はじめに
このコンパイラーおよびライブラリーのハードウェア、オペレーティング・システム、ソフトウェア要件を説明します。
ハードウェア要件
CPU の要件
次のインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムは、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方としてサポートされています。
- インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー以降
- インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
- インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリー
アクセラレーターの要件
- GPU (英語)
- インテル® UHD グラフィックス (第 11 世代以降のインテル® Core™ プロセッサーに搭載)
- インテル® Iris® Xe グラフィックス
- インテル® Arc™ グラフィックス
- インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ
- インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ
- FPGA (2025.0 のみ)、次のいずれか:
注: 各バージョンのインテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのオペレーティング・システムのサポートについての詳細は、インテル® Altera® FPGA プロ・エディションのソフトウェア・バージョンの OS サポートおよびインテル® Altera® FPGA スタンダード・エディションのソフトウェア・バージョンの OS サポートを参照してください。
メモリー要件
- 16GB (CPU および GPU 開発)
- 64GB (インテル® FPGA 開発)
注: インテル® FPGA 開発では、デザインを処理するために必要な (推奨) 物理メモリーと同等の仮想メモリーを提供するようにシステムを構成することを推奨します。
ソフトウェア要件
注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラム (英語) でサポートを受けることができます。商用サポート (英語) を利用可能な場合は、サポートチケットを作成してください。
Linux
オペレーティング・システム
CPU ホスト/ターゲット
- Red Hat Enterprise Linux 8.x、9.x
- SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 15 SP4、SP5、SP6
- Ubuntu 22.04、24.04
- Rocky Linux 9
- WSL2 Via Ubuntu 22.04
- WSL2 Via SLES 15sp5
- Fedora 40、41
- Debian 11、12
インテル® インテグレーテッド・グラフィックス (GPU)
- RHEL (Red Hat) 8.8、8.10、9.2、9.4、9.5
- SLES 15 SP4、SP5、SP6
- Ubuntu 22.04、24.04、24.10
- Linux カーネル 4.11 以降
FPGA (2025.0 のみ)
- RHEL 8.6、9.0、9.1
- Ubuntu 22.04 LTS
- SLES 15 SP4
注: インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアの各バージョンでの OS サポートは、これらの要件と異なる場合があります。詳細は、インテル® Altera® FPGA プロ・エディションのソフトウェア・バージョンの OS サポートおよびインテル® Altera® FPGA スタンダード・エディションのソフトウェア・バージョンの OS サポートを参照してください。
GPU ドライバー (Linux)
- レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
- Linux 汎用インテル® GPU (GPGPU) ドライバーをインストールするには、インストール・ガイド (英語) の手順に従ってください。
- 2025.0 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.103 (英語)、ローリングドライバー: 2437.26 (英語)
- 2025.0.1 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.125 (英語)、ローリングドライバー: 2441.21 (英語)
- 2025.1.0 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.136 (英語)、ローリングドライバー: 2507.12 (英語)
注: FPGA でハードウェアをコンパイルするには、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションと BSP を個別にダウンロードする必要があります。詳細は、インテル® FPGA 開発用ソフトウェアのインストールのフロー (英語) を参照してください。
開発ツール
- コンパイラーがビルドされる分散ライブラリーの最小サポートバージョン: GCC - 7.5.0、BINUTILS- 2.30、GLIBC-2.28、G++ - 7.5.0。使用している GNU gcc の最新バージョンに同等の g++ パッケージがインストールされていない場合、エラーが発生します。詳細は、「Fatal Error: 'C++ Header' File Not Found with Intel® oneAPI DPC++/C++ Compiler (致命的なエラー: インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーで「C++ ヘッダー」ファイルが見つかりません)」 (英語) を参照してください。
- Eclipse 開発者: Eclipse 4.32
- GPU 開発:
