インテル® DAAL プログラミング・ガイド

バッチ処理

アルゴリズムの入力

相関ルール・アルゴリズムの入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

data

マイニングデータを含む n x 2 数値テーブル t のポインター。各行は 2 つの整数で構成されます。

  • トランザクション ID、0 と nTransactions-1 の間の数。

  • アイテム ID、0 と nUniqueItems-1 の間の数。

入力は、(PackedSymmetricMatrix および PackedTriangularMatrix を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

アルゴリズムのパラメーター

相関ルール・アルゴリズムのパラメーターは次のとおりです。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

double

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

アルゴリズムにより使用される計算メソッド。現在サポートしている唯一のメソッドは、Apriori です。

minSupport

0.01

最小支持度、[0,1) 区間の数。

minConfidence

0.6

最小信頼度、[0,1) 区間の数。

nUniqueItems

0

一意のアイテムの総数、現在は必須パラメーター。

nTransactions

0

トランザクションの総数、現在は必須パラメーター。

discoverRules

true

ラージ・アイテム・セットからのルール生成を有効にするフラグ。

itemsetsOrder

itemsetsUnsorted

返されるアイテムセットのソート順。

  • itemsetsUnsorted - ソートしません。
  • itemsetsSortedBySupport - 支持度で降順にソートします。

rulesOrder

rulesUnsorted

返されるルールのソート順。

  • rulesUnsorted - ソートしません。
  • rulesSortedBySupport - 支持度で降順にソートします。

minItemsetSize

0

結果の配列に含まれるアイテムセットの最小サイズを定義するパラメーター。0 の値はアイテムセットの最小サイズを制限しません。

maxItemsetSize

0

結果の配列に含まれるアイテムセットの最大サイズを定義するパラメーター。0 の値はアイテムセットの最大サイズを制限しません。

アルゴリズムの出力

相関ルール・アルゴリズムは次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

largeItemsets

ラージ・アイテム・セットの数値テーブルのポインター。テーブルの行数はラージ・アイテム・セットのアイテム数と等しくなります。各行は 2 つの整数で構成されます。

  • ラージ・アイテム・セットの ID、0 と nLargeItemsets-1 の間の数。

  • アイテムの ID、0 と nUniqueItems-1 の間の数。

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

largeItemsetsSupport

支持値の nLargeItemsets x 2 数値テーブルのポインター。各行は 2 つの整数で構成されます。

  • ラージ・アイテム・セットの ID、0 と nLargeItemsets-1 の間の数。

  • 支持値、アイテムセットがトランザクションの配列で一致する回数。

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

antecedentItemsets

相関ルールの左辺 (X) 部分を含む nAntecedentItems x 2 数値テーブルのポインター。各行は 2 つの整数で構成されます。

  • ルール ID、0 と nAntecedentItems-1 の間の数。

  • アイテム ID、0 と nUniqueItems-1 の間の数。

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

conseqentItemsets

相関ルールの右辺 (Y) 部分を含む nConsequentItems x 2 数値テーブルのポインター。各行は 2 つの整数で構成されます。

  • ルール ID、0 と nConsequentItems-1 の間の数。

  • アイテム ID、0 と nUniqueItems-1 の間の数。

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

confidence

ルールの信頼値 (0 と 1 の間の浮動小数点数) を含む nRules x 1 数値テーブルのポインター。i 番目の信頼値がインデックス i のルールに対応します。

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

サンプル

インテル® DAAL ディレクトリーの次のサンプルを参照してください。

C++: ./examples/cpp/source/association_rules/apriori_batch.cpp

Java*: ./examples/java/source/com/intel/daal/examples/association_rules/AprioriBatch.java