インテル® マス・カーネル・ライブラリー 11.2 ユーザーズガイド
インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) Linux* 版のインストールが完了すると、インテル® MKL インストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリーにあるスクリプトファイルの 1 つを使用して、コマンドシェルの INCLUDE、MKLROOT、LD_LIBRARY_PATH、MIC_LD_LIBRARY_PATH、MANPATH、LIBRARY_PATH、CPATH、および NLSPATH 環境変数を設定できます。 環境変数 MIC_LD_LIBRARY_PATH は、インテル® MIC アーキテクチャー用の共有オブジェクトの場所を指定します。
以下の表を参照して、システムのアーキテクチャーとコマンドシェルに対応するスクリプトを選択します。
アーキテクチャー |
シェル |
スクリプトファイル |
---|---|---|
IA-32 |
C |
ia32/mklvars_ia32.csh |
IA-32 |
Bash および Bourne (sh) |
ia32/mklvars_ia32.sh |
インテル® 64 |
C |
intel64/mklvars_intel64.csh |
インテル® 64 |
Bash および Bourne (sh) |
intel64/mklvars_intel64.sh |
サポートされているすべてのアーキテクチャー |
C |
mklvars.csh |
サポートされているすべてのアーキテクチャー |
Bash および Bourne (sh) |
mklvars.sh |
スクリプトでは、以下のパラメーターを指定します。
これらのパラメーターの使用法と値はスクリプト名によって異なります (拡張子に関係ない)。以下の表は、スクリプトパラメーターの値を示しています。
スクリプト |
アーキテクチャー (適用可能な場合は必須) |
Fortran モジュールの使用 (オプション) |
インターフェイス (オプション) |
---|---|---|---|
mklvars_ia32 |
n/a† |
mod |
n/a |
mklvars_intel64 |
n/a |
mod |
lp64 (デフォルト)、ilp64 |
mklvars |
ia32 |
mod |
lp64 (デフォルト)、ilp64 |
次に例を示します。
必要な場合、アーキテクチャーを指定するパラメーターを最初に指定します。ほかの 2 つのパラメーターの値は任意の順序で指定できます。