インテル® Fortran コンパイラー 2025.1 動作環境

バージョン: 2025.1
最終更新日: 2025年3月21日

本資料は、インテルのウェブサイトで公開されている「Intel® Fortran Compiler System Requirements」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。


このドキュメントでは、インテル® Fortran コンパイラー (ifx) のハードウェア、オペレーティング・システム、ソフトウェア要件を説明します。利用可能な開発環境のオプションに関する情報も含まれています。

詳細は、「インテル® Fortran コンパイラー・リリースノート」を参照してください。

ハードウェア要件

CPU

次のインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムは、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方としてサポートされています。

  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Core™ Ultra プロセッサー

アクセラレーターの要件 - GPU

  • インテル® UHD グラフィックス (第 11 世代以降のインテル® Core™ プロセッサーに搭載)
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス
  • インテル® Arc™ グラフィックス
  • インテル® サーバー GPU
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ

ディスク空き容量

  • 3GB (最小) - コンパイラーとライブラリーのみインストールする場合
  • 14GB (最大) - すべてのコンポーネントをインストールする場合

注: インストール中、ダウンロードとインストールの中間ファイルを管理するため、インストーラーは追加で最大 6GB の一時ディスクストレージを必要とする場合があります。

メモリー (RAM)

  • 8GB (推奨)

ソフトウェア要件

インテル® Fortran コンパイラーはインテル® HPC ツールキットおよびインテル® Fortran エッセンシャルズ (英語) に含まれています。

Linux

インテル® oneAPI 2025.1

インテル® oneAPI 2025.1 でサポートされている Linux のディストリビューション

  • Red Hat Enterprise Linux 8.x (非推奨)、9.x
  • Ubuntu 22.04、24.04
  • Fedora 40 (非推奨)、41
  • SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4、SP5、SP6
  • Debian 11、12
  • Rocky Linux 9 (非推奨)
  • WSL 2
  • インテルのアクセラレーター (GPU) を使用した OpenMP TARGET
    • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio、略称 PVC)
      • Red Hat Enterprise Linux 8.8 (非推奨)、8.10、9.2、9.4、9.5
      • SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4、SP5 (非推奨)、SP6
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)
      • Red Hat Enterprise Linux 8.8 (非推奨)、8.10、9.2、9.4、9.5
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGfX)
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
      • Linux 汎用インテル® GPU (GPGPU) ドライバーをインストールするには、インストール・ガイド (英語) の手順に従ってください。
  • ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU Bash が必要です。
  • Linux カーネル 4.11 以降
  • gcc、g++ および関連ツールを含む Linux デベロッパー・ツール・コンポーネントがインストールされていること。
  • インテル® コンパイラーは、さまざまなバージョンの gcc を使用して、さまざまな Linux ディストリビューションでテストされています。使用する glibc のバージョンは、使用している gcc のバージョンと一致している必要があります。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合、商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成してください。利用できない場合は、インテル・コミュニティー・フォーラム (英語) でサポートを受けることができます。

インテル® oneAPI 2025.0

インテル® oneAPI 2025.0 でサポートされている Linux のディストリビューション

  • Red Hat Enterprise Linux 8.x、9.x
  • Ubuntu 22.04、24.04
  • Fedora 39、40
  • SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4、SP5、SP6
  • Debian 11、12
  • Rocky Linux 9
  • WSL 2
  • インテルのアクセラレーター (GPU) を使用した OpenMP TARGET
    • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio、略称 PVC)
      • Red Hat Enterprise Linux 8.8、8.10、9.2、9.4
      • SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4、SP5、SP6
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)
      • Red Hat Enterprise Linux 8.8、8.10、9.2、9.4
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGfX)
      • Ubuntu 22.04、24.04
    • レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
      • Linux 汎用インテル® GPU (GPGPU) ドライバーをインストールするには、インストール・ガイド (英語) の手順に従ってください。
  • ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU Bash が必要です。
  • Linux カーネル 4.11 以降
  • gcc、g++ および関連ツールを含む Linux デベロッパー・ツール・コンポーネントがインストールされていること。
  • インテル® コンパイラーは、さまざまなバージョンの gcc を使用して、さまざまな Linux ディストリビューションでテストされています。使用する glibc のバージョンは、使用している gcc のバージョンと一致している必要があります。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合、商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成してください。利用できない場合は、インテル・コミュニティー・フォーラム (英語) でサポートを受けることができます。

Windows

インテル® oneAPI 2025.1

インテル® oneAPI 2025.1 でサポートされている Windows のバージョン

CPU

  • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • Microsoft Windows Server 2019 (非推奨)、2022、2025

