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IP*Works! 2016: SSL/TLS サポートの統合
(2016年 12月 7日)
IP*Works! 2016 のリリースにより、4 つの新しいコンポーネント、パフォーマンスの向上、開発環境の改善、ならびにコンポーネント製品全般における機能の改良が実現しました。さらに、IP*Works! コンポーネントでは SSL
が有効となりました。
Red Carpet 年間サブスクリプションの購入者には、今回のリリースを含め、サービスの一部としてサブスクリプション期間中にリリースされるすべてのアップデートが提供されます。
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新機能のハイライト
- SSL のサポート - IP*Works! と IP*Works! SSL が統合され、IP*Works! 2016 では、すべての TCP ベースの通信に SSL/TLS 対応コンポーネントが含まれています。
- HTTP/2 のサポート - IP*Works! コンポーネントは HTTP/2 をサポートしています。
- 新規の WebSocket コンポーネント - IP*Works! WS では、WebSocket コンポーネントのクライアント実装を提供しています。
- 新規の CertMgr コンポーネント - システムにインストールされたデジタル証明書を管理します。
- 新規の OAuth コンポーネント - クライアントを承認し、リクエストに使用される認証文字列を提供します。
- XML 技術の改善 - XMLp と XMLw の統合により、これまでそれぞれのコンポーネントに含まれていた解析と書き込みの利点をすべて兼ね備えた新しいコンポーネント (XML) が生まれました。このコンポーネントには、DOM
ナビゲーションの簡素化、パフォーマンスの向上、エンコーディング サポート、ナビゲーション機能の改良などの新しい機能も含まれています。
- パフォーマンスの改善 - JSON の構文解析が最高 5倍の高速となり、ストリーミングもサポートしています。コンポーネント製品全般においてパフォーマンスの向上が見られます。
- API の改善 - 開発エクスペリエンスの改善に向けて、多くの API 機能が拡張されました。
- セキュリティの改善 - 証明書の拇印アルゴリズム、SHA256 がサポートされるようになり、Mono での証明書の検証に改善が施されました。SHA-256 および TLS 1.2 を完全サポートしています。
- ドキュメント ナビゲーションをより少ないコードでよりスマートに行うため、JSON、XML、およびすべての XPath 対応コンポーネントに TryXPath メソッドが追加されました。
- FTP C++ Edition では date/time parsing が改善され、ミリ秒単位をサポートしています。
- Java Editionは、新規に SSL スタック実装をサポートし、セキュリティ ライブラリへの依存を解消しました。
- 全 C++ Edition が、より良い C++ 開発環境のため、LPWSTR 型ではなく LPCWSTR 型の使用にアップデートされています。
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