インテル® マス・カーネル・ライブラリー 11.2 ユーザーズガイド
インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) は、IA-32 アーキテクチャーの実装で以下のインターフェイスを提供しています。
これらのインターフェイスを使用するには、以下の表を参照して、適切なライブラリーをリンクします。
インターフェイス |
スタティック・リンク用ライブラリー |
ダイナミック・リンク用ライブラリー |
---|---|---|
cdecl |
mkl_intel_c.lib |
mkl_intel_c_dll.lib |
stdcall |
mkl_intel_s.lib |
mkl_intel_s_dll.lib |
cdecl または stdcall インターフェイス・ライブラリーをリンクするには、適切な呼び出し構文 (C アプリケーション) および適切なコンパイラー・オプション (Fortran アプリケーション) を使用します。
C コンパイラーを使用する場合、cdecl または stdcall インターフェイス・ライブラリーをリンクするには、以下の表で説明されているように、コードでインテル® MKL ルーチンを呼び出します。
インターフェイス・ライブラリー |
インテル® MKL ルーチンの呼び出し |
---|---|
mkl_intel_s[_dll].lib |
以下のステートメントを使用してルーチンを呼び出します。 extern __stdcall name( <プロトタイプ変数 1>,<プロトタイプ変数 2>, .. ); stdcall は CVF コンパイラーのデフォルトの呼び出し規約であり、文字列をルーチンに渡す stdcall とは異なります。 デフォルトの CVF 形式は stdcall と同一でないため、呼び出しシーケンスの文字列を特別に制御する必要があります。 詳細は、CVF ドキュメントのインターフェイスについてのセクションを参照してください。 |
mkl_intel_c[_dll].lib | 以下の宣言を使用します。 <型>名前 ( <プロトタイプ変数 1>, <プロトタイプ変数 2>, .. ); |
Fortran コンパイラーを使用する場合、cdecl または stdcall インターフェイス・ライブラリーをリンクするには、以下の表で説明されているように、コンパイラー・オプションを指定します。
インターフェイス・ライブラリー |
コンパイラー・オプション |
内容 |
---|---|---|
CVF コンパイラー |
||
mkl_intel_s[_dll].lib |
デフォルト |
|
mkl_intel_c[_dll].lib |
/iface=(cref, nomixed_str_len_arg) |
|
インテル® Fortran コンパイラー |
||
mkl_intel_c[_dll].lib |
デフォルト |
|
mkl_intel_s[_dll].lib |
/Gm |
/Gm および /iface:cvf オプションは、CVF と Powerstation の呼び出し規則を互換にします。 |