスクトップ環境では、プロジェクト計画の表示方法をグリッド ビュー、カード ビュー、またはガント ビューから選択できます。 Android アプリや iOS アプリのモバイル環境では、モバイル ビューまたはグリッド ビューから選択できます。
  2. フィルター設定: 保存されている既存のフィルターを適用して、共同作業者に重要な情報を最初に確認してもらうことができます。 レベルや表示方法などのカード ビュー設定を変更することもできます。

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ドキュメント ビルダー

Smartsheet のドキュメント ビルダーを使用すれば、時間の節約になるだけでなく、エラーが発生しやすい手動の手順を踏まずに、シートデータを使用してカスタマイズしたドキュメントを作成できます。 シートのフィールドを入力可能な PDF フォームに、または署名が必要な場合は DocuSign テンプレートにすばやくマッピングします。 マッピングを使用すれば、Smartsheet プラットフォームを離れることなく、1 つまたは複数の行に対するドキュメントをすばやく生成できます。




署名を必要としないドキュメントの場合は、まずシートを入力可能な PDF フォームにマッピングしてから、そのマッピングを使用して行データが埋め込まれたカスタム バージョンを作成します。 生成されたドキュメントは、添付ファイル/リンクとしてそれぞれの行に追加したり、zip ファイルにまとめてダウンロードしたりできます。


作成したドキュメントに 1 人以上の関係者が署名する必要がある場合、ドキュメント ビルダーの DocuSign の統合を使用して、シートを DocuSign テンプレートにマッピングします。 次に、マッピングを使用して行データを含むカスタマイズされたドキュメントを生成し、署名のために送信して、シート内のステータスを追跡します。

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ワークインサイト

ワーク インサイトは、主要なトレンド、アクティビティ、ボトルネックを明らかにして可視化することで、Smartsheet で行っている作業についてより適切な判断を下すことができます。 ワーク インサイトではデータを自動的に集約して可視化するため、複雑なレポート作成に貴重な時間を費やすことなく、業務上の課題や問題に集中することができます。 ワーク インサイトなら、シートを使用しつつビジネス インテリジェンスの力を獲得することができます。





ワーク インサイトを使用してデータを可視化する

重要
ワーク インサイトにアクセスするには、エンタープライズ プランをご契約しているユーザーである必要があります。

ワーク インサイトを使用すると、以下のような問いに答えることができます。

  1. いくつのアイテムが進行中ですか?
  2. 前週に比べて何枚の新規チケットがオープンされましたか?
  3. チケットがオープンされてから解決されるまでに平均してどのくらい時間がかかっていますか?


ワーク インサイトを使用して異なるデータ セットを表示する

  1. 列スナップショット: 指定した日の行を、一連の列値で分割して表示します。例えば、各チーム メンバーが抱えている作業アイテムの数などです。
  2. 毎日/毎週/毎月追加された新しい行の合計: 例えば、今週受けた新規リクエストの件数などです。
  3. 2 つの列値にまたがる行の数: 例えば、営業部門が提出した、優先度が高い課題の件数などです。
  4. バーンダウン チャート: プロジェクトで完了した作業の量と、残り作業の量を表示します。このグラフを使用して、チームが期限内にプロジェクトを完成させる可能性を予測できます。

各ワーク インサイトの上部にあるリンクを使用して、表示される列、値、時間を変更することができます。



ワーク インサイトへアクセスする

  1. 右側の機能バーで、ワーク インサイト を選択します。



フィルターを使用する

次の 2 種類のフィルターがあります。

  1. [=次を含む値][≠次を含む値]
  2. [=次のいずれかの値][≠次のいずれかの値]

フィルターには複数の値を設定できます。以下の手順で、フィルターを適用します。

  1. 各ワーク インサイト ブロックの右上で、フィルターを選択します。
  2. 条件を入力して、[適用] を選択します。

作成したフィルターを削除するには、フィルター>を選択します




新しいワーク インサイトを追加する

  1. ワーク インサイト ペインの右上で、[インサイトの追加] を選択します。
  2. [列スナップショット][時系列][クロス集計]、または [バーンダウン チャート] を選択します。
  3. 必要に応じて設定を調整し、見たいデータを表示します。



利用可能なグラフのタイプ

ワーク インサイトは、各インサイト タイプに対して以下のグラフ タイプをサポートしています。

  1. 列スナップショット: 棒グラフ、横棒グラフ、円グラフ、ドーナツ グラフ
  2. 時系列: 棒グラフ、折れ線グラフ、平滑線グラフ、面グラフ



ワーク インサイトを並び替える

ワーク インサイト ペインまたは全画面表示で、ブロックを並び替えることができます。

  1. ブロックにカーソルを合わせ、グラブアンドドラッグ アイコンが表示されたら希望する場所にブロックをドラッグアンドドロップします。



ワーク インサイトに関する FAQ


Smartsheet は、ワーク インサイトのデータを 24 時間ごとに最新の情報に更新します。新規または変更されたデータは、次の更新サイクルに表示されます。 最後に更新された日時は、ワーク インサイト ペインの最上部に表示されます。

ワーク インサイトは、以下の列タイプにのみ対応しています。
  1. ドロップダウン (単一選択)
  2. ドロップダウン リスト (複数選択)
  3. 記号
  4. 連絡先リスト

     

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