GPU

  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
    • Microsoft Windows Server 2019、2022
  • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGfX)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーが必要です。
    • ドライバーをインストールするには、次の手順に従ってください。
      • インテル® Iris® Xe MAX グラフィックス (DG1) および第 11 世代から第 13世代インテル® Core™ プロセッサー・グラフィックスの手順 (英語)
      • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)。インテル® レジストレーション・センターのアクセス方法は、インテル製品の担当者までお問い合わせください。

注: Windows でインテル® Fortran コンパイラーを使用するには、Microsoft Visual Studio または Visual Studio Build Tools をインストールする必要があります。詳細はこちら (英語)。

インテル® oneAPI 2025.0

インテル® oneAPI 2025.0 でサポートされている Windows のバージョン

CPU

  • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • Microsoft Windows Server 2019、2022

GPU

  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
    • Microsoft Windows Server 2019、2022
  • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGfX)
    • Microsoft Windows 10、11 (Pro および Enterprise)
  • レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーが必要です。
    • ドライバーをインストールするには、次の手順に従ってください。
      • インテル® Iris® Xe MAX グラフィックス (DG1) および第 11 世代から第 13世代インテル® Core™ プロセッサー・グラフィックスの手順 (英語)
      • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M)。インテル® レジストレーション・センターのアクセス方法は、インテル製品の担当者までお問い合わせください。

開発環境

Microsoft Visual Studio

  • Microsoft Visual Studio 開発環境またはコマンドライン・ツールを使用してインテル® 64 アーキテクチャー・アプリケーションをビルドするには、次のいずれかが必要です。
  • コマンドライン・ツールのみを使用してインテル® 64 アーキテクチャー・アプリケーションをビルドする場合は次のいずれかが必要です。
    • Visual Studio 2019 または 2022 Build Tools

インテル® oneAPI ツールキット向け Visual Studio Code (VS Code) 拡張

インテル® oneAPI ツールキット向け VS Code 拡張 (英語) は、oneAPI アプリケーションを作成、デバッグ、およびプロファイルする開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio Code とインテル® oneAPI ツールキットの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code Marketplace (英語) から以下の VS Code 拡張を利用できます。

  • インテル® oneAPI ツールキット向けコード・サンプル・ブラウザー
  • インテル® oneAPI ツールキット向け環境コンフィグレーター
  • インテル® oneAPI ツールキット向け解析コンフィグレーター
  • インテル® oneAPI ツールキット向け GPU デバッグ対応 GDB
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け拡張パック

Microsoft Windows Subsystem for Linux

既知の問題

  • インテル® oneAPI 2025.1 - インテル® コンパイラーと Microsoft Visual Studio および Xcode の互換性 (英語) を参照してください。Visual Studio を更新するときは、この点に注意してください。
  • Microsoft Visual Studio 2022 バージョン 17.2 をインストールすると、インテル® Fortran コンパイラーと Visual Studio の統合が動作しなくなります。最新の情報は、この記事 (英語) を参照してください。
  • インテル® oneAPI ツールキット 2022.1.3 以前およびインテル® Parallel Studio XE (すべてのバージョン) は Microsoft Visual Studio 2022 をサポートしていません。Microsoft Visual Studio 2022 がインストールされているシステムでインテル® oneAPI およびインテル® Parallel Studio XE のインストーラーを実行すると、インストール、アップグレード、変更、アンインストールに失敗します。詳細は、こちらの記事 (英語) を参照してください。
  • 環境起動スクリプトは POSIX 準拠のスクリプトに移行しました。csh などの非 POSIX シェルでは、次のコマンドラインを使用した回避方法があります。コンポーネント・ディレクトリー・レイアウトの場合:
     % bash -c 'source /opt/intel/oneapi/setvars.sh ; exec csh'

統合ディレクトリー・レイアウトの場合:

     % bash -c 'source <install-dir>/<toolkit-version>/oneapi-vars.sh ; exec csh'

macOS

注: インテル® HPC ツールキット (macOS x86 版) およびインテル® Fortran コンパイラー (macOS x86 版) は 2024.0 リリースから含まれなくなりました。

導入ガイド

以前のインテル® oneAPI リリース

インテル® Fortran コンパイラーの動作環境

法務上の注意書き

インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。

絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。

実際の費用と結果は異なる場合があります。

© Intel Corporation. Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。

本資料は、(明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず) いかなる知的財産権のライセンスも許諾するものではありません。

本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。

インテルは、明示されているか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません。ここにいう保証には、商品適格性、特定目的への適合性、および非侵害性の黙示の保証、ならびに履行の過程、取引の過程、または取引での使用から生じるあらゆる保証を含みますが、これらに限定されるわけではありません。


製品および性能に関する情報

性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。