インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 8.2 ユーザーズガイド
オプションの descriptor 要素には、演算に関連するデータが記述されます。 記述子は、操作に関する追加の詳細を示す文字です。
インテル® IPP 関数は、次の記述子を使用します。
記述子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
A |
画像データは最後のチャネルとしてアルファチャネルを含みます。C4 が必要です。アルファチャネルは処理されません。 |
ippiFilterMax_8u_AC4R |
A0 |
画像データは最初のチャネルとしてアルファチャネルを含みます。C4 が必要です。アルファチャネルは処理されません。 |
ippiLUTPalette_8u_C3A0C4R |
Axx |
精度が xx ビットの高度な算術演算。 |
ippsPowx_32f_A11 |
C |
関数は各ソース画像用に指定された対象チャネル (COI) で演算を行います。 |
ippiSet_8u_C3CR |
Cn |
画像データは n 個のチャネルで構成されます。 n の値は次のいずれかになります: 1、2、3、4。 |
ippiFilterBorder_32f_C1R |
Dx D |
信号は x 次元です (デフォルトは D1)。 |
ippiGenScaleLevel8x8_H264_8u16s_D2 |
I |
演算はインプレースです (デフォルトはノット・インプレース)。 |
ippsAdd_16s_I |
L |
各行ごとに 1 つのポインターが使用されます (D2)。 |
ippsJoin_32f16s _D2L |
M |
演算はマスクを使用して処理するピクセル数を決定します。 |
ippiCopy_8u_C1MR |
Pn |
画像データは n 個の離散プレーン (非インターリーブ) チャネルと各プレーンへの個別のポインターで構成されます。 n の値は次のいずれかになります: 1、2、3、4。 |
ippiBidirWeight_H264_16u_P2P1R |
R |
関数は各ソース画像用に定義された対象領域 (ROI) で演算を行います。 |
ippiMean_8u_C4R |
S |
オブジェクトの標準記述子を含む関数 (行列演算の場合)。 | ippmCopy_va_32f_SS |
s |
飽和処理を行いスケーリングしません (デフォルト)。 |
ippiConvert_16s16u_C1Rs |
Sfs |
飽和処理と固定スケーリングを行います (デフォルトは飽和処理を行いスケーリングしません)。 |
ippsConvert_16s8s_Sfs |
関数名の中では、記述子はアルファベット順で記述します。
特定の演算では、一部のデータ記述子が「デフォルト」として暗黙的に含まれます。これらの記述子は関数名に追加されません。例えば、画像処理関数は常に 2 次元画像を演算し、結果の飽和処理を行いスケーリングしません。この場合、暗黙的な記述子 D2 (2 次元信号) と s (飽和処理を行いスケーリングしない) は関数名に含まれません。