Alchemy CATALYST 7.0 サービス パック 3

Catalyst 7.0 の最新版サービス パックをダウンロードいただき、誠にありがとうございます。このサービス パックを使用すると、Catalyst のバージョンが Alchemy Catalyst 7.03 に更新されます。

このサービスパックは、Catalyst 7.0 (ビルド 7084) 用に作成されています。Catalyst 7.0 (ビルド 7084) を実行している場合は、パッチの Cat70_SP3.exe を実行して SP3 へアップグレードしてください。ビルド 7084 以外を実行している場合は、現在インストールされている Catalyst をアンインストールし、Catalyst 7.0 (ビルド 7084) のフルインストーラを使用してインストールし、その後パッチを実行てください。

• このサービスパックでの拡張および変更
• サービスパック 2 での拡張および変更
• サービスパック 1 での拡張および変更
• このサービスパックでアップデートされたファイル一覧

コメントおよびフィードバックは、エクセルソフトお問い合わせフォームよりお願いいたします。

サービスパック 3 での主な拡張

• GlobalLink TXML のサポート
  このリリースの Alchemy Catalyst では、Translations.com GlobalLink スイート製品と統合され、GlobalLink のバイリンガル xml フォーマットである TXML をエクスポートできるようになりました。このファイル形式をエクスポートできることにより、Catalyst および GlobalLkink プロジェクト間のレバレッジが簡単になりました。

• WPF (Windows Presentation Foundation) のサポート
  WPF (Windows Presentation Foundation) アセンブリに対応しました。Catalyst は、WPF リソースをバイナリ アセンブリ内で認識し、セキュアなビジュアル環境で表示します。Catalyst は、WPF のパラダイムを理解し、フォルダ ストラクチャや命名規則などの Microsoft の規定に従い、ローカライズされたサテライト アセンブリを作成します。

• Resx アイコン
  Resx アイコン (.ico) が Catalyst 内で画像としてサポートされ、その他の画像形式と同様の機能を使用できるようになりました。

その他の拡張

• サテライト アセンブリの作成
  リソース名とターゲットカルチャの識別子が異なる場合、サテライト アセンブリが不適切な名前で作成されたり、正しく作成されない問題がありました。この問題は修正されました。

• .NET レバレッジ
  オリジナル ソースおよびターゲットの値が同じ出ない場合も、.NET リソースがレバレッジされる問題がありました。Catalyst は、座標をレバレッジする前にオリジナルの値を比較し、レバレッジするようになりました。

• レイアウト マネージャ
  特定のコントロール (特に長い翻訳がある場合) の再配置に失敗してしまうレイアウト マネージャのバグを修正しました。

• Resx リソース
  相対パスを使用して外部リソースを参照する場合 Resx ファイルを挿入できない問題がありました。この問題は修正されました。

Alchemy CATALYST 7.0 サービス パック 2

サービスパック 2 での主な拡張

• RC ファイル
  Catalyst 7.0 SP2 では、RC ファイルに対して下記の変更が追加されました。
  • ビッグ エンディアン、リトル エンディアン、および UTF-8 を含む Unicode の RC ファイルをサポートするようになりました。
  • LANGUAGE、SUB_LANG、および #pragma code_page を含む言語ステートメントを正しく読み込み/書き込み出来るようになりました。
  • 比較エキスパートで RC ファイルを比較出来るようになりました。
    
    
• アライメント
  • HTML/XML アライメントのアルゴリズムが改善され、マッチングの正確性が向上しました。
  • インタラクティブにアライメント作業を行っている際にアライメントをコントロールできるいくつかの機能が追加されました。
  • 特定のフォルダ構成のアライメント処理に問題がありました。この問題は修正されました。
    
    
• アナライズ レポート
  アナライズ アルゴリズムが更に強化され、プロジェクトの一部を翻訳した後も一貫した出力結果を示すようになりました。
  
  
• ローカライズ可能なアトリビュート
  <href alt="Localisable Text"> などの HTML のインライン タグの属性が文字列リストに表示されるようになりました。
  
  
• インライン タグのレバレッジ
  • 以前のリリースの Catalyst では、レバレッジ エキスパートを使用した際に不適切なインライン タグが使用されるバグがありました。この問題は修正されました。
  • Troados フォーマットのインライン タグのレバレッジをサポートするようになりました。
    
