Kudan のトラッキング機能に関するよくある質問
Kudan AR ではどのようなトラッキングを利用できますか?
Kudan AR は現在、2D 画像トラッキングと Arbitrary Tracking (ArbiTrack) を提供しています。フル SLAM は現在開発中で、将来リリースされる予定です。
異なる種類のトラッキングを併用できますか?
はい。Kudan のトラッカーは、トラッキング モードを素早く切り替えられるように設計されているため、マーカー モードでシーンを開始して、マーカー トラッキングと ArbiTrack を何回でも切り替えることができます。
ノード間でコンテンツを共有するにはどうすればよいですか?
iOS SDK の ARMultiTrackableNode クラスは、マーカーが検出されると、関連付けられているマーカーに自動的に親を再設定します。
Android または Unity プラグインでは、マーカーが検出されたときにノードの親を変更する関数を手動で記述する必要があります。
一度に検出できるマーカーの数はいくつですか?
同時に検出可能なマーカーの数に制限はありません。ネイティブ SDK には最大数を指定するオプションがあるため、同時に大量のマーカーを使用する場合は、このオプションを使用してアプリのパフォーマンスを最適化できます。
良いマーカーとは?
良いマーカーには、均等に分布しているハイコントラストのコーナーがたくさんあります。パターンは非反復的であるべきです。マーカーの縦横比は大きすぎてはいけません。良いマーカーについては、「良いマーカーとは?」ページをご覧ください。
マーカーがうまく検出またはトラッキングできない場合はどうすればよいですか?
最初に、マーカーの品質を向上すべきです。品質を向上できない場合は、マーカーのトラッカー パラメーターを調整してみると良いでしょう。検出に失敗する場合、検出のしきい値を下げることができます。トラッキングが不安定な場合は、トラッキングする特徴の数とポーズ フィルターを調整します。
画像トラッカーは低品質のマーカーで動作しますか?
Kudan 画像トラッカーは、低品質のマーカーでも動作しますが、トラッキング品質が低下する可能性があります。ネイティブ SDK には、低品質のマーカー向けにトラッキング パラメーターを細かく調整するためのいくつかのコントロールがあります。
ArbiTrack とは?
Arbitrary Tracking (任意トラッキング) の略で、カメラ画像の任意の部分をトラッキングするための Kudan AR 独自の SLAM ベースのトラッキング ソリューションです。任意の部分は、新たに視野に入ってきた部分を含むカメラ画像全体にしたり、人物などのより狭い領域に制約することができます。ArbiTrack は、異なるビューポイントを必要とせず、即座に初期化します。特に、6 DoF で平面をトラッキングするのに適しています。
ArbiTrack はどのように動作しますか?
ArbiTrack は、環境内の特徴点をトラッキングして、それが周辺との関係においてどこにあるのかを把握します。これにより、トラッカーは現実世界でオブジェクトを正確に配置してトラッキングすることができます。
SLAM とは?
SLAM は、Simultaneous Localization and Mapping (位置推定と環境マップ作成を同時に行うこと) の略です。カメラは動き回りながら周辺のマップを描画して、見ているものと作成したマップを比較してワールド空間における自身の位置を計算できます。
ArbiTrack と SLAM の違いは何ですか?
ArbiTrack は、デバイスを異なるビューポイントに移動することなく即座に初期化します。特に、遠景、床、壁などの平面でうまく動作します。SLAM は、トラッキングが失われた後でも認識可能な環境のマップを作成するのに適しています。