インテル® DAAL プログラミング・ガイド

パフォーマンスに関する考察

SVM 分類器の最高のパフォーマンスを得るには、入力データセットが同次の場合は同次数値テーブルを、その他の場合は SOA 数値テーブルを使用します。

SVM アルゴリズムのパフォーマンスは、キャッシュサイズ cacheSize に大きく依存します。一般に、キャッシュサイズが大きくなるほどパフォーマンスが向上します。しかし、n2 データ要素を格納するために必要なバイト数よりも大きな値をキャッシュサイズに設定しないでください。アルゴリズムがキャッシュを十分に活用しなくなります。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804