    
• 結果バー
  レバレッジ エキスパートやバリデーション エキスパートなどの時間の掛かる処理の際に、結果バーにエキスパート機能の進行状況が表示されるようになりました。
  
  
• ezScript
  ezScript 言語を向上させ、Castalyst 7.0 SP2 の自動化をよりコントロールできるようになりました。
  • コンテンツを TMX へエキスポートする ezScript コマンドが追加されました。
  • バッチモードで TTK の言語を照会する GetLangs コマンドが追加されました。
  • ezScript コマンドが、Language Exchange の "Publish (公開)"、"Retrieve (取得)"、および "Leverage (レバレッジ)" に追加されました。
    
    
• .NET アセンブリ
  • 自動署名: メイン アセンブリのパブリック キーを検出しローカライズされたサテライト アセンブリへ適用します。
  • .NET イメージのサポート: 参照や埋め込まれているイメージおよびその他のバイナリ ファイルをサポートします。Catalyst のアセンブリに属するビットマップ フォルダにイメージが表示され、Catalyst 内で編集することができます。*.resx ファイルの場合、参照するパスを編集します。
    
    
• Win 32 認証
  Win32 または Win64 実行ファイルの認証を検出できるようになりました。これらの認証は、ファイル抽出時にローカライズしたファイルへ再適用することができます。
  
  
• ナビゲーション ペインの全文字列表示オプション
  この機能をオンデマンドのオプションに変更しました。文字列を再スキャンして表示されるまで待つ必要がなくなりました。
  
  
• 擬似翻訳
  
  アジア言語用の代替セットが用意され、大文字と選択したアジア言語を置換することが可能になりました。代替言語は、ファイル上で表示可能な言語でテストする事が可能です。
  
  
• 言語サポート
  Catalyst でサポートされる言語をいくつか変更しました。追加された言語は以下の通りです。また、特定の言語の名称を変更しました。旧名称 (Czech (Czech Republic) のみ除く) でも動作します。旧名称を使用した ezScript ファイルは影響を受けません。
  
  

  追加	名前の変更
  Bengali (India)	German (Swiss) から German (Switzerland) へ変更
  Bengali (Bangladesh)	German (Austrian) から German (Austria) へ変更
  English (Malaysia)	English (Australian) から English (Australia) へ変更
  English (Philippines)	English (Canadian) から English (Canada) へ変更
  English (Singapore)	Spanish (Mexican) から Spanish (Mexico) へ変更
  Spanish (United States)	French (Belgian) から French (Belgium) へ変更
  	French (Canadian) から French (Canada) へ変更
  	French (Swiss) から French (Switzerland) へ変更
  	Italian (Swiss) から Italian (Switzerland) へ変更
  	Dutch (Belgian) から Dutch (Belgium) へ変更
  	Portuguese (Brazilian) から Portuguese (Brazil) へ変更
  	Czech (Czech Republic) から Czech (Czech Republic) へ変更

  
  

その他の拡張

• 統計
  • 統計バーの内容がデフォルトに戻すと失われる問題を修正しました。
  • 特定のリソース形式 (xml および java) のセグメントを適切にカウントできない問題を修正しました。
  • サブメニューに含まれる文字数が除外されていた為、DotNet および ResX フォームの文字数を正しくカウントできない問題を修正しました。
    
    
• 変更の保存
  特定の html 形式のファイル、メニュー、および .Net フォームを含む TTK の変更後、ファイルを閉じる際にメッセージが表示されない問題を修正しました。
  
  
• レバレッジ エキスパート
  レバレッジ エキスパートにおいて下記の拡張が行われました。
  • Trados TM からのバックスラッシュのレバレッジのサポート
  • レバレッジ エキスパート実行後、いくつかのアジア言語の一部が失われる問題の修正
  • XLIFF の不適切な大/小文字の一致がレバレッジ エキスパートで適用されていた問題の修正
  • RC ファイル内の空の文字列テーブルが "未翻訳" とマークされる問題の修正
    
    
• ファイルおよびフォルダの挿入
  複雑構成のフォルダを挿入すると Catalyst が誤動作してしまう問題の修正
  
  
• リソースのバージョン
  バージョン リソースの一部が編集できない問題の修正
  
  
• Resx のサポート
  Catalyst 7.0 SP2 では下記の追加がされています。
  • resx ファイルのリンク ラベルもバイナリ .net ファイルと同様にサポートされるようになりました。
  • Auto-size プロパティをサポートするようになりました。コントロールが auto-size プロパティの場合、手動でのサイズ調整が不要であることを示します。
  • カルチャ ニュートラルの抽出 - resx ファイルをファイル名にカルチャを追加せず抽出することができるようになりました。ビルド プログラムに翻訳した resx ファイルを置き換えることができます。
    
    
• 用語集からの提示
  サインオフしたセグメントから一致する用語が提示されない問題の修正
  
  
• バリデーション エキスパート
  整形式タグの場合、Ignore if present in source オプションが適用されない問題の修正

Alchemy CATALYST 7.0 サービス パック 1

サービスパック 1 での主な拡張

• CHM ドロップダウン ホットスポット & ブラウズ シーケンス
  ブラウズ シーケンスのローカライズ、ドロップダウン ホットスポットのサポートが向上しました。
  
  
• XLIFF のサポート
  パフォーマンスおよびスケーラビリティが向上し、XLIFF ドキュメントのサポートが改善されました。XLIFF は、ネイティブ フォーマットとして取り扱われ、別コンポーネントが不要になりました。この拡張により、XLIFF ドキュメントを新規の TTK へ挿入できるようになりました。古い TTK ファイルも編集可能です。
  
  
• インド言語のサポート
  Catalyst のソースおよびターゲット言語選択のドロップダウンにインド言語が追加されました。Trados TM から、インド言語のデータを正しく読み取ることができるようになりました。インド言語は、Trados TM から提示された際に、以前までは RTF ストリームとして表示されていました。
  
  
• Power Translate (パワー トランスレート)
  SP1 では、Power Translate で複数の TM との交信が可能になりました。以前は、Power Translate では複数の TM ソースを使用できませんでした。 
  
  
• Concordance (一致検索) 
  同時に複数の TM から、一致する用語を検索できるようになりました。以前は、複数の TM ソースから検索することはできませんでした。
  
  
• ナビゲータ ビューの切り替え
  ナビゲータ ビューを切り替えた場合に、選択していた項目を維持できた方が良いとの要望がありました。例えば、ナビゲータ ツリー ビューで .NET フォームを選択し、次に、.NET 継承ビューに変更しても、初めに選択したフォームが選択されており、すぐにその継承アーキテクチャを確認することができます。
  
  
• .NET
  
  • Catalyst 7.0 SP1 では、.NET アセンブリの SatelliteContractVersion 番号をサポートするようになりました。この番号は、通常のファイル バージョンとは異なり、.NET アプリケーションが、異なるバージョン番号のサテライト アセンブリと適切に動作するようにします。
  • .NET 2.0 の例外のため、アセンブリを挿入できない問題の改善。フォームを .NET Framework で作成できない場合、Catalyst は手動でフォームを作成し、残りファイルの読み込みを継続するようになりました。
    
    
• ライセンス ポーリング
  利用可能なライセンスがない場合、Catalyst の起動前に利用可能なライセンスを待つ機能が追加されました。Catalyst は 60 秒ごとに、自動で利用可能なライセンスを検索します。オプションで [Retry Now] ボタンを利用することができます。
  
  
• ezScript ライセンス ポーリング
  /RETRY スイッチの追加することで、Catalyst ezScript コマンドで、ライセンスが利用可能になるまで待機することができます。これにより、ライセンスを取得できないために発生する実行エラーを防ぐことができます。ezScript のシンタックスは以下の通りです。
  
  
  CATALYST.exe /LICENSE /RETRY - ライセンスをポーリングする
  CATALYST.exe /LICENSE RETRIES:60 INTERVAL:2 - 2 分置きにライセンスをポーリングする。(60 回まで)
  ノート: 合計の待ち時間には、2 週間を超える設定はできません。
  
  
  
• ezScript ライセンス チェックアウト
  ezScript に、バッチ実行用にライセンスを借り出す新しい機能が追加されました。バッチ作業用にサーバーからライセンスを借り出し、バッチ作業中の Catalyst のライセンスの利用を保証します。ezScript のシンタックスは以下の通りです。
  
  
  CATALYST.exe /LICENSE CHECKOUT:machineA -  machineA からライセンスを借りる
  CATALYST.exe /LICENSE CHECKIN:machineA -  machineA にライセンスを戻す
  
  
  
• インストーラの拡張
  • Catalyst 7.0 インストーラでは、"HKEY_CURRENT_USER\Software\Alchemy\Alchemy Catalyst 7.0" にレジストリー項目を作成するようになりました。自動ビルド システムのユーザーがマシンに Catalyst がインストールされているか確認できます。
  • 以前にインストールされていた Catalyst のバージョンをアップグレードできるようになりました。

その他の拡張

• .NET
  • ToolbarStripts および MenuStrips などの新しいコントロールのサポート。
  • グリッド コントロール内のコラム ヘッダーのサポート。
  • RESX - 不明な resx コンテナーをデフォルトでフォームに設定します。これにより、コントロールとして表示するよりも的確に表示できるようになりました。
    
    
• HTML - インライン タグ
  Trados TM などの Catalyst プロジェクト以外のソースからレバレッジを行った場合、過去のインライン タグが正しく適用されず、言葉が 2 つ分かれてしまうことがありました。この問題は SP1 で修正され、インライン タグが常に正しい位置に挿入されるようになりました。
  
  
• Analysis Expert (解析エキスパート)
  ナビゲータから 1 つのアイテムに対して、解析を実行できるようになりました。7.0 のリリース時には、Catalyst プロジェクトのルート レベルからのみ解析することができました。 
  
  
• XLIFF
  • 結果バーからファイルの適切な場所へリンクできるようになりました。
  • オブジェクトを正確に元に戻すことが出来るようになりました。翻訳部分がブランクになってしまうことがありました。
  • Catalyst 7.0 SP1 では、状態修飾子 (完全一致およびファジーマッチ) の読み書きができるようになりました。
    
    
• TRADOS TM
  Catalyst 7.0 では Power Translate のファジー マッチのしきい値が、レバレッジ エキスパートで設定した値と同じになる問題がありました。その為、Power Translate のオプションで設定したしきい値が無視され、予期しない結果が生じていました。このリリースでこの問題は修正されました。
  
  
• 擬似翻訳 - {0} 変数
  .NET 変数のプレースホルダー {n} を擬似翻訳エキスパートで認識できるようになりました。これにより、この変数が編集されたり、テキストの幅を広げるために使用されることはありません。擬似翻訳エキスパートを使用することで、.NET アセンブリを壊すことはなくなりました。
  
  
• RC パーサー
  以下の RC パーサーにおける問題が修正されました。
  • 拡張スタイルを含むコントロールのある RC ファイルを抽出できるようになりました。Catalyst 7.0 では抽出することができませんでした。
  • 数式 (例: 135 の代わりに (101 + 34) を使用する) を含む特定の RC ファイルを抽出するとファイルが壊れてしまう問題がありました。この問題は SP1 で修正されました。
  • カスタマイズしたアクセラレータが空の値として抽出されることがありました。この問題は SP1 で修正されました。
  • 一行のコメントが二度抽出される問題が修正されました。
  • 標準の 16 進値でない場合、抽出時にチェック ボックスがボタンに変換されてしまう問題。
    
    
• Fuzzy Match (ファジー マッチ) ダイアログ
  • 文字列を折り返すようになりました。
  • X ボタンでダイアログを閉じた際に強制終了する問題を修正しました。
  • Always accept best match (常にベスト マッチを適用する) が常に機能していませんでした。この問題は SP1 で修正されました。
    
    
• Translator Toolbar (翻訳ツールバー)
  全般的な保護の問題により Open/Get を選択した際に、TM から提示されない問題を修正しました。
  
  
• ユーザー インターフェイスの変更
  ナビゲータ内で選択したアイテムの色を濃くしました。いくつかのフラット スクリーン上では、選択アイテムがはっきりと表示されませんでした。