- Linux オペレーティング・システム向け汎用 GPU ドライバーの最新のインテル® GPU ドライバー。Linux 汎用インテル® GPU (GPGPU) ドライバーをインストールするには、インストール・ガイド (英語) の手順に従ってください。
- 2025.0 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.103 (英語)、ローリングドライバー: 2437.26 (英語)
- 2025.0.1 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.125 (英語)、ローリングドライバー: 2441.21 (英語)
- 2025.1.0 の推奨ドライバーのバージョン - LTS ドライバー: 2350.136 (英語)、ローリングドライバー: 2507.12 (英語)
- インテル® oneAPI DPC++ ライブラリーを使用した開発:
- 範囲ベースの API を使用するには、C++17 および GCC 8.1 以降または Clang 7 以降に含まれる C++ 標準ライブラリーが必要です。
- RHEL で LTO (Link Time Optimization、リンク時最適化) を使用しているときにリンカーエラーが発生する既知の問題があります。この問題を解決するには、次の最小バージョンの binutils がインストールされていることを確認してください。
- RHEL 8: binutils 2.30-82.el8
- OpenMP 開発:
- libffi.so.6 (Ubuntu 18.04 のデフォルトバージョン)。新しい OS バージョンのユーザーは、libffi.so.6 を個別にインストールする必要があります。
インテル® インテグレーテッド・グラフィックス (GPU) 開発のサマリー
Windows
オペレーティング・システム
CPU ホスト/ターゲット
- Windows 10、11 (Pro および Enterprise) (64 ビット)
- Microsoft Windows Server 2019、2022、2025
GPU
- Windows 10、11 (Pro および Enterprise) (64 ビット)
- Microsoft Windows Server 2019、2022
FPGA (2025.0 のみ)
- Windows 10、11 (64 ビット)
- Microsoft Windows Server 2019
GPU ドライバー (Windows)
- レベルゼロおよび OpenCL グラフィックス・ドライバーが必要です。各デバイスのインストール手順に従ってください。
- インテル® Arc™ A シリーズ・グラフィックス、インテル® Iris® Xe グラフィックスおよびインテル® Arc™ グラフィックスを搭載したインテル® Core™ Ultra プロセッサーの場合は、ここ (英語) から最新のドライバーをインストールしてください。
- インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound-M、略称 ATS-M) の場合は、ここ (英語) から最新のドライバーをインストールしてください。
開発ツール
- GPU 開発: インテル® グラフィックス Windows DCH ドライバー (英語) の最新のドライバー
- インテル® ソフトウェア開発ツールは、第 11 世代以降のインテル® Core™ プロセッサーに内蔵されているグラフィックス・プロセッサーをサポートします。
- Microsoft Visual Studio 開発環境またはコマンドライン・ツールを使用して IA-32 またはインテル® 64 アーキテクチャー・アプリケーションをビルドする場合:
- インテル® FPGA 開発 (英語):
その他の開発ツール
インテル® oneAPI ツールキット向け Visual Studio Code (VS Code) 拡張
インテル® oneAPI ツールキット向け VS Code 拡張 (英語) は、oneAPI アプリケーションを作成、デバッグ、およびプロファイルする開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio Code とインテル® oneAPI ツールキットの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。
VS Code Marketplace (英語) から以下の VS Code 拡張を利用できます。
- インテル® oneAPI ツールキット向けサンプルブラウザー
- インテル® oneAPI ツールキット向け環境コンフィグレーター
- インテル® oneAPI ツールキット向け解析コンフィグレーター
- インテル® oneAPI ツールキット向け GDB GPU サポート
- インテル® oneAPI ツールキット向けインテル® DevCloud コネクター
関連情報
Codeplay のプラグイン
終了予定のサポート
既知の問題
以前のインテル® oneAPI リリース
法務上の注意書き
インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。
絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。
実際の費用と結果は異なる場合があります。
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本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。
インテルは、明示されているか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません。ここにいう保証には、商品適格性、特定目的への適合性、および非侵害性の黙示の保証、ならびに履行の過程、取引の過程、または取引での使用から生じるあらゆる保証を含みますが、これらに限定されるわけではありません。
製品および性能に関する情報
性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、http://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。