インテル® DAAL プログラミング・ガイド

バッチ処理

アルゴリズムの入力

線形カーネル関数の入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

X

行列 X を表す n x p 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

Y

行列 Y を表す m x p 数値テーブルのポインター。このテーブルは、NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

アルゴリズムのパラメーター

線形カーネル関数のパラメーターは次のとおりです。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

double

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

パフォーマンス指向の計算メソッド。アルゴリズムでサポートされている唯一のメソッドです。

ComputationMode

matrixMatrix

カーネル関数の計算モード。次のいずれか。

  • vectorVector - 指定された特徴ベクトル xi および yj についてカーネル関数を計算します。

  • matrixVector - セット X のすべてのベクトルと指定された特徴ベクトル yj についてカーネル関数を計算します。

  • matrixMatrix - セット XY のすべてのベクトルについてカーネル関数を計算します。

    インテル® DAAL でこのモードを利用するには、入力テーブルの観測点の数が等しい (n=m) 必要があります。

rowIndexX

0

vectorVector 計算モードのセット X のベクトルのインデックス i

rowIndexY

0

vectorVector または matrixVector 計算モードのセット Y のベクトルのインデックス j

rowIndexResult

0

vectorVector 計算モードの計算結果を示す values 数値テーブルの行インデックス。

k

1

線形カーネルの係数 k

b

0

線形カーネルの係数 b

アルゴリズムの出力

線形カーネル関数は次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

values

カーネル関数の値を含む m x n